闘いは進む 青年の職場から 首都圏 国鉄闘争を基軸に闘う労組陣形構築し11月へ 村沢明夫
週刊『前進』06頁(2644号03面03)(2014/08/18)
闘いは進む 青年の職場から
首都圏 国鉄闘争を基軸に闘う労組陣形構築し11月へ 村沢明夫
6・8全国集会を頂点とした2014年前半の国鉄闘争が切り開いた地平は圧倒的に大きい。それは安倍の7・1閣議決定を真っ向から迎え撃ち、8・6―8・9を「戦争と革命の時代における新たなヒロシマ・ナガサキ闘争」として打ち抜く原動力となり、8・17集会をもって「許すな改憲!大行動」という新たな運動を生み出した。階級的労働運動を復権する闘いを通して、日帝・新自由主義と労働者階級が非和解的に激突する、まさに胸躍る革命情勢を切り開いたのだ。2010年4・9政治和解の反革命を突き破り、国鉄分割・民営化に絶対反対で闘い抜いてきた動労千葉・動労水戸と国労共闘を先頭に、闘う労働組合を復権する闘いが今や情勢をたぐり寄せる力を持ち始めている。私たち青年労働者はこの国鉄闘争に学びながら、自らの職場に階級的労働運動を復権させるために闘い抜いてきた。その一つひとつの闘いが、確実に安倍を追いつめている。この地平と確信の上に、14年後半、国鉄決戦にすべてをかけて総決起しよう。
安倍がやろうとしているのは帝国主義戦争だ。その戦争を担わされるのは「軍服を着た労働者」である兵士だ。民営化・外注化による非正規職化で生きていけない現実が強制され、そこから抜け出すために軍隊に入り、戦場に行き他国の労働者と互いに殺し合いをさせられる。だからこそ「民営化・外注化阻止、非正規職撤廃」を闘う階級的労働運動と国際連帯の発展こそが戦争を阻止する力になる。
その先頭で闘っているのが、JR資本による10・1外注化の阻止を闘う国労郡山工場支部の労働者だ。この闘いの爆発はJR体制の崩壊、とりわけ東労組と国労本部の果てしない屈服の中で、JRや外注先・関連会社で働く青年をはじめとする労働者の怒りを全面的に解き放つ。JRをはじめとする既成の労働運動がすべて「ぶっ壊れる」くらいの大再編・大流動が始まる。これこそ「動労総連合を全国へ」の闘いだ。この9月郡山決戦と一体で全国各地で国鉄集会をかちとり、国鉄闘争を基軸とする新たな労組陣形を作りだし、国鉄闘争全国運動の本格的全面的発展をかちとろう。
私たちには国鉄10万筆署名、動労千葉物販、鈴コン署名等々の闘いを全国で地道に推し進めてきた蓄積がある。組合幹部がどれだけ屈服しようとも現場の労働者・組合員はけっしてあきらめておらず、闘う路線と方針を求めていることもつかんできた。この闘いと拠点職場の闘いを結びつけ、地域の労働運動の主流派となるのだ。集会での5人、10人の活動家の結集は1個人ではなく5労組、10労組の結集であり、地域における新たな国鉄闘争陣形の核になる。全国各地で壮大な構想を持って国鉄集会をかちとり、11月集会1万人結集へ進撃しよう!