9・27ソウル 朴政権と全面対決 〝カネより命・安全〟掲げ

週刊『前進』08頁(2651号03面03)(2014/10/06)


9・27ソウル
 朴政権と全面対決
 〝カネより命・安全〟掲げ

(写真 「聖域なき真相究明」「特別法を制定しろ!」などを要求する1万余の参加者【9月27日 ソウル市庁前広場】)

 9月27日、ソウルでは「コメ全面開放阻止!」を叫ぶ農民大会、「カネより命、カネより安全―医療・鉄道民営化に反対する生命と安全の波」第5次集会が開かれ、セウォル号特別法制定要求の国民大会と続いた。
 「食料主権を放棄するパククネ政権糾弾!」の怒りが集まった農民大会に参加した民主労総のシンスンチョル委員長は、続く民営化阻止集会で「政府は時が過ぎれば忘れるだろうと錯覚しているようだが、われわれは闘い続ける。〝カネより生命と安全〟の世界をつくろう」と訴えた。保健医療労組は10月末、民営化阻止ストに突入することを明らかにし、医療連帯も民営化の一環である付帯事業を中断に追い込んだ闘いを報告した。
 午後5時、市庁前のソウル広場は「大統領は責任を取れ」「聖域なき真相究明!」などのプラカードを手にした1万人の労働者、学生、市民、農民で埋め尽くされた。
 韓国国会は5月以来、91法案が積み残されたままで、与党セヌリ党が「企業だったら破産だ」と泣き言を言うほどパククネ政権は危機的だ。民主労総を先頭にパククネ政権打倒へと闘いが進んでいる。労働者の国際連帯が真価を発揮する時代の到来だ。
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