オスプレイ訓練やめろ
　百万人署名・山梨など 北富士駐屯地に抗議

　10月４日、とめよう戦争への道！百万人署名運動・山梨連絡会、郡内地区連絡会、山梨合同労働組合の労働者、学生、住民は、陸上自衛隊北富士演習場でのオスプレイ飛行訓練に反対して、演習場ゲート前で抗議行動を展開しました。「オスプレイ絶対反対！」の横断幕を掲げ、30分にわたり「北富士でのオスプレイ飛行訓練反対」「戦争訓練許すな」と声を限りに訴えました。その後、北富士駐屯地に移動し、オスプレイ飛行訓練に抗議し中止を申し入れました。対応に出た駐屯地当直に３団体の申入書をそれぞれ読み上げ、手渡しました。
　８月20〜21日に北富士演習場で行われたオスプレイの飛行訓練では、演習場の管理規則に違反する夜間訓練、民家上空の低空飛行など県民の生活を脅かす事態が発生。10月４日の演習は天候を理由に中止となりましたが、18日にも訓練をやると報道されています。北富士で訓練が恒常化していくおそれがあります。
　ＭＶ22オスプレイは米海兵隊の垂直離着陸機です。固定翼機とヘリコプターの両方の機能をもち、これまでのＣＨ46輸送ヘリに比べ巡航速度、兵員と物資の搭載量とも数倍の性能をもっています。空中給油が可能であり、１回の空中給油で沖縄から朝鮮半島、中国東部、南中国海をノンストップで往復できます。
　米オバマ政権は東アジア重視の戦略を打ち出しています。オスプレイは侵攻作戦に不可欠な輸送機であり、海兵隊の訓練は朝鮮、中国、東アジアへの戦争訓練です。北富士演習場を再び、朝鮮戦争、ベトナム戦争のときのように出撃基地とすることは許されません。
　オスプレイは沖縄県民の猛反対の中で配備されました。普天間基地撤去、辺野古新基地建設反対を闘う沖縄県民との連帯が求められています。
　米軍の「自衛」と称したイラク、シリアへの空爆、これを支持する安倍政権は許せません。集団的自衛権を行使しようとする安倍と闘い、15年自衛隊のオスプレイ導入、佐賀空港配備に反対しましょう。私たちは北富士忍草（しぼくさ）母の会の闘いを引き継いで、北富士演習場撤去まで闘います。
（山梨・Ｍ）

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▼北富士忍草母の会　富士山麓（さんろく）の入会地（いりあいち）を米軍演習場として奪われた山梨県忍野（おしの）村忍草の農民が60年安保闘争の中で結成。沖縄・三里塚と結び、米軍と自衛隊の軍事演習に「富士を朝鮮・中東へつなぐな」と着弾地に座り込むなど体を張って闘った。