闘いは進む 青年の職場から 国鉄 郡山工場の10・1外注化阻止へ全力疾走 福島労組交流センター 郡山市 倉岡雅美

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週刊『前進』06頁(2645号03面03)(2014/08/25)


闘いは進む 青年の職場から
 国鉄 郡山工場の10・1外注化阻止へ全力疾走
 福島労組交流センター 郡山市 倉岡雅美


 「反対じゃなくて阻止だよな」これは、外注化に向けた国労郡山工場支部組合員の方の声です。私たちとともに闘っている橋本光一さんの職場(郡山総合車両センター・車体科機器着脱部門)で10月1日から外注化が強行されようとしています。
 外注化阻止に向け、郡工支部ではさまざまな取り組みがされています。その一つに先月16日に支部主催の「外注化阻止公開学習会」が開催され、私も参加しました。講師は動労総連合の出向無効確認訴訟を担当している森川文人弁護士です。
 組合員の方が積極的に質問している姿とその内容から、「阻止したいんだ。どうすればいいんだ」という怒り、葛藤、苦悩が入り交じったような感情がビシビシ伝わってきました。組合員の方の〝本気さ〟と〝真剣さ〟を直接実感した日となりました。弁護士が講師なので、当然ながら偽装請負や下請け企業の違法性を問う質問が出るわけですが、「おかしさの根本を忘れずに声を上げることが大事」「外注化を自然災害のように受け止めないこと」「労組の分断が狙いだから団結することが大事」と法律論だけではなく、すべての質問に対して一つひとつ事の本質を突く内容で返答した森川弁護士。
 副委員長の学習会のまとめは「現場はみんな『イヤだ』と思っているが、どうしてみんなで『イヤだ』と言えないのか。そこが難しいところですが団結してやっていけば進むことができるのかなと思います。がんばっていきましょう」というものでした。最後は参加者みんなで団結ガンバロー。日頃、門前でビラを渡している組合員の方と一緒にこぶしを上げられたことの喜びと同時に、あらためて身が引き締まった思いです。
 その後の組合の議論では「本当に阻止するためには事前通知(9月17日)前に山場をもっていかないとダメだべ」という声が上がったそうです。そこで9月11日に外注化阻止集会が呼びかけられています。
 福島労組交流センターやふくしま合同労組でも門前ビラまきだけではなくて、何かできることはないかということで、郡山駅前での労働相談を受けながらの街宣や、地域の職場まわりも始めています。10・1外注化阻止に向けて地区の仲間みんなが集中し、全力疾走しています。互いに変革と飛躍を求め、かちとり合いながら、全体で前進しています。
 全国からも9・11への参加よろしくお願いします。
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