婦民全国協30周年集会 安倍打倒へあふれる決意 〝労働者階級の一員として〟 新自由主義と闘い女性解放を

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週刊『前進』08頁(2646号07面01)(2014/09/01)


婦民全国協30周年集会
 安倍打倒へあふれる決意
 〝労働者階級の一員として〟
 新自由主義と闘い女性解放を

(写真 川添編集長の「30周年アピール」に聞き入る参加者【8月24日 東京・杉並区】)

(写真 あいさつする三浦正子代表)


 8月24日、婦人民主クラブ全国協議会の結成30周年記念集会が東京・杉並で開催され、全国の会員・読者や共闘など100人が結集しました。新自由主義への怒りを解き放ち、安倍政権の7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定と真っ向から対決し、戦争への突進を社会の根底からの変革=革命へと転化するために、安倍を打倒しようという決意あふれる集会となりました。

分離独立し絶対反対貫く

 集会は三多摩支部の会員の司会で始まりました。第1部の最初に三浦正子代表があいさつに立ち、「絶対反対を貫き闘い、分岐・亀裂も経てきたが、それを通して婦民全国協への信頼をいただいてきました」と確信と感謝を込めた言葉を述べ、「労働者階級の一員としての女性の闘いがあらゆるところで生きていくよう、信頼に足る婦民であるよう、これからも奮闘していきます」と決意を語りました。
 続いて、「新自由主義と闘う女性解放闘争を闘いとってきた30年」と題したスライドが上映されました。
 1984年の婦民本部派からの分離独立の契機となった旧婦民38回大会での闘いの写真に始まり、北富士での婦民全国協結成大会、三里塚闘争や国鉄分割・民営化とストライキで闘った動労千葉と連帯する闘い、男女雇用機会均等法制定―労基法改悪絶対反対の闘い、新自由主義の始まりだった中曽根政権との対決を正面から掲げた闘い、そして今年1月の福島支部結成から3・11福島行動に至る闘い――次々とスクリーンに映し出される場面は、今ここにすっくと立つ婦民の仲間と運動に確信を持たせるものでした。
 次に、「30周年アピール」を、婦民全国協の新聞『婦人民主クラブ』編集長の川添望さんが提起しました。「『女性の解放は労働者階級の解放にあり』と掲げてきた婦民全国協は、今日の資本主義の終わりを、『命より金もうけ』の政治からすべてを奪い返すチャンスと受け止めて、闘いぬく」ことをはっきりさせ、「階級的労働運動と国際連帯で、今こそ職場で、地域で、国鉄闘争を軸に全力で組織を拡大する」と高らかに宣言しました。会場から賛同と決意を込めた大きな拍手が起こりました。

共に歩んだ共闘から発言

 第2部はギター演奏と歌で始まりました。三里塚反対同盟の歌、北富士忍草(しぼくさ)入会(いりあい)の歌、星野文昭さんを取り戻すための歌、そして世界の労働歌。大合唱となり会場はひとつになりました。
 続いて各界から連帯・共闘のアピールです。
 三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんは、83年の脱落派との「3・8分裂をも超えて、一貫して国家権力と闘いぬいてきた歴史はともにある」と表明。動労千葉からは繁沢敬一副委員長と家族会の山田佐知子会長が発言し、婦民全国協の分離独立に先立つこと5年前の79年に動労本部から分離独立した歴史を振り返り、「それ以来ともに歩いてきた」と語りました。
 3・11福島反原発行動実行委の椎名千恵子さんは、「2011年の経産省前での出会い以来、絶対反対の闘う路線で意気投合し、福島支部結成をともにかちとってきた」と述べました。
 憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉さんは、「今時代を動かしているのは私たちの闘いであることに確信をもとう」と労働者人民の闘いが世の中を動かしていくと激励しました。星野文昭さんのメッセージを携えた星野暁子さんは、ともに歩んできた道を話しました。全国水平同盟杉並支部の狩野正幸さんが西郡の闘いを報告し、全国労組交流センター女性部長が3・8国際婦人デー闘争をともに闘いとってきたと発言しました。
 連帯のあいさつの最後に全学連の斎藤郁真委員長が登壇し、「生まれる前の結成の話だが、今の法大・田中優子総長などとの闘いの始まりが日本共産党やフェミニズムや体制内派との分岐にあったことがわかった」と発言しました。米独をはじめ多くの闘う仲間からのメッセージが届いていることが紹介されました。
 いよいよ婦民各支部の出番です。全国の支部・会員が次々に立って、支部の紹介と決意を表明しました。どの発言も、それぞれの特色にあふれつつ、しかし新自由主義と絶対反対で闘うこと、階級的団結と国際連帯を貫き職場・地域に拠点をつくる点で固く一致した内容でした。
 最後に、関西ブロック代表の山本美知子さんが集会宣言(別掲)を読み上げ、団結ガンバローの後、インターナショナルを歌い幕を閉じました。

全国総会で組織拡大方針

 記念集会に先立つ23、24日の2日間、婦民全国協第31回全国総会が開催されました。昨年からの闘いを総括し、7・1を受けて「戦争か革命か」の時代、チャンスが到来したととらえて、戦争・原発・首切りと闘い、組織拡大へ、14年度方針を徹底討議しました。
 議案の提案は鶴田ひさ子事務局長が行い、福島支部、広島支部の特別報告に続く討論と組織拡大をテーマにした分散会を通じて、全支部から全会員が発言しました。
 昨年の総会で決定した「国鉄闘争を軸に自分の職場・地域に階級的労働運動をつくりだすこと、国境を越えた団結を生み出すこと、福島支部を結成する」を1年間格闘しやりぬいたことが総括され、勝利できる実感をつかんで7・1情勢に立ち向かい、全力で新聞を増やし組織拡大をしようとの方針を確認しました。
 9・11郡山闘争、11月労働者集会の大成功へ力を尽くし、反原発、三里塚・沖縄、星野闘争を闘い、来年の杉並区議選過程での杉並支部の組織拡大を誓い合いました。

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