再稼働策動に怒り７千人
　８・30国会前大集会
　〝一刻も早く安倍政権倒そう〟

　安倍政権が川内原発の再稼働を狙う中、８月30日午後５時から「再稼働反対　国会前大集会」が行われ、７千人が結集して闘いぬいた。前日29日の金曜行動を中止してこの日に集中となり、国会正門前と、そこから３方向の歩道上は年配の人や青年、子ども連れの若い母親などで埋めつくされた。「再稼働するな！」「安倍倒せ！」の怒りのコールがとどろいた。
　オープニングの演奏に続いてスピーチが始まった。反原発団体の男性は「全国の原発立地を回りましたが、原発が止まってほとんどの人が喜んでいます。反対運動も盛り上がっています。どこも集会に集まる人数が以前の２倍から５、６倍です。デモ行進に道路の両側から多くの歓迎の手が上がりました。こういうことは初めてです」と、全国の原発立地での怒りの高まりと闘いの高揚を紹介した。
　若い男性は「安倍首相は原発を再稼働しようとし、海外にも輸出しようとしています。こんなこと許せますか！　一刻も早く安倍政権を打倒しましょう！」と声を張り上げた。子どもを持つ若い母親は「世界中の母親たちは同じ気持ちです。世界のどこにも原発はいらないです。日本と世界から原発をなくしましょう。みんなで子どもを、未来を守りましょう」と訴えた。高齢の女性は「私たちは絶対にあきらめるわけにはいかない。福島第一原発事故は今も収束していません。今こそ、私たち一人ひとりの命の力で安倍を蹴飛ばしましょう。原発をなくすまで頑張りましょう」と呼びかけた。
　集会では、安倍政権が「ヘイトスピーチ規制」を口実に首相官邸前や国会前などでの抗議行動を弾圧しようと策動していることにも怒りが沸騰した。これを先頭で推進しようとする自民党の高市早苗に対し「安倍とともに高市もやめろ！」の声が上がった。
（Ｈ）