10・１動労千葉外注化阻止ストへ
　11月総決起で安倍打倒を
　米帝のイラクシリア大空爆と日帝の参戦許すな！10・21国際反戦デーへ

　全国で国鉄集会を闘い取り、11・２労働者集会へ一路邁進（まいしん）しているすべての仲間のみなさん！　職場と地域で安倍政権に怒りをたぎらせつつ、資本と闘うすべての労働者、そして読者のみなさん！　11・２集会を呼びかける中心労組の動労千葉は、10・１ＪＲ外注化阻止のストに決起します。動労千葉と団結してともに闘い、全国各地区の国鉄集会を大成功させ、11・２集会の万余の大結集へ全力で突き進みましょう。米帝のイラク・シリア空爆と日帝・安倍の「支持」＝参戦を弾劾し、10・21国際反戦デーを闘いましょう。11・２集会を軸とした11月総決起で安倍を絶対に打倒しましょう！

戦争と民営化・外注化にストライキで大反撃

　動労千葉は10月１日、列車の安全を守る基幹部門である検査修繕業務・構内運転業務外注化に絶対反対でストに立つ。
　これは全国・全世界の労働者との限りない連帯をもって、戦争と民営化の攻撃を打ち破り安倍を打倒する11・２労働者集会への大結集を呼びかける渾身（こんしん）の決起だ。ストには革命のヒドラが宿っている。極右超反動の安倍政権は凶暴だが、本質的に脆弱（ぜいじゃく）でグラグラだ。戦争・民営化反対と安倍打倒をかけて11・２集会に総決起しよう。
　第一に、動労千葉の10・１ストはＪＲの業務外注化を絶対に許さない闘いだ。外注化は労働者を分断し、非正規職化し、熟練が必要な業務をまともな教育も技術継承もなく外注労働者に押しつけ、安全を完全に崩壊させる。ＣＴＳ（千葉鉄道サービス）では、８月に車輪転削業務で小指切断事故が発生したり、７月には銚子派出で床下作業中にブレーキが緩むなど、生命の危機に直結する重大事態が多発している。これらは外注化されていなければ起きなかった事態だ。
　動労千葉は、外注化を直ちに中止し、構内・検修業務をＪＲに戻せと要求している。これまでＪＲでさえ４年の経験を必要とした危険な構内入換業務を、ＣＴＳのプロパー労働者に１年半の速成教育でやらせることなど直ちにやめろと、労働組合として当然の要求をつきつけている。ＣＴＳの労働者をも組織して闘う動労千葉の反合・運転保安闘争は、労働組合が労働者と乗客の命を守る闘いを貫き、団結できることを証明している。
　第二に、10・１動労千葉ストは、全ＪＲ労働者の団結で外注化を止め、高齢者の雇用を確保し、分断されている青年労働者に団結して闘えば勝てることを職場で堂々と示し実践する重大な決起だ。国鉄分割・民営化と絶対反対で闘い、１０４７名解雇撤回を唯一貫き、外注化による雇用破壊・安全崩壊に対決し続けているのが動労千葉だ。同時に動労水戸は、被曝労働拒否をストで闘い、被災地住民との団結をもつくり出している。
　日帝・安倍を支えている軸は今やＪＲ資本であり、安倍政権は安倍―葛西（ＪＲ東海名誉会長）の体制だ。だがＪＲ体制は、この間の動労千葉・動労水戸や郡山工場の闘いと、他方での北海道や川崎事故で露呈した安全崩壊で追いつめられ、ボロボロ、グラグラだ。外注化の強行はさらにＪＲの危機を促進する。闘えば勝てる情勢だ。
　第三に、10・１動労千葉ストは、ＪＲはもとより全産別の労働者に、民営化・外注化・非正規職化と対決し、動労千葉・動労水戸とともに絶対反対で決起することが、団結を取り戻し、闘う労働組合を全国につくるただひとつの道であることを指し示す闘いだ。
　動労千葉・動労水戸と連帯し団結した９・11の郡山工場労働者の決起、動労総連合青年たちの決起は、本紙前号の報道特集をも通して全ＪＲ労働者、全産別の労働者に広く知られ、大きな衝撃と感動を生み出している。
　大恐慌と新自由主義の崩壊、そして７・１集団的自衛権容認の閣議決定という情勢のもと、日本帝国主義と安倍政権への怒りは、今や全国の職場と地域に満ち満ちている。これを解き放ち、11・２集会に向けひとつに結集する闘いの号砲が10・１動労千葉ストだ。
　労働者を信じ、その怒りとひとつになり、絶対反対と階級的団結の闘う路線で団結すれば、どこでも誰でも、動労千葉、動労水戸、郡山工場のように闘える時である。

動労千葉・動労水戸と一緒に闘い勝利しよう

　９・11郡山闘争の画期的地平は、ＪＲ体制打倒・国鉄決戦勝利に向け、いよいよ「動労総連合を全国につくろう」「組織しよう」という、きわめて攻勢的な方針への確信、現実性と可能性をはっきり提起している。
　９・11闘争で国労郡山工場支部の橋本光一さんは、国労本部などのあらゆる大反動と闘争破壊に抗し、「動労千葉、動労水戸と一緒に闘って何が悪い」と言い切り、断固として決起した。これに感動し全国から動労総連合の青年労働者を始め６５０人もの労働者人民が結集、合流し、ともに闘った。また何よりも工場内の労働者が、闘争圧殺を打ち破り、当局の監視をかいくぐって外注化反対への熱いエールを送り、呼応したのである。
　ＪＲ体制の危機のもとで、国労大会が示した国労本部のおぞましいまでの変質と劣化・崩壊、９・３国労組合員資格確認訴訟での超反動判決（それを「国労の主張は全面的に認められた」と賛美する国労本部！）は、ＪＲの全労働者が動労千葉、動労水戸と一緒になって闘い、全国で動労総連合に結集することこそ、民営化・外注化・非正規職化を阻止し、国鉄闘争に勝利する道であることを示している。
　９・11闘争の開いた地平に立ち切り、各地区国鉄集会と11・２労働者集会に向け、「動労千葉、動労水戸のような闘う組合をつくろう」「動労総連合に結集して闘おう」と、断固として、ねばり強く訴え続けよう。解雇撤回の国鉄10万筆署名の完全達成の闘いと、国鉄闘争全国運動の発展を武器として、各地区国鉄集会の成功から11・ ２集会へと攻め上ろう。

没落する米帝の絶望的巻き返しをかけた戦争

　世界大恐慌はさらに激化・深化し、新自由主義は総破綻・総崩壊を深めている。このもとで帝国主義間・大国間の争闘戦は、ウクライナ情勢、東アジア情勢を先頭に、軍事化・戦争化を強めてきている。圧倒的な力で世界を押さえつけてきた米帝の没落は、この情勢を激しく促進している。
　こうした中で米帝オバマは、没落からの絶望的な巻き返しをかけてイラク空爆を開始し、ついには「イスラム国」の壊滅を叫んで、最新鋭のＦ22ステルス戦闘機や巡航ミサイル・トマホークを総動員し、シリアへの大空爆に踏み切った。国連などもまったく無視し、「有志連合」なるものを組織し、「集団的自衛権」や「個別的自衛権」を振りかざして侵略戦争を合理化している。
　これに対して安倍は、「国際社会のイスラム国に対する戦いを支持する」と公言し、米帝のイラク・シリア爆撃に合流し、参戦しようと動き出した。７・１の集団的自衛権行使情勢とは、日帝・安倍が米帝や「有志連合」と競合しつつ中東や地球の裏側まで行って、帝国主義的侵略戦争をやるということだ。
　しかしオバマの「イスラム国」壊滅の侵略戦争は、「複数年」がかりの泥沼的・絶望的な戦争とならずにはおかない。それは大恐慌をさらに激化・深化させ、米帝の没落を加速させていく。中東を始め全世界的な階級的な怒りを爆発させ、世界革命情勢を促進する。
　米帝オバマのイラク・シリア空爆と日帝・安倍の参戦を断じて許すな！　今こそ10・21国際反戦デー闘争に総決起しよう。11・２労働者集会を頂点とする10～11月総決起で、侵略戦争参戦と改憲の安倍を絶対に打倒しよう。
　10・８―10・12の今秋三里塚闘争を、市東孝雄さんの農地死守と、イラク・シリア空爆反対の国際反戦闘争として闘い抜こう。９・23反原発闘争は１万６千人の大結集で圧倒的に高揚した。この力でさらに９・28川内原発再稼働阻止闘争に決起しよう。
　『前進』と『現代革命への挑戦』上・下巻を活用して闘おう。10・１動労千葉ストと各地区国鉄集会から、11・２集会へ進撃しよう。