群馬で市東さん迎え集会 10・12三里塚集会へ参加誓う
群馬で市東さん迎え集会
10・12三里塚集会へ参加誓う
9月7日、三里塚反対同盟の市東孝雄さんを迎え、「市東さんの農地を守ろう」群馬集会が前橋市で開かれ、55人で大成功しました。
オープニングはスパングルズ。高階ミチさんの主催者あいさつの後、連帯のあいさつを、NAZENぐんまの女性と、群馬合同労組の須永副委員長と青年労働者が行いました。青年労働者の職場実態に会場全体が怒りに包まれる一方、その中から闘いが次々に起こり、三里塚闘争への参加を誓う姿は、市東さんの闘いの勝利性を確信させました。
群馬弁護士会で高山俊吉弁護士とともに闘う弁護士が、市東さんへの支援と7・1閣議決定弾劾を訴え、「安倍を倒せば閣議決定をひっくり返せます」と提起しました。
青柳晃敬さんの40分を超える基調報告は農地裁判の意義を明らかにしました。さらに、「7・1で激変した情勢に対応して、群馬・市東さんの農地を守る会の規約を改訂し、市東さんを直接支援する運動体に強化します」と宣言しました。
八ッ場ダム反対運動から特別報告が行われ、工事の惨憺(さんたん)たる現状と「市東さんが土地を売らず闘い抜いているすごさ」、それが全国のダム反対運動を励ましていることを報告しました。
大きな拍手の中で登壇した市東孝雄さんは次のようにあいさつしました。「成田でも福島でも、政府の攻撃は分断です。だから団結すれば勝てます。成田空港の新滑走路建設なんてとんでもない。今、各航空会社が成田から羽田にどんどん逃げています。追い詰められた空港会社が、格安会社への呼び込みに必死になって、事故も増えています。10月12日に現地集会をやります。ぜひみなさん、現地を見てください。成田の闘いは外国の反原発や農民運動、労働運動からも注目されています。11月には外国からも来ます。これからもよろしくお願いします」
市東さんの渾身(こんしん)の訴えに、参加者全員が大きな拍手で応え、現地集会への参加を誓いました。
県会議員、全国農民会議の小川浩さんのご家族などが、市東さんへのエールを送りました。青柳晃玄さんがこの日までに集まった35人分の会費を市東さんに渡して、団結を誓いました。
今回の集会へ向けて群馬・市東さんの農地を守る会は、「7・1閣議決定をどう考えるか」の論議を重ねてきました。その中で八ッ場ダム反対運動を切り崩したのが、後の4・9派だったことも明らかとなり、他者に依存したり、あいまいな運動では広がらないし勝てないことが討論されました。こうして「労農連帯をさらに強めよう。昨年来の反原発闘争、住民運動に加えて、国鉄闘争を始め労働組合にも呼びかけよう」と新たな挑戦に踏み出しました。
(群馬・田島)