闘いは進む 青年の職場から 自治体 外注化に反対し共に9・11郡山集会を実現 福島 加藤 湊

週刊『前進』06頁(2650号03面04)(2014/09/29)


闘いは進む 青年の職場から
 自治体 外注化に反対し共に9・11郡山集会を実現 福島 加藤 湊


 10月1日のJR郡山総合車両センター(郡山工場)外注化に対し、福島の青年労働者は自分たちの問題として取り組み、9月11日の集会まで闘ってきました。
●社会の閉塞感打破へ
 その中で議論された中身は、正規・非正規、福祉や自治体、農民などさまざまな労働者がいる中で、国鉄分割・民営化から始まった新自由主義の流れが現在の社会の根本を規定しているということです。
 賃金は上がらず労働強化は年々進み、税金や社会保険料だけが毎年上がっていく時代。それに対して連合や全労連などの既成労働組合幹部は、闘うどころか資本に屈服し、そのせいで社会全体に閉塞(へいそく)感が漂っています。その状況を転換できる最大の決戦場が国鉄決戦です。
 JR北海道の事故問題など、国鉄分割・民営化の破綻が顕在化してきている中、国鉄闘争全国運動に追い詰められたJR当局は、外注化攻撃で闘う労働組合をつぶさないと延命できないところにきています。逆に言えば、この外注化決戦に労働者が勝てば、国鉄決戦に勝利できるところにきているのです。そして、その決戦の場が今回の郡山工場だと思い、闘ってきました。
●基地を見学し交流会
 9月11日に向けて、郡山工場前でのチラシまきや郡山駅前での街頭宣伝、労働相談などを行ってきました。
 その中で、9月6日の郡山車両基地まつりでは実際に郡山工場の労働者がどのような仕事をしているのか知るために、JRの仲間に案内してもらい、基地を見学するイベントを開催しました。同じ仕事をしている労働者が、会社が違うだけで賃金や労働条件を差別されている状況を見て、外注化の矛盾を再認識しました。
 見学の後は交流会を開催しました。9月11日に向けて「郡山工場の労働者に参加を呼びかけるんだったら昼休みにも何かしたほうがいい」など、さまざまな意見が出ました。それを受けて当日の動きを再検討し、9・11の集会・デモを橋本さん、動労総連合の青年たちと一つになって成功させることができました。
 9月11日には多くの仲間が郡山に来てくれました。この紙面をお借りしてお礼を言いたいと思います。
 福島の青年労働者は今後も10月1日の郡山工場の外注化を阻止し、国鉄決戦勝利、非正規職撤廃、新自由主義打倒のために闘っていきます。11月集会に上りつめましょう。

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