団結ひろば 投稿コーナー
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『50年史』下巻店頭に「革命」の文字躍る! 東京 三条則之
10月1日、動労千葉が偉大なストを闘ったこの日、もう一つの画期的なできごとがありました。革共同50年史『現代革命への挑戦』下巻が書店で発売されました。東京新聞朝刊の1面には広告が掲載。商業紙のど真ん中に「革命」の文字が躍りました。動労千葉のスト総決起集会後の高揚も冷めやらぬなか、さっそく都内の書店に足を運びました。
神保町の書店を始め、平積みにしている書店も多数。上・下巻セットで置いている書店も。斬新なカラー・海老茶色の表紙、392㌻の重量感、「革命」「中核派」の大胆な文字。見劣りしない迫力を感じました。
同時に気づいたことは、7・1後、書店の社会・政治系のコーナーが一変していることです。在特会や田母神などの右翼ファシストらの思想を体現した書籍が大量に発行されています。「嫌韓」「ヘイトスピーチ」といった排外思想が金もうけの道具にされています。排外主義をあおる役割を書店が担わされています。
これらは労働者階級の安倍政権への怒りと危機感をそらすための、カネにモノを言わせた国策とも言える事態だと感じます。
下巻の刊行は、「戦争か革命か」をかけた激しいバトルだと実感しました。ぜひ書店に足を運んでみてください。
戦争犯罪抹殺はかる排外主義宣伝許さぬ 東京 田宮龍一
「山手線に、朝日新聞の悪口が書かれたおそろいのTシャツを着込んだ集団が乗っていた。気持ち悪い。あれは何?」という知人からの問い合わせがあった。調べてみると、これは右翼メディア「チャンネル桜」が呼びかけて9月20日に行われた「朝日新聞解体、山手線1周マラソンラリー」と称する企画だった。
「読まない、買わない朝日新聞」「〈従軍〉慰安婦は朝日新聞の捏造」と書かれたTシャツを着た数十人の集団が、朝日新聞社前で「抗議集会」を開いたあと有楽町駅から山手線に乗り込み、無言で1周。彼らの自画自賛報道からも、「気持ち悪さ」は十分伝わる。
この悪質デマ宣伝を許すことはできない。彼らは朝日新聞への集中攻撃によって、「慰安婦」にされた女性たちの存在を歴史から抹殺しようとしているのだ。
彼らが鬼の首でも取ったように騒いでいる最大ポイントは「吉田清治証言がうそだったと朝日が認めた」ことだが、「自分が慰安婦を暴力的に連行した」とする吉田証言が虚偽であることは、小生が小林よしのり「戦争論」を批判する冊子を書いた99年ごろすでに、関係者において周知の共通認識であった。このことは、日帝が侵略戦争遂行の上で、朝鮮半島を始めアジアの女性たちを「慰安婦」として強制的に動員したという歴史的事実を、いささかも否定するものではない。
日帝の戦争犯罪を直視すること抜きに、国際連帯の発展もない。朝日の失策に乗じて歴史を偽造する排外主義キャンペーンを、断固粉砕しよう!
Tさんの逝去を悼み職場で組織拡大誓う 東京東部 風 実
先日、『前進』を定期購読していた車いす障害者のTさんが亡くなりました。Tさんは、脳性麻痺者で障害者運動でもリーダーでしたが、元は自治体職員で総評時代の市職労の活動家でした。
06年第1次安倍政権の時に戦争について討論して、国鉄分割・民営化や動労千葉の闘いや総評解散以降の労働組合について議論を重ねるうちに、動労千葉派の労働運動を応援してくれるようになりました。11月集会にも参加しました。
3・11後にTさんは「障害者のためだけの運動はもう考えたくない。今は、そんなことじゃ良くないんだ。原発のこと、世界のこと、労働者階級として考えたい」と言ってました。一緒にマルクスの文献や『前進』を読み、意見交換するのが面白かったです。
自分も今、障害者事業所で雇い止めされ、解雇撤回闘争を闘ってますが、Tさんはその利用者でした。新自由主義経営を批判し、がんばれと応援してくれました。職場に労働組合をつくり党を拡大させたことを見せる前に、逝ってしまったのは悔しいですが、70歳を超えて「『前進』が言ってることが一番正しい」とカンパと定期購読を欠かさなかったこと、職場の話ができたことは絶対に忘れません。Tさん、僕もがんばるから天国で見ててくださいね。
千葉市で星野絵画展来場者に共感広がる 千葉・星野文昭さんを取り戻す会 西岡哲
9月14〜16日の3日間、千葉市の総合施設「きぼーる」で星野絵画展を開催しました。星野文昭さんの絵24点と暁子さんの詩を中心に、フクシマ避難プロジェクトの保養の写真も展示しました。3日間で319人が来場し、14日の暁子さんのお話は「文昭と私の共に生きてきた28年の愛と団結」という題で、40人が参加しました。
今回、カラーチラシ2千枚を街頭署名行動や千葉地裁前で配ったり、市内の労働組合などを中心に100カ所余りに送りました。受け取りは良く、500枚増刷するほどでした。
絵の持つ力をあらためて感じました。初めて出会う方から「柔らかい温かい絵です」「心が澄んでいるから澄んでいる絵が描ける」などの感想をいただきました。どんな言葉よりも、たちどころに星野さんの無実を分かっていただけます。全国の無数の人びとと結びつく可能性を感じます。
暁子さんのお話では、8月の大阪の八尾北・西郡での絵画展で、強制立ち退きと闘う8家族の皆さんが「星野さんの闘いがあるから自分たちも闘える」と語られたということが印象的でした。
全国再審連絡会議は、2010年代中期に星野さんを取り戻そうと、全証拠開示・再審開始を求める100万人署名を開始しています。40年、無期懲役囚として囚われている状況をこれ以上そのままにできません。今回の絵画展を、100万人署名につなげます。