ラジカルに、党派的=階級的に闘い、11・2集会1万人結集へ 大原武史
週刊『前進』08頁(2651号05面01)(2014/10/06)
ラジカルに、党派的=階級的に闘い、11・2集会1万人結集へ
大原武史
(写真 国鉄労働者を先頭に全国から650人が参加し闘われた9・11郡山闘争)
大恐慌の深まりのもとで、全世界で戦争情勢が激化している。日帝・安倍政権は7・1閣議決定で「戦争する国」へと大きくかじを切った。他方、戦争と民営化、非正規職化、奴隷労働への労働者階級の怒りと闘いは全世界で燃え上がっている。まさに〈戦争か革命か〉の世界史的な大激動の時代が到来しているのである。今こそプロレタリア世界革命の勝利を目指して、国鉄決戦を基軸に階級的労働運動と党建設、国際連帯の闘いを一体で進めよう。この10月、各地の国鉄集会を成功させ、11・2全国労働者集会(日比谷野音)の1万人結集を実現するために全力で闘おう。
〔1〕国鉄闘争に総決起し全国に動労総連合を
イギリス・スコットランド、スペイン・カタルーニャなどの分離・独立運動が示していることは何か。それは大恐慌下で、帝国主義間・大国間の争闘戦が激化しつつあるだけでなく、ブルジョア国家の統一性そのものが崩壊と分裂の危機に直面していることである。これ自体、分断と競争と格差で延命を図ってきた「新自由主義」の必然的帰結であり、崩壊の現れである。中国スターリン主義の内部でも被抑圧民族や労働者人民の暴動・ストライキが激化している。まさに世界は大恐慌のもとで、世界史的な大激動に突入している。さらに「アラブ民主革命」を通じた人間的・全的解放への希求とパレスチナ解放闘争、帝国主義のイラク・シリア空爆と中東戦争の泥沼化は、反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命以外に労働者階級人民の解放の道がないことを示している。
同時に、「エジプト革命」(11年)のその後の展開やシリア情勢は、プロレタリア革命の勝利・完遂への厳しい教訓をも示している。それは、労働者階級の強力な革命党の形成による団結した闘争と、全人民の深く圧倒的な支持の形成なしには革命・蜂起の勝利はきわめて困難だということである。歴史的激動の中にあっても、一時的な憤激や高揚に流されたりしないで、勝利の路線・道筋を確信をもって据え切り、どんな困難も突破してプロレタリア革命の勝利に向かってひたすら前進することである。革命党と党員の厳然たる責任をしっかりと見据えよう。
このような戦後世界体制の劇的崩壊の最も決定的な動因こそ、戦後世界体制の基軸をなしてきたアメリカ帝国主義の崩壊であり、また最弱の環である敗戦帝国主義=日帝の凶暴化である。安倍政権による7月1日の集団的自衛権行使の閣議決定(憲法9条の破棄)は、「戦争放棄の国」から「戦争する国」への歴史的転換を刻印した。日帝は経済的・体制的危機に追い詰められながら、不正義の侵略戦争を「国家の自衛権」の名で必死に居直り、帝国主義強盗戦争に参画しようとしている。それ以外に資本家階級が延命する道がないからだ。しかし、それ自体が日本労働者階級人民とアジア人民の深い怒りに火をつけている。他方、米帝は、日帝の侵略戦争に対するアジア人民の深い怒りに便乗し、争闘戦的に日帝をたたき、日米安保を通じて米帝の利益となる方向で日帝を動員しようとしている。反米極右の安倍政権との間で、日米争闘戦は決定的に激化している。
体制内左派の屈服と総破産が進んでいる
今日の階級情勢の決定的な特徴は、7・1閣議決定の大反革命のもとで、階級闘争の前進をめぐって、階級的労働運動派と体制内勢力すなわち社会民主主義や日共スターリン主義との大激突、党派闘争が激化していることである。最大の攻防としてあるのは、日帝・安倍の国家主義・排外主義の攻撃にあらゆる「体制内派」が闘えず、屈服を深めていることである。
この間の軍隊慰安婦や福島原発事故報道をめぐる「朝日新聞」バッシングの核心問題は何か。それは、労働者階級人民の改憲と戦争への怒りと闘いを圧殺し、戦争・原発再稼働へ突進しようとする安倍政権の一大反革命である。その根底には、労働者階級人民の深い怒りと決起によっていつ打倒されるかもしれないという、日帝・安倍政権の恐怖が存在する。
しかし、これに当該の「朝日」を始め、社民勢力やスターリン主義勢力がまったく対抗できず、屈服を深めている。これまでの「戦後民主主義」的な、階級関係の相対的な「安定」期にあぐらをかき、その延長線にしか自己を描けない「朝日」や体制内左派の総破産がさらけ出されている。これこそ「戦前の再来」であり「新たな戦前」の実相なのである。
「朝日」の破産は同時にまた、田中優子(法大総長、法大学生運動弾圧の張本人)らエセ「進歩的文化人」の破産であり、国労革同・民同・諸党派の破産であり、すべての体制内勢力と日共スターリン主義の破産である。彼らは四分五裂しながら、人民を惑わし、ペテンにかけ、帝国主義ブルジョアジーの前に労働者人民を差し出していく存在でしかない。
このような勢力の危機・消滅に「悲嘆する」ような立場に、われわれはみじんも立たない。問題は、〈階級的・根底的な武装と闘争こそが本格的に求められる時代が来たのだ〉という認識、時代観をしっかりと持つことである。そして、われわれ階級的労働運動派、革共同こそがラジカルに登場し、宣伝・扇動し、党を打ち立て、生き抜くことを土台に、怒りをひとつに束ねていくことである。労働者階級と全人民の党の鮮明な登場と屹立(きつりつ)こそ、現情勢に対する階級的、核心的な回答なのである。
われわれは黄金なる稲穂の時期に半世紀の歴史的死闘を実らせ、ついに今『革共同50年史―現代革命への挑戦』上下巻を完成させた。この日本労働者階級自身の歴史と到達地平をとことんはっきりさせ、ここを拠点に党と労働者階級の闘いの前進をかちとっていこう。
労働者の党派選択に積極的にこたえよう
階級的労働運動と「党と労働組合の一体的前進」を先進的に実践している地区ならば、どこも等しく直面している問題だと思うが、この間のいわき―水戸における日共スターリン主義の破産と凶暴化は、動労水戸および革共同との激烈な闘争、党派闘争として激化している。日共スターリン主義は、権力になり代わって労働者階級とその党に襲いかかっている。それは党と労働組合を分断し労働者の上に党を置くスターリン主義の根本的破産をわれわれが徹底的に突いて闘っているからである。「党と労働組合の一体的建設」という中野洋同志(動労千葉前委員長)とともに闘い取ってきた革共同の到達地平が今、日共スターリン主義と体制内左派の反階級性と破綻を無慈悲に突き出し、闘いが前進しているのである。『現代革命への挑戦』の刊行は日共やカクマル、体制内諸党派に最後的に引導を渡すことになるだろう。したがって、この密集する反動への回答は、国鉄闘争を基軸に階級的労働運動路線をとことん前進させることであり、これを通じて「党と労働組合の一体的建設」を強力に推進することである。ここにすべての人民の支持と結集を実現していくことである。
【建交労を脱退して厳しい資本との攻防に勝ち抜いて来た関東の運輸産業の労働組合が、近県に影響力を拡大している。運輸産別では、資本と癒着する建交労幹部=日共の腐敗した姿がはっきりと突き出されている。また首都圏のJR職場においては革同=日共系労働者が9・11郡山闘争に参加している。このように巨大な階級分岐の中で、深く党派的=階級的な流動化が起きている。多くの労働者が巨大な規模で党派選択を自らの問題とし始めているのだ。これが現在の階級攻防のラジカルな実相だ。】
国労は今や「帝国主義労働運動」に転落した
われわれは2010年代中期階級決戦を、ブルジョア国家と労働者階級の激突を軸に〈階級選択、党派選択の時代〉として据え切り、党的=階級的な集団的「小蜂起」を敢行している。こうして確実に影響力を拡大し、戦列を強化・拡大していくのである。それが2014年決戦の基調である。最大の決戦は国鉄決戦である。この間、国労本部は10年「4・9反革命」(国鉄闘争の裏切り的政治和解)や、職場における外注化攻撃との一切の闘争放棄、この夏の国労大会や組合員資格訴訟、9・11郡山闘争への圧殺策動に示されるように、権力・資本への度し難い屈服と手先化を深めている。
だから、言うまでもないが9・11郡山闘争は、国労の復権や登場を目指す闘いなどでは、断じてなかった。「闘う国労」の幻想こそが、国鉄労働者の階級性と自己解放性を奪い続けてきたことを、今こそはっきりさせるべきである。外注化と被曝労働の先兵になり果てている国労に1ミリでも幻想を持つようなことがあれば、その瞬間に、非正規化と人間破壊的な強労働にさらされている青年労働者に一切通用しなくなる。9・11郡山闘争の先頭に立った動労千葉と動労水戸の青年労働者のすさまじい苦闘と決起に、われわれは全力でこたえなければならないのだ。それは「動労総連合を全国につくろう」ということである。
9・11郡山闘争は、退路を断ち労働者階級の攻防の最前線に立つ革共同としての登場であり、党派選択の突きつけとして闘いぬかれた。党は、国労であろうが東労組であろうが、労働者を率いて断固として闘争する。そのぎりぎりの点において党派選択と労組選択の決断がなされていくのである。今日の動労千葉と動労水戸は、組合の分離独立や、分割・民営化阻止闘争に示されるように、動労カクマルと命がけで激突し、国労内「体制内左派」の全面屈服を突破して闘ってきた地平に屹立しているのである。
国労が歴史的に破産し瓦解・崩壊の危機を深める中で、「体制内」労働運動からもっと自覚的に権力・資本の手先となる「帝国主義労働運動」に転落していることは完全に明らかである。今、戦後体制とその支柱に対する幻想と虚偽を鮮烈に突破することにわれわれの決定的な任務がある。すべての労働者同志、とりわけ国鉄戦線の同志は、党と労働組合の組織化の最先頭に立とう。真に団結しよう!
レーニンは、歴史の急激な転換点に立って、新しい情勢に適応せず昨日は正しかったが今日は無意味になったスローガンに固執することを厳しく批判した。そして、革命を受け身で待つことも、また必要な過程を飛び越えて過熱してしまう傾向をも批判した。この世界史的激動、「戦争か革命か」の時代に、人間として共産主義者として本質的に何が求められ、局面的には何をなすのか。社会の動きや同志たちの実践が切り開いていることを根底的に受け止め、熟考し、討論し方針を形成しよう。これを基本スタンスとしよう。
党と党員の発する言葉は、ますます重みを持っていく。党の方針と党員の言葉は人びとの生死を決め、全人民の命運・プロレタリア革命の帰趨(きすう)がかかったものとなる。このことを厳しく肝に銘じよう。
たとえば、獄中40年の星野文昭同志(徳島刑務所在監)を先頭とする獄中闘争は、「獄中の党」の形成という先駆的問題をも課題としている。命のぎりぎり、闘いのぎりぎりの局面においては、党と同志の存在と闘いこそがその精神と肉体を支え、勝利を切り開くのである。9・11郡山闘争においてわれわれが根底的に開示したものは、この党の存在である。すべての同志は共産主義を原理的にはっきりさせよう。動労水戸の青年は、9・11闘争を先頭に立って闘う中で、自ら「党」をつかんだのである。
〔2〕中期階級決戦の核心は労働組合の奪還だ
日帝支配階級の国家暴力を前面に押し立てた攻撃は、すべての体制内中間主義勢力の解体を激化させ、彼らは四分五裂しながら無力化していくことは確実である。労働者階級の断固たる闘争を軸とする党の屹立は、日帝支配階級の階級解体攻撃を断固として粉砕しつつ、「体制内」諸党派の分岐・解体を推し進めることをとおしてブルジョアジーとプロレタリアートの非和解的な対立構造を鮮明にする。この闘いが、すべての人民と全社会に、階級選択としての党派選択を、深く広く推進していく。全人民が人間として生き生活していくことと、帝国主義の世界支配とは、全世界的に両立しなくなっている。しかし、労働者人民の根底的怒りと意識の変化をひとつに束ねて、帝国主義打倒に向けて組織することは、プロレタリアートの断固たる階級的闘いを通じる以外にないのである。2011年「3・11」以来の、とりわけ今年の決戦において動労千葉・動労水戸を先頭に党があらためてはっきりさせたことは、このことである。
「党と労働組合の緊密な連携・一体的建設」の地平において、断固として路線的・戦略的なストライキ闘争を闘うことが、帝国主義に分断され、苦悩し、深く怒るすべての人民を鼓舞し、ひとつにしてともに立ち上がることを生み出す。われわれは党的、組織的実践においてここをあらためてつかんだ。
2010年代中期階級決戦の基軸はプロレタリアートの断固たる闘いであり、労働組合の奪還であり、ストライキ闘争と街頭闘争の発展である。実際に、外注化攻撃に本気で怒る現場労働者は、ストライキで闘う労働組合を必然的に、心から求めるのである。9・11郡山闘争における動労水戸の19人の組合員のスト突入と26人の結集は、郡山総合車両センターのとりわけ青年労働者への熱い連帯と強烈なアピールを込めた階級的決起である。この闘いに断固として続こう。
「捨て置けない現実」への深い怒りと激情
外注化による労働者の分断、協働性の解体、命と安全の軽視と低賃金・非正規化の進行は、労働者の不満と怒りを深めると同時に、「現実は変わらない」という敗北感をも往々にして強制する。協働は分断と競争に変えられ、人間的連帯を求める労働者の「反抗」は、資本の「従順」の強制により排除の対象とされ、孤立化する。こうして労働者階級人民の怒りの高揚は、そのまま臨界点を迎えて爆発するのではなく、「強行」と「分断」への敗北感から後退をも生じさせる。しかし労働者階級の闘いは、不屈の革命党の存在と闘いによって、次の大きな高揚と勝利を準備していくのである。そうして労働者階級がマルクス主義に基づく不屈の党の意識性によって「不敗の階級」となり、蜂起に向けて巨大な反撃と蜂起の陣形を形成していくのである。それはまた党建設と職場の拠点建設(細胞と労働組合、あるいはフラクション)の前進による物質的根拠をもって、労働者の深く巨大な選択と闘いとして発展していく。
労働者階級人民の勝利は党によってもたらされる。党の団結こそが全国・全世界の労働者人民をブルジョア支配打倒に向けた巨大な力としてひとつにしていく。この相互性において党と党員は、自らの直接的境遇や一切の弾圧、直接的な死をもこえていくのである。レーニンが言うように、労働者階級人民の支持こそが不屈・非転向の闘争を貫徹する「党の規律」の土台である。戦前の日共の総転向的敗北は、まさに労働者階級人民の闘いの上に党を置いたスターリン主義の帰結としてあることをあらためて肝に銘じよう。
だからこそまず何よりも、人間として、労働者として、そして共産主義者として「絶対に捨て置けない現実」への深い怒りと激情こそが大切なのである。それなしに、労働者人民の胸に火をともしていくことはできない。
JRの外注化阻止決戦は、「7・1」情勢下における「第2の分割・民営化」阻止決戦である。同時にこの闘いは、今日の日帝の中枢を形成している安倍・葛西体制=ブルジョア国家との頂上決戦である。だからこそ崩壊の瀬戸際に立つ国家と体制内左派・日共・カクマルが総がかりでわれわれに襲いかかってくるのである。この構造をはっきりさせよう。
葛西敬之(JR東海名誉会長)こそ1980年代に国鉄職員局次長として中曽根の国鉄分割・民営化攻撃の先兵となり、労働者20万人の首を切り、不当労働行為の先頭に立ち、200人もの労働者を自殺に追い込んだ極悪の人物である。動労千葉、動労水戸はこの葛西と真っ向から対決して30年間闘って、組合の団結を守り抜き、葛西に勝利してきたのだ。この動労千葉、動労水戸と団結してともに闘うことは、外注化阻止決戦の勝利の道であり、葛西・安倍のJR体制を根底から粉砕する道である。9・11郡山闘争はその不退転の闘いとして貫徹したのである。
〔3〕党・組合の一体建設で勝利の陣形つくろう
「7・1情勢」とは、階級選択と党派選択の時代の到来である。このことを中央労働者組織委員会論文(本紙2647号4面)で徹底的にはっきりさせてきた。2014年決戦は年初の都知事選決戦から、大きな路線的前進をかちとっている。とりわけ7・1閣議決定に対する7〜8月闘争、そして8・17日比谷大集会を大きな転換点として、『前進』読者網建設と党員の獲得・組織化の闘いは明白に拡大基調に乗り始めた。それを決定的に確認できる。しかし現状に甘んじることは一切許されない。重要なことは、思想と路線で団結し、次々と戦線を押し広げている同志たちが自らの実践を総括し教訓化し、報告活動を通じてそれを全党に普遍化し、さらに深く戦略的に拡大していくことである。そこに時代と情勢に対応する、まさに宝のような方針が埋まっているからである。
全国32カ所の国鉄集会は、国鉄決戦を基軸とする階級的労働運動と国際連帯を貫きながら、結集するすべての人を「時代の主人公」として思想的・路線的に獲得する闘いである。この国鉄集会を、11・2全国労働者集会(日比谷野音)の高揚を先取り的に実現する構えで取り組もう。「一方通行」の集会ではなく、集会の成功のために徹底討論し、広く意見をまとめ、参加者の共同の力でともに集会を成功させよう。時代と情勢に対応する路線を水路に、深く広く労働者階級と呼吸を合わせ、自己自身をさらに変革していく構えで全力で取り組もう。まず問われるのは自分自身である。労働者同志が最先頭で責任を取り、勝利しよう!
革命勝利へ向け軍隊と獄中、全戦線に党を
中央委員会と細胞、地区党(プロレタリア独裁陣形の現在的な党細胞建設)と産別委員会(全国性・国際性における職場細胞の打ち立て)の建設を、党中央と一体で全面的に推進しよう。その勝利の鍵は労働者指導部の団結が握っている。2010年代中期階級決戦は、階級的労働運動の展開を軸に、すべての戦線で全人民的な党の建設を求めている。軍隊の党、獄中の党、農民の党、反戦・反基地・反原発をめぐる住民の党、在日滞日人民の党、障害者や女性、高齢者、青少年等々において、党建設の圧倒的な強化が求められている。この間、かちとってきた中央委員会を先頭とする全党の団結と一致が、全戦線にわたる党建設の条件と勝利の展望を大きくつくり出している。労働者階級の組織化を軸に、人として生き抜くすべての闘いの中に党は組織されるのであり、それは労働者階級としての任務である。今こそ思い切って飛躍しよう。新たな党組織の拡大・建設に思い切って打って出よう。
その意味で、星野闘争の位置づけを獄中の党建設と団結・奪還の闘いとして根底から据え直そう。獄中40年の星野文昭同志は中央指導部である。彼からのアピールは政治討論として向き合うべきである。
また、八尾北・西郡の住宅闘争の決定的勝利性を全党的にはっきりさせよう。そして群馬の「市東さんの農地を守る会」の踏み切りを水路に、動労千葉、動労水戸を先頭に、市東孝雄さんと三里塚反対同盟とのさらに強固な団結をつくるために奮闘しよう。
分割・民営化解雇のもう一つの実相は、転職者・解雇者の労働組合の建設にある。全党と解雇者は、労働組合建設と組織化の例外なき実践へ踏み込もう!
「動労総連合を全国に」の闘いを全力で推進し、各地の国鉄集会の成功をかちとろう。その力をもって11・2労働者集会の1万人結集をかちとるために、この10月を決戦的に闘おう。