民主労総を迎え連帯集会 解雇撤回・非正規撤廃を 日韓で新自由主義と闘う
週刊『前進』06頁(2644号04面04)(2014/08/18)
民主労総を迎え連帯集会
解雇撤回・非正規撤廃を
日韓で新自由主義と闘う
(写真 日韓の労働者が解雇撤回、非正規職撤廃へ連帯し肩を組んでインターナショナルを歌う【5日】)
8月5日午後、「解雇撤回!非正規職撤廃!日韓連帯集会」が、広島連帯ユニオンと合同・一般労組全国協議会の主催で開かれた。開会に先立ち、会場の東区民文化センター大ホールのスクリーンには、韓国大邱(テグ)の城西工団労組、慶北大学病院労組の非正規職撤廃闘争のビデオが映し出された。
集会は、広島連帯ユニオン草津病院支部と群馬合同労組の労働者の司会で始まった。開会あいさつに立った広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が広島での日韓連帯集会開催の意義を確認し「国鉄運動を引っさげて韓国の労働者と熱烈に連帯していく」と語った。
同労組青年部長の被爆三世・宮原亮さんが基調報告を行った。「大邱・慶北から非正規職・未組織労働者、外国人労働者の組織化を闘っている民主労総の同志たちが参加しています。私たちと同じ闘い、同じ苦闘をしている同志たちとともに学び、心をつないでいきましょう」と紹介し、「韓国の同志たちとともに8・6ヒロシマから安倍打倒の火柱を上げよう!」と力強く訴えた。
民主労総から公共運輸労組医療連帯本部大邱支部非正規組織局長のパクソヨンさんが、慶北大学病院での実践をふまえ、非正規職闘争では、正規・非正規、職種を問わず一つの組織で闘うこと、正規職労組が闘う労組であること、指導部が責任を取り切ることが重要だと指摘し、「07年に地域産別労組として医療連帯をつくり、13年には正規職・非正規職の共同ストライキで非正規職労働者の解雇撤回をかちとりました」と報告した。
合同・一般労組全国協議会から東京西部ユニオン委員長で鈴コン分会書記長の吉本伸幸さんが特別報告に立ち、「鈴コン分会闘争は分断された数千万の非正規労働者自身が団結を取り戻す闘いです。国鉄闘争と一体となって職場・地域・産別で闘う労働組合をよみがえらせ、発展させる闘いです。戦争阻止、原発再稼働阻止、JR検修外注化阻止、国鉄闘争全国運動をともに闘います」「労働者に国境はありません。万国の労働者、団結せよ」と熱く訴えた。
さらに、国鉄闘争からの特別報告が動労千葉の川崎昌浩執行委員、動労水戸の石井真一委員長、国労郡山工場支部の橋本光一さんから行われた。橋本さんは「10・1JR外注化阻止へ、改憲・集団的自衛権反対、反核・反原発の大きな闘いとして9月郡山闘争を闘う。決戦の郡山へ総決起を」と檄(げき)を飛ばした。
闘いの報告は、広島連帯ユニオンで解雇撤回闘争を闘う谷口恭子さん、ちば合同労組の青年労働者、八王子西郵便局で解雇撤回を闘うS君、関西の自治体労働者、高陽第一診療所労組の森末一義委員長が、口々に7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定への怒りとともに、労働現場での資本・当局との激しい攻防に勝ちぬく決意を力強く語った。
最後に、合同・一般労組全国協の小泉義秀事務局長が「あすの8・6ヒロシマを闘い、『国境を越えた団結で戦争阻止、福島の怒りと団結して全原発廃炉、労働者の団結で社会を変える!安倍を倒そう!8・17大集会』に突き進もう」とまとめの提起を行い、団結がんばろう! 肩を組んでインターナショナルを歌い、日韓労働者の国際連帯を誓い合った。