金曜行動 再稼働の安倍に怒り 〝絶対許さない、譲らない〟
週刊『前進』06頁(2649号05面03)(2014/09/22)
金曜行動
再稼働の安倍に怒り
〝絶対許さない、譲らない〟
(写真 川内原発再稼働の策動に怒りが沸騰し安倍打倒の声があふれた【9月12日 首相官邸前】)
9月12日金曜日、恒例の反原発行動が首相官邸前と国会前で闘われ、約1200人が決起した。
この日は、とりわけ原子力規制委員会が10日に九州電力川内原発の再稼働に向けた審査書を了承したことに対する怒りがあふれた。
伊方で原発反対を闘っている男性が発言し、「こういうふうに3年間もがんばっている方たちがいることに驚きを感じましたが、ぜひこの活動を継続していってください。原発のある地元ではなかなか活動することができません。ただ私にも子どもがいます。黙っているだけではいけないと思いました」と、官邸前行動の意義を語り、ともに闘う決意を表明した。
火山の専門家6人が川内原発周辺での巨大噴火の危険性を指摘しているにもかかわらず、規制委員会が無視している現実を弾劾する声もあった。
中年の女性は、「私の娘は福島県二本松市で事故当時も今も働いています。事故の被害者です。当人もつらいけど、福島から遠く離れている家族もこの3年半、身を切られる思いで過ごしてきたのです。安倍首相は想像力がないから、再稼働に突き進むのです。絶対、私は許さない。譲らない。そしてここで抗議することをやめません」と静かな中にも怒りを込めて熱烈に訴えた。
いつも発言している女性は公開された吉田調書について触れ、「吉田所長は『原発事故がそこで抑えられたのは仏様のおかげだとしか思えない』と言っている」と、福島第一原発事故がまさに大破局寸前だったことを指摘した。
川内原発再稼働を絶対阻止し、11・2労働者集会の成功をかちとろう。
(K)