11・2へ全国からうねり 国鉄集会さらに熱おび

週刊『前進』06頁(2653号02面01)(2014/10/20)


11・2へ全国からうねり
 国鉄集会さらに熱おび

宮城 国鉄決戦勝利で戦争と民営化うち破ると決意

(写真 「JR本体と外注会社の労働者を組織することにJR体制打倒の水路がある」と勝利の展望を語る動労千葉の田中委員長【10月10日 仙台市】)

 10月10日に開催したみやぎ労働者集会は、70人の結集で成功しました。
 仙台市職労・社会福祉協議会支部の青年と婦人民主クラブ全国協の仲間が司会を務め、みやぎ連帯ユニオン委員長が主催者を代表してあいさつに立ち、7・1閣議決定を強行した安倍政権に対し国鉄決戦の勝利で労働組合の階級的再生をかちとり、戦争と民営化を打ち破る決意を語りました。
 メインの講演で動労千葉の田中康宏委員長は「2千万人の青年が年収200万円以下のワーキング・プアという非正規職にたたき込まれ生きられない現実は、国鉄分割・民営化から始まった。だから国鉄分割・民営化が強制した現実を転覆することに、動労千葉はこだわり続けてきた。国鉄分割・民営化を契機に日本労働運動は後退に次ぐ後退を強いられてきた。しかし、もう我慢がならないという怒りが全国でわき上がっている。安倍の戦争に対する怒りもあふれている。これをすべて11月集会に結集できれば、闘う労働運動をよみがえらせることは可能だ」と訴え、10・1ストライキが切り開いた地平に確信をもって、大量退職によるJR体制大再編といよいよ対決し、破綻するJR体制を打ち破り勝利する展望を全面的に提起しました。
 全金本山労組の長谷武志副委員長、仙台市職労保育所支部の青年、JP労組仙台東南支部の青年と、諸団体から決意表明を受けて、参加者全体の団結を打ち固めました。
(宮城・B)

新潟 動労総連合を軸に闘う労働運動の結集体を!

(写真 国鉄署名に取り組んだ労組の役員も参加し集会は大成功【10月11日 新潟市】)

 10月11日、新潟労働者集会が開催され、65人の結集で成功をかちとった。10万筆最高裁署名が新潟で7千筆に迫り、6割が労働組合の署名となっている。署名を積極的に担ってくれた労働組合の複数の役員も参加し、活気ある集会となった。
 主催者あいさつを国鉄闘争全国運動・新潟の坂場信雄共同代表が行い、国労新潟県支部執行委員の星野文男さんが基調報告を行った。「戦争と革命の時代の中で国鉄闘争がますます重要になってきている。全国で動労総連合を結成していく。闘う労働運動の結集体をつくろう。そのために国鉄闘争全国運動・新潟を立ち上げたい」と今後の具体的課題を鮮明に提起した。
 次に田中康宏動労千葉委員長が講演した。「外注化のアキレス腱は安全の破壊だ。私たち動労千葉は10月1日、外注化阻止のストを打ち抜いた。労働組合こそが集団的自衛権や戦争と闘うべきだ。闘う労働組合をつくる可能性と条件はつくられている。11・2集会にすべての力を結集してほしい」と語り、1時間にわたる講演に参加者全体が引き込まれた。
 闘いの報告と決意では新潟市再任用解雇撤回裁判原告の斎藤実さんと弁護士、教育、医療、JR関連企業、新潟地域一般労働組合、JPの労働者が次々と登壇して発言し集会は大いに盛り上がった。

東海 三重で二十数年ぶりの国鉄集会開き飛躍誓う

(写真 動労水戸の辻川副委員長の講演で労組をよみがえらせる立脚点をつかんだ【10月4日 津市】)

 10月4日、三重県津市で東海労働者集会を20人で開催し、戦争と民営化の安倍を打倒する労働組合の新しい共闘を、国鉄闘争を軸として開始することができました。三重で国鉄集会を行うのは二十数年ぶりです。
 動労水戸の辻川慎一副委員長が講演し、「3・11以降、多くの人びとが生きることと命の意味を深く問い直し、7・1以降、戦争と戦後の真実と虚偽、悲しみと怒りを深く問い直し、人生選択と歴史選択を開始している」「すべての虚偽を自らの団結した闘いで打ち破った時、一人ひとりが存在の大きさに目覚め、生まれ変わる。人間を共同性において生かしきるための核心的武器が労働組合であり、世界の労働者はひとつの階級になる。11・2集会に結集を」と訴えました。
 東海では解雇撤回・JR復帰10万筆署名への取り組みが教労、自治労を中心に支部や職場ごとの形で始まり、最高裁段階では署名に多くの労組の共感が集まりました。
 7・1閣議決定直後の2日、各高校の正門前で制服の自衛官が入隊案内を直接生徒に配布し、生徒の個人宅に三重県と県教育委員会の連名の入隊案内が郵送されるという事態が起きました。これに対し教育労働者は「教え子を戦場に送るな!」という原点に立ち返り決起を始めています。
 集会は東海の労働運動の大きな飛躍を誓う場になりました。
(動労千葉を支援する会・東海 K)

スト打ち抜き11・2総決起へ 東京2カ所で集会

三多摩の集会は10月4日、八王子市内で行われ40人が結集した。動労千葉OB会の永田雅章会長が10・1ストの意義を提起し、国労新宿駅分会の労働者が駅業務外注化の実態を暴いた。国労豊田電車区分会の中村幸夫さんが「職場で闘い青年を組織しよう」と基調報告。介護職場で働く青年が1人夜勤導入反対のストに立つと決意を述べ、民間バス労組の青年労働者、郵政非正規ユニオンの齋藤裕介委員長、新組合結成に向かう医療労働者などの発言が続き、11・2集会への総決起を誓い合った。
東京中部の集会は10月4日に行われ30人が集まった。JP労組東京銀座支部の星野勝紀さんが基調を提起。動労千葉の山田繁幸執行委員の10・1スト報告に続き、解雇と闘う郵政労働者、ユニオン東京合同・全日本育成会分会などが発言した。中部労組交流センター青年部が1万人結集実現の決意を述べた。

四国に動労総連合つくる 愛媛で国鉄闘争集会

(写真 民営化・外注化・非正規職化と絶対反対で闘うことを確認した【10月13日 松山市】)

 10月13日、松山市で愛媛国鉄闘争集会が行われ、初めての仲間も参加して成功しました。
 基調報告をする予定だった動労西日本の大江照己委員長が台風で参加できずレジュメが代読されました。「『動労総連合を全国に』は可能性のある大衆への発信です。四国にも動労総連合をつくろう。JRと関連会社の労働者に呼びかけ、それが実現すれば、社会は激変します。そのとっかかりが11・2です」という熱烈なアピールです。
 国鉄闘争全国運動・愛媛の会の事務局から解雇撤回10万筆達成とJR労働者の組織化が提起されました。JP労組や愛媛県職労の組合員、民間の現場からの発言があり、11月集会への決意と団結を固めました。
(国鉄闘争全国運動・愛媛の会事務局 H)

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