9・11郡山に駆けつけよう 国労八王子支部豊田運輸区分会・中村幸夫さんが訴え
9・11郡山に駆けつけよう
国労八王子支部豊田運輸区分会・中村幸夫さんが訴え
国労八王子支部豊田運輸区分会の中村幸夫さんが現場の仲間に9・11郡山への決起を呼びかけたビラを転載します。中村さんはかつて4党合意が強行されようとした2000年7・1国労大会に抗議して不当逮捕され、それを口実に乗務を降ろされ草むしりなどを強制されました。中村さんは直ちに労働委員会・裁判闘争に決起し、09年3月乗務復帰・完全勝利をかちとりました。国労がまったく闘わない中で、闘えば勝てることを示した貴重な経験の持ち主です。(編集局)
国労組合員のみなさん。JRのすべての労働者のみなさん。私もエルダー社員として、出向先の茅ケ崎ラスカで、低賃金・労働強化を強いられていますが、国労組合員の誇りをもって分断に負けず闘いぬいています。
いま現場では、怒りが渦巻いています。JRは「会社の発展」といい、外注化や労働強化を押しつけていますが、国労本部は「闘っても無駄」とJRの言いなりになっています。
しかし、国労の中から大きな火の手が上がろうとしています。国労郡山工場支部の闘いです。郡山工場支部のビラを見てください。10月1日に実施されようとしている外注化への戦闘宣言です。「私たちはあきらめない。不利なことばかりが目につくけれど、私たちは前を向いて歩く。今こそ示そう私たちの明確な意志を」(集会宣言)と訴えています。これは、「私は国労だ。資本と闘う」と思い続けてきた仲間の共通の気持ちだと思います。「JRの安全破壊を許さない!」と思い切って声を上げよう。9月11日、郡山に駆けつけよう。
■震災・原発爆発、外注化と闘ってきた郡山工場支部
福島県民は、3年前の大震災、原発爆発という人類史上最悪の災害、事故と闘ってきました。JRは昨年夏、郡山工場に被曝列車K544の検修を強要しました。この列車は放射能高濃度汚染地帯に放置されていた列車で、動労水戸が被曝労働拒否のストライキで検修を阻止してきました。郡工支部は、福島の地で「被曝労働拒否」を掲げて闘い、猛暑の中でも防護服を着て作業に当たりました。青年はこの業務に就かせないことをJRに認めさせました。
この職場の団結を破壊するため、JRは機器着脱作業などを10月から外注化しようとしています。通常は10年の経験が必要な熟練作業を、わずか3カ月の見習いで子会社に丸投げしようというのです。誰が見ても、やれることではありません。デタラメにもほどがあります。そして事故・故障が起きれば、現場労働者の責任にします。工場の労働者は、だれ一人として、こんな外注化に賛成していません。
■9月11日、郡山工場に駆けつけよう
国労郡山工場支部の仲間たちは、ついに決断しました。こんな安全破壊の外注化は断じて認められない。支部の総力をあげて外注化を阻止するぞ!と。そして強制出向の内示が出る前の9月11日に、工場を包囲する大行動をたたきつけようと、全国の闘う仲間に結集を呼びかけています。
7月31日〜8月1日の国労大会では、単一体としての国労を解体して連合に合流し、国労の名称も変える方針を出しました。安倍の戦争強行を尻押しする方針で断じて認めがたいものです。
国労郡山工場支部の仲間は「10・1外注化阻止決戦が爆発すれば全国の国労に波及し、国労が変わる。郡山工場の組合員の苦悩は、JRの労働者すべての苦悩だ。郡山工場支部が突き抜けたら全体が突き抜ける」と決意を述べ、「ストライキを認めろ」と国労本部に要求しています。
郡山工場支部の決起を断固支持し、9月11日、郡山工場に駆けつけよう!
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国労組合員資格訴訟(判決)
9月3日(水)午後1時10分東京地裁527号法廷
判決報告・国鉄闘争総決起集会
午後6時30分 文京区民センター
主催 共に闘う国労の会