仙台や京都からも参加者
　８月22日、官邸・国会前行動
　〝安倍内閣打倒し原発なくそう〟

　８月22日の首相官邸前、国会前での金曜行動は東北や関西からの参加者も加えて勢いを増し、「安倍内閣打倒」も呼びかけられた。
　「安倍晋三は原発やめろ！」「川内原発再稼働反対！」。激しいコールに続き、官邸前でスピーチが始まった。
　宮城県仙台市から参加した男性は「今、宮城県では国が３自治体に指定廃棄物の最終処分場を押しつけようとしていることに対し、大きな反対の声が起きています。原発の再稼働を進めながら、処分場を押しつけるのは矛盾があります。再稼働は矛盾を拡大するだけです。なんとしてもやめさせましょう」と訴えた。
　毎回参加している高齢の女性は「安倍首相！　あなたが原発再稼働や輸出を進めていることに、私たちは心の底から怒っています。これは全人類に対する挑戦です。今まで核開発がどれだけ命を侵害してきたか。私たちは世界の反核を願う人たちとともに『再稼働は阻止するぞ！』と声を上げ続けます」と張りのある声で宣言した。
　京都から参加した若い夫婦が発言に立った。男性は「今、福島の子どもたちの保養キャンプをやっています。福島原発は収束していません。これ以上核の廃棄物を増やすことも反対です。子どもたちを犠牲にしないでください。原発はなくすべきです。再稼働は反対です！」と言い切った。続けて女性が「事故が起こるまで原発のことは知りませんでしたが、原発は勉強して知れば知るほど、本当に恐ろしいものだと思っています。みなさんが毎週ここに集まって抗議していることを、京都で本当にありがたく思っています。官邸・国会前の抗議行動に声援を送っています」と熱い共感を表した。
　さらに年配の男性が「原発は反対だ。原発は反対だが、そのためにも安倍をやめさせなければならない！　こんな最悪の政治家をやめさせよう。原発反対と安倍内閣打倒をやろう！」と声を張り上げると、「そうだー」の声があちこちから起こった。
（Ｈ）