合同・一般労組全国協 勝利感に満ちて大会 鈴コンに続き組織拡大へ

週刊『前進』06頁(2653号02面02)(2014/10/20)


合同・一般労組全国協
 勝利感に満ちて大会
 鈴コンに続き組織拡大へ

(写真 鈴コン分会の大勝利と画期的な組織拡大をかちとって定期大会を開いた【10月13日 東京】)

 10月13日、東京都内で合同・一般労働組合全国協議会第6回定期大会が開かれた。代議員36人と傍聴・来賓をあわせて70人が参加し、大会は成功裏にかちとられた。
 大会のハイライトは東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利報告だ。全国協の代表であり鈴コン分会書記長である吉本伸幸さんが、「有期雇用だろうがなんであろうが勝てる! 胸を張って組織しよう」と代表としてのあいさつを行うと、万雷の拍手がわいた。
 来賓あいさつに立った動労千葉の川崎昌浩執行委員は「鈴コンの勝利は労働者全体の勝利です。この勝利を全体に広げるのが今後の課題。11・2労働者集会への渾身(こんしん)の決起を訴えます」と発言した。動労水戸の池田学執行委員は「第2、第3の鈴コンをつくり組織を拡大しよう」と訴えた。全国労働組合交流センター副代表の岩本正治さんは「鈴コンの勝利は2千万非正規労働者の金字塔だ」と述べた。
 鈴コン闘争支援共闘会議代表呼びかけ人の花輪不二男さんは「鈴コン勝ったぞ! 5人の団結が崩れなかったことが勝利の鍵。誇らしくてあちこちでしゃべっている」と述べた。動労千葉OB会会長の永田雅章さんは「鈴コン共闘会議、ストライキ会議で若い人と一緒に闘っている。組織拡大で民営化・外注化阻止を。明るく楽しく闘って腐りきった世の中を変えよう」と訴えた。
 全国水平同盟杉並支部の狩野正幸さんは「高槻市は昨年何の理由もなく植木団地からの追い出しを通告してきた。高槻市富田園芸協同組合の仲間は全国水平同盟高槻支部を結成し新たな闘いを開始した」と報告した。「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の狩野満男さんは「星野奪還は労働運動の奪還とひとつの闘い。全証拠開示100万人署名運動を労働組合の取り組みに」と呼びかけた。そして、全員で「ソリダリティ」を合唱した。
 第6回を迎えた全国協の大会だが、これほど多くの来賓を招いての大会は初めてだ。鈴コン闘争を支援し連帯してくれた人びとと勝利を謳歌(おうか)しながらの大会だった。
 大会の第2のハイライトは、関西の仲間からの、高槻富田の植木団地の人びとが2日前に労働組合を結成して立ち上がった闘いの報告だ。大阪北部ユニオン、関西合同労組は植木団地の仲間と固く連帯して闘うと宣言した。
 ふくしま合同労組の市川潤子委員長は「9・11郡山闘争を自らの闘いとして闘った。今日は全国協の力を実感している」と述べた。福屋解雇撤回闘争当該の広島連帯ユニオン・谷口恭子さんは「外注化は労働者の誇りを奪う。外注化は労働者を部分にしてしまう攻撃だ。労働運動の力で奪われたものを奪い返す」と決意を表明した。
 運動方針を満場一致の拍手で採択し、11・2集会に全力で決起することを確認した。全国協傘下の30労組の団結を固め、勝利感にあふれる大会となった。
(合同・一般労働組合全国協議会事務局長 小泉義秀)
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