川内原発の再稼働を許すな 9・23反原発集会へ

週刊『前進』06頁(2647号05面02)(2014/09/08)


川内原発の再稼働を許すな
 9・23反原発集会へ


 さようなら原発1000万人アクションなどが主催する「川内原発再稼働するな! フクシマを忘れない! さようなら原発☆全国大集会&大行進」が、9月23日午後0時30分から東京・代々木公園で行われる。全力で結集しよう!

原発は絶対に廃絶あるのみ

 安倍政権が年内にも九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働を狙っている緊迫した状況だ。絶対に許すな!
 原発は廃絶以外ありえない。原発は燃料のウランの採掘から使用済み核燃料の処理まで被曝労働を不可避とする。労働者の体をぼろぼろに破壊し命まで奪うのが原発なのだ! さらに使用済み核燃料は半永久的に放射線を出し続ける。
 しかもいったん事故が起これば破滅的な事態となることを福島原発事故が衝撃的に示している。事故は今も進行中だ。汚染水問題の「解決」は失敗続きであり、全面的な海洋放出まで策動されている。廃炉の予測さえつかないのが現実だ。
 また事故は福島などを放射能で汚染させ、現在も約13万人が避難している。104人もの子どもが甲状腺がんと「疑い」のあることが明らかとなった。被曝はがん以外の病気も引き起こす。福島と全国の人民の命に関わる深刻な事態だ。
 原発の再稼働など到底許されない。安倍が現在たくらんでいる川内原発は火山に囲まれ、いつ爆発するかもしれない。加えて「避難計画」は要介護者を切り捨てた許しがたいものであり、「計画」自体も空論である。住民は放射能で死んでもよいというのが安倍や資本家の本心なのだ。

8・17大集会の継承・発展を

 安倍がこれほど凶暴に再稼働に執念を持つのは、世界大恐慌と争闘戦の軍事化が急進展する中で原発輸出と核武装に突き進むためだ。「戦争をする国」への大転換を宣言した7・1集団的自衛権閣議決定と原発再稼働は完全に一体の攻撃だ。
 だが3・11と7・1は労働者人民の意識を一変させ、新自由主義下で苦悩を強いられてきた青年労働者など、全世代の怒りを解き放った。「怒りの声は社会の隅々に広がり、誰もが根底からの変革を求めて」(8・17日比谷宣言)いる。
 楢葉町民の高線量地帯への帰還強要、そのために策動された常磐線の竜田駅までの延伸に反対し、動労水戸はストライキで闘っている。勝利の道は動労水戸のように職場から立ち上がり、闘う労働組合をよみがえらせることだ。動労水戸の闘いは、国労郡山工場支部に引き継がれ、9・11郡山集会の成功に向け闘いは進んでいる。
 フクシマの怒りを共にし、ふくしま共同診療所を発展させ、子どもたちと福島の人たちを守ることが必要だ。
 8・6広島―8・9長崎の闘い、そして8・17大集会の成功を継承し発展させ、9・23を再稼働、改憲、戦争と闘う集会として成功させよう。安倍を打倒し、川内原発再稼働を阻止しよう!

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川内原発再稼働するな! フクシマを忘れない!
9・23さようなら原発全国集会&大行進
 9月23日(火) 代々木公園
 (JR山手線原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅)
 午後0時30分 オープニングライブ
 午後1時 トークライブ(集会後デモ)
 主催/さようなら原発1000万人アクション他

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