2014年日誌 7月29日〜8月11日 米がイラク北部を空爆/長崎の被爆者・城臺さんが閣議決定を批判
2014年日誌 7月29日〜8月11日
米がイラク北部を空爆/長崎の被爆者・城臺さんが閣議決定を批判
●中国前最高幹部を立件へ 中国共産党は胡錦濤政権で最高指導部にあたる政治局常務委員を務めた周永康・前党中央政法委員会書記を重大な規律違反の疑いで立件を決めた。(29日)
●イスラエル軍が最大規模の攻撃 イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ全域に対し、これまでで最大規模の攻撃を実施した。8日からの死者は1156人に達した。(29日)
●検察審、東電元会長ら「起訴相当」の議決書公表 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、東京第五検察審査会は、東電の勝俣恒久元会長ら元幹部3人について業務上過失致死傷罪で「起訴すべき」(起訴相当)とする議決書を公表した。(31日)
●環境省が除染の目安を実質緩和 環境省は、市町村が行う除染の進め方について、これまでの空中の放射線量に基づく推計よりも、住民一人ひとりの被曝線量である「個人線量」を重視する新方針を打ち出す。(1日)
●イスラエル軍、大部分が撤退 ガザに侵攻しているイスラエル軍が地上部隊の大部分をガザから撤退させたとイスラエルメディアが報じた。(3日)
●防衛省が防衛白書を公表 防衛省が公表した2014年版防衛白書は、中国や北朝鮮に強い警戒感を示し、集団的自衛権行使容認など防衛力強化の必要性を説いた。(5日)
●袴田事件の証拠、一転開示へ 1966年の「袴田事件」で、犯行時の着衣とされていた「5点の衣類」の発見直後のカラー写真のネガを、検察側がこれまで「ない」としてきた主張を撤回し、今後開示することに。(5日)
●8・6広島で安倍首相に被爆者が「閣議決定撤回を求める」 安倍首相は広島市で平和記念式典に出席後、被爆者団体代表との会合に出席。被爆者が集団的自衛権の行使容認に「戦争のできる国にするものだ。閣議決定の撤回を求める」と抗議。(6日)
●すき家、1人夜勤解消へ 牛丼チェーン「すき家」を営むゼンショーホールディングスは、過酷な深夜の1人営業「ワンオペ」を9月末でやめ、2人以上にすることを決めた。(6日)
●処理汚染水の海洋放出計画 福島第一原発の汚染水問題で、東電と政府は放射性物質を含む地下水を浄化処理して海に流す計画を地元漁協に説明した。処理した汚染水を海に流すのは原発事故後初めてで、地元からは「判断が拙速ではないか」の声。(7日)
●ロシアが報復措置、欧米食品の1年間の輸入禁止 ロシア政府は、ウクライナ危機を巡る欧米などの制裁への報復として、食料品の輸入を今後1年禁止すると発表した。(7日)
●米、イラク北部を空爆 米国防総省は、米軍がイラク北部で「イスラム国」の移動式の火砲に対する空爆を実施した、と発表した。(8日)
●長崎の被爆者・城臺さんが首相を批判 長崎市の平和公園で原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。出席した安倍晋三首相の目の前で、被爆者代表の城臺美彌子さんが「憲法を踏みにじる暴挙」と集団的自衛権行使を容認した閣議決定を痛烈に批判。(9日)