7・27仙台 東北集会が意気高く 〝郡工外注化阻止へ総決起〟

週刊『前進』10頁(2643号01面02)(2014/08/04)


7・27仙台 東北集会が意気高く
 〝郡工外注化阻止へ総決起〟

(写真 革共同東北政治集会に150人が結集し夏秋の決戦突入を決意【7月27日 仙台市】)

 7月27日、仙台で革共同東北政治集会が行われた。職場から多くの仲間が駆けつけ、150人の結集で熱烈にかちとられた。
 14年前半期の闘いをまとめたビデオが上映され、激戦をやり抜いてきた感動があふれた。集会の司会は、マル学同東北大学支部の同志とふくしま合同労組の女性労働者だ。
 連帯のあいさつは2本。福島診療所建設委員会呼びかけ人の佐藤幸子さんは、「戦争を止め、福島を守り、子どもたちの未来を守るために一緒に声を上げて闘いましょう」と呼びかけた。福島で活動する医師は「福島の避難者への誹謗(ひぼう)中傷が今も続いている。住民同士を分断し、原発事故をなかったことにする攻撃と闘い、福島の命を守り抜く」と訴えた。
 基調報告に岡崎康史同志が立った。「2010年代中期階級決戦で安倍政権を打倒し、プロレタリア革命で労働者階級が主人公となる社会をつくる。それが本集会の共同の決意だ」「7・1は戦争か、革命かという選択肢を鮮明に労働者人民に突きつけた。重要なことは、安倍は倒せる、その準備はできていると宣言できる闘いを14年前半決戦で実現してきたことだ」「国労郡山工場支部の労働者は、国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、3・11で団結を新たにし、外注化阻止を闘う誇り高き国鉄労働者だ。革共同はともに外注化阻止に総決起する」と戦闘宣言を発した。

天田書記長が特別アピール

 革共同の天田三紀夫書記長が特別アピールを行った。「3・11に対して、革共同は拠点を建設して勝利してきた。日本革命へ向けた国鉄闘争の新たな出発点が10・1郡山決戦だ。国鉄、戦争・改憲阻止・反原発、革命的選挙闘争の3大決戦でプロレタリア革命を実現しよう」と闘いの展望を熱烈に提起した。
 福島大生のカンパアピールに続き、国労郡山工場支部の橋本光一さんが闘いの報告に立った。「外注化を現場の闘いで阻止する。地域の仲間とともに闘う。組合の違いや本体・下請けの分断を打ち破るために、組合員や東労組の労働者にも腹を固めて闘おうと迫っていく。同志の皆さんにも迫りたい。郡山決戦にかかわらずして、この革命情勢に革命家としてやっていけるんですかと。国労を変え、日本の労働運動を変える。党の拠点を建設して勝利したい」と外注化絶対阻止の大決戦を呼びかけた。
 8・17大集会への結集を、3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さんがアピール。「今年前半の闘いが、戦争という敵の本質を引きずり出した。闘って安倍を倒す、革命を現実化するのが8・17だ」と檄(げき)を飛ばした。
 秋田の仲間が星野文昭同志のメッセージを読み上げ、「星野さんを取り戻す会を8月に秋田で立ち上げる」と宣言した。
 『前進』1万人読者網建設へのアピールを宮城の労働者同志が行い、「JP労組大会で多くの代議員が『前進』を購入し、とても感動した。職場での機関紙配布を意識的にやろう」と訴えた。

各産別・戦線から決意表明

 集会のハイライトは、産別・戦線からの決意表明だ。「国労大会で『前進』を販売したい。9・3国労組合員資格確認訴訟から郡山決戦へ」(国労秋田闘争団の小玉忠憲さん)、「新潟・新津での外注化阻止の闘いは、どのJRの職場でも労働運動ができるようになる挑戦だ」(国鉄)、「教え子を戦場に送らない闘いを現場からつくる」(教労)、「郡工外注化阻止決戦で青年、下請け労働者の獲得へ」(自治体)、「職場・地区の闘いに私が責任を取る」(郵政)、「地域の労組拠点を国鉄闘争を軸にかちとる」(合同労組)、「郡山工場の外注化阻止を闘い、電通労働運動をよみがえらせる」(電通)、「三里塚と動労千葉のように、郡山といわきで労農同盟をつくる」(農民戦線)、「女性プロレタリアは革命の主体。組織して勝利する」(女性同志)と圧倒的な決意が語られた。
 マル青労同の青年は「国鉄分割・民営化から始まった新自由主義攻撃を国鉄決戦で粉砕する」と宣言。新たに結集したマル学同中核派の学生は「東北大学の明善寮廃寮攻撃を全学の団結で粉砕する。全学連大会で全国学生の団結を打ち固め、安倍を打倒し、戦争を止める」と訴えた。
 7・1という新たな情勢に対し、党として、革命家として革命をやる決意を打ち固める集会となった。
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