団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2647号06面04)(2014/09/08)


団結ひろば 投稿コーナー

いわき市仮設住宅に『前進』号外千部配布 福島 真壁 悟

 8・17集会への結集を訴え、福島県いわき市内の原発事故避難者の仮設住宅に『前進』号外(8月11日付)のポスティングを行いました。
 お盆の期間中ということもあって、仮設住宅には人はまばらでしたが、千部の号外を配りきることができました。お盆は避難している方々にとって特別な時期です。この期間だけ、町村への一時帰宅やお墓参りが許可される自治体が多いからです。先祖のお墓の草刈りや掃除に熱心に取り組む方が多い一方で、一時帰宅制度自体が原発事故避難者への帰還強制の一環として利用されている側面もあります。福島のメディアでも、一時帰宅して「やっぱり自分の家がいいよね」と言う避難者の映像が繰り返し流され、原発で故郷を奪われた住民の真の思いは伝えられません。ふるさとへの郷愁すら住民分断として利用する安倍政権のどす黒い意思を感じ、怒りに堪えません。
 そのような中、動労水戸の竜田延伸阻止闘争をきっかけに知り合った住民の方と話す機会も持てました。「先祖が大自然と格闘し双葉郡を開墾したのと同じように、われわれもまた気の遠くなるような時間をかけて、放射能や汚染水と本気で闘う覚悟と団結が必要だ。そのためには、まず未来を担う子どもたち、そして原発の最前線で働く労働者を守らなければならん。だからこそ、福島切り捨ての国策と闘わなければいけないんだ」......その並々ならぬ決意に、私は国策と闘い続けている三里塚反対同盟の農民の方々と同じ闘志を強く感じました。
 8・17集会には、全国集会に初参加の合同労組の仲間と参加しました。集会の感想を聞くと、「3・11以降、自分がずっと感じていたことが総括されました」と。福島の地で原発事故への怒りを燃やし力強く命を守り続けている人びととともに、私も福島の団結の拠点としての階級的労働運動をさらに発展させる決意を新たにしました。

「防災訓練」を弾劾し相模原駅でビラまき 相模原市・婦民全国協 鶴田ひさ子

 9月1日、9都県市合同防災訓練が米軍相模総合補給廠(しょう)内で行われました。毎年幹事都市が持ち回りになり、今年は相模原市だというのですが、米軍基地内で行う訓練とは聞いたことがありません。それに安倍首相が来るという。
 7・1集団的自衛権閣議決定が行われた今年、日本が「戦争放棄の国」から「戦争する国」に大転換したもとでのことでもあり、黙っていることはできないと、婦民全国協・相模原と神奈川労組交流センター湘北ブロックの仲間で抗議・弾劾のビラを直近のJR相模原駅で通勤途上の労働者にむけて配りました。
 事前の「どんなビラにしよう?」との討論では、「〝7・1集団的自衛権閣議決定弾劾! 撤回させよう〟は入れよう」「〝米軍基地内での訓練など許せない! 防災訓練ではなくて戦争訓練だ!〟ということもはっきりさせなくては」「自衛隊の宿舎もあり、自衛官にも向けたビラにしよう」「国はウソをつく。国は労働者も民衆も兵士も守らない」「〝職場から戦争・民営化・非正規化に反対!〟を入れよう」「地区集会ビラも一緒にまこう」と多くの意見が出ました。
 いざビラまきに集合すると駅前はすごい数の私服・制服の警察官。私たちの宣伝に対して「ペデストリアンデッキは通路。交通妨害になるからビラまき禁止」と妨害に来ました。
 冗談じゃない! ここで何十年も朝ビラまきをやってきたんだ! 今日ダメとはなんだ」とやりあいながら断固貫徹。そこへ福島からの避難者が通りかかり、「福島の現実は声を上げるのだって大変なんだから、こういうこと(宣伝)の自由を少しでも狭めるようなことはやめて!」と言ってくれました。この抗議に権力はたじたじ。夕刻には「朝ビラをもらった。学習会に誘って」といううれしい電話もありました。
 これが7・1情勢だ。秋へのスタートを元気に切りました。

戦争の階級的本質を夏季特読みつかんだ 東京東部 葛葉戒斗

 「朝鮮人民・中国人民に対する戦争責任の居直りは、日本労働者階級人民に対する戦争責任の居直りと一体である」。夏季特別号で掲載されたこの一文こそ、今、最も職場や地域で訴える必要があると、強烈に実感し強い印象を受けました。
 階級的な視点を隠蔽(いんぺい)するための「一億総ざんげ」が国家によって刷り込まれ、その欺瞞(ぎまん)に対する歪んだ反発が、排外主義を受け入れやすくしている状況が、職場で散見されます。
 安倍政権の「集団的自衛権行使容認閣議決定」後、近隣諸国に対する悪罵と、この暴挙容認の声を職場で複数耳にすることとなり、どう排外主義と闘うべきか模索していました。
 戦争責任は、支配層・資本家階級にあるにも関わらず、「一億総ざんげ」は日本人民の怒りを本当の敵からそらす役割を果たし、血債主義は「批判と暴露」を抑える手段となっていました。
 革共同政治集会での基調及び、夏季特第1章「血債主義で隠されてきた、帝国主義とスターリン主義への根本的階級的な批判と暴露を徹底的に強化」が明確な回答となりました。
 日帝ブルジョアジーの真の姿、玉砕を命じ兵士が生きて帰れないようにした実態、これは安倍が起こそうとする戦争そのものの姿として明確に職場に暴露できます。
 また、この闘いを実践できるのは、資本と最前線で闘うわれわれだけなのです。職場闘争を進める上で、強く実感できました。

職場安全破壊許さず10・5ちば集会へ! ちば合同労組 綿貫 透

 7月1日の「集団的自衛権」の閣議決定で、戦争体制一色への動きに対して、労働者の怒りの決起が始まっています。
 それに先立つ本年2月から、柏市役所では「自衛官募集」の垂れ幕を掲げ続け、初日には制服姿の自衛官とともにセレモニーまで行っています。そして、自治体が住民基本台帳の閲覧を認めたことで、高校生の自宅へ自衛官の募集要項が発送されています。今後自治体や公立高校は、自衛隊のリクルーター常駐が問題になってきます。
 公共サービスの職場では「公務員バッシング」とも対峙しながら、みんな誇り高く日々労働しています。大幅な人員削減、交通事故、熱中症、病気休職者の増大、山積みの汚染焼却灰や被曝労働のこと......そして、どの職場でも、「正規職員を増やせ」は共通の声です。ぎりぎりの中で仲間同士協力しあい、業務をこなしてきたものを、指定管理者や丸ごと民営化によって職場の安全も雇用も最後的に破壊しようとしています。
 「闘いなくして安全なし」とは、国鉄(JR)で闘ってきた動労千葉の長年のスローガンです。それは、「どんな攻撃にも、団結して労働組合で闘えば勝てる」ということでもあります。
 国鉄分割・民営化から27年にわたり解雇撤回・外注化(業務委託)反対を闘う動労千葉と、ブラック企業「牛丼のすき家」でストライキを闘い一世を風靡(ふうび)したちば合同労組の両労組が「10・5安倍政権打倒・ちば労働者集会」を呼びかけています。ここには長年闘ってきた信頼できる仲間がいます。集会に参加して、現場の様子や苦悩を報告し合い、団結固めていこう。
 職場で殺されてたまるか! 戦争で殺されてたまるか! 闘いなくして安全なし! 安倍打倒!
(10・5ちば労働者集会/10月5日(日)午後1時~/会場 千葉市美術館講堂 千葉市中央区中央3―10―8)

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