2010年代中期決戦で革命を 7・27東京 革共同集会が910人で成功 労働者指導部・大原同志が基調 巨大な労働者細胞建設を訴え
2010年代中期決戦で革命を
7・27東京 革共同集会が910人で成功
労働者指導部・大原同志が基調
巨大な労働者細胞建設を訴え
7月20日大阪に続き、27日東京と仙台で革共同政治集会が開催され、大成功をかちとった。今革共同集会は、世界大恐慌の激化・深化と戦争の危機、とりわけ7・1をもって日本帝国主義・安倍政権が「自衛」の名による戦争発動に踏み出した歴史の分岐点に対し、2010年代中期階級決戦でプロレタリア革命に進撃する方針と展望を明らかにした。8・17大集会への大結集こそその突破口である。そして、「JR体制打倒しプロレタリア革命へ」を白熱的に実践し、階級的労働運動の拠点建設と強大な労働者党建設、『前進』1万人読者網づくりへ、飛躍をかけて闘う決意を打ち固めた。
戦争か革命かの歴史選択をかけて闘おう
東京・豊島公会堂で開かれた革共同政治集会は910人が結集し圧倒的に闘いとられた。
基調報告は、革共同中央労働者組織委員会議長の大原武史同志が行った。タイトルは「〝戦争か革命か〟歴史選択をかけ、巨大な労働者細胞を建設し、2010年代中期階級決戦勝利を切り開こう!」である。
大原同志は、冒頭、「革命とは特別な人間がやることだという考えは間違っている。日ごろ資本に搾取され、踏みにじられている普通の労働者が、特別な存在になって立ち上がる。それがプロレタリア革命だ」と提起した。そして動労水戸の常磐線竜田延伸阻止ストや杉並区議補選を振り返り、前半戦総括の核心として「党が団結して闘い、労働組合としてストライキを始めとした階級的闘いに立った時、必ず全人民が奮い立ってともに闘う。そのことが完全に見えた」と訴えた。
さらに、大原同志は、7・1閣議決定に対して労働者階級の大地に立った根底的な闘いを宣言した。「安倍は7・1をもって、戦争の歴史、戦後の闘いの歴史を総括するという、手をつけてはいけないところに手をつけた」「戦争によってしか自らの危機を乗りきれない帝国主義とスターリン主義の体制を根本からぶっとばす。その時をついに7・1で迎えた」
「巨大な結集が間違いなく起こる情勢だ。革命党として、積極的に歴史を切り開くということが大事だ」
そして、中期階級決戦勝利に向かって組織建設と宣伝・扇動の変革を訴えた。「革命党がどうして必要なのか。リスクはあっても人間として絶対譲れない選択、階級的選択を党は強力に後押しする。その力こそ歴史を切り開く力だ」「『前進』を改革し、1万人読者網づくりを」「労組拠点建設の核心問題は地区党の団結と飛躍にある。党の会議、地区党の会議を大事にしよう」
最後に、大原同志は、「動労千葉・動労水戸の地平の上に労働者階級が階級的なストライキに立ち上がる時代に入る。すべての産別で階級的なストライキの実現へ闘うことが韓国・鉄道労組の闘いに応え、国際的な革命闘争を前進させる」「三里塚、沖縄、星野を始めすべての闘争を7・1情勢を踏まえて根本から塗り替えよう」と提起した。参加者は圧倒的な拍手で応えた。
集会開始に先立ち、14年前半期の激闘を映し出すビデオが上映された。司会は、法政大学の洞口朋子同志とマル青労同の新井拓同志が務めた。
実行委員長あいさつに立った鎌田雅志同志は「革共同は、中期階級決戦において1914―17年の過程、すなわち革命闘争そのものを実現する」と宣言した。
三里塚芝山連合空港反対同盟、全国水平同盟、在本土沖縄労働者会議から連帯のあいさつが行われた。三里塚からは、市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇。市東さんは、農地裁判控訴審闘争へのさらなる支援を訴え、「動労千葉を始めとする労働組合、沖縄・福島とひとつの闘いとして反対同盟は闘い続けます。そして勝ちます!」と闘魂をみなぎらせた。萩原さんは、「第3滑走路問題を契機に市東さん農地決戦への周辺住民の決起をつくりだす。10・8控訴審弁論、10・12全国集会に大結集を」と呼びかけた。
国鉄決戦と8・17大結集への熱烈な檄
全学連の若々しい1年生の同志によるカンパアピールの後、休憩を挟み東京拘置所で闘う法政大学の武田雄飛丸君のメッセージ紹介から後半が始まった。
獄中39年・再審闘争を闘う無実の星野文昭同志の奪還へ、「ソリダリティ〜団結」を合唱。星野暁子さんが星野同志のメッセージを読み上げ、「100万人署名運動の力で全証拠開示をかちとり、70歳までに文昭を取り戻したい」と訴えた。
国鉄戦線から、動労千葉貨物協議会の佐藤正和議長、動労水戸の石井真一委員長、共に闘う国労の会の仲間が発言した。中期階級決戦の基軸である国鉄決戦を最先頭で闘う決意を受け、全参加者が奮い立った。
続いて、8・17大集会の大結集に向け、東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長、同委員長であり西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸書記長、NAZENの織田陽介事務局長、鈴木達夫弁護士が提起を行った。労働者階級が改憲阻止の中軸に立ち、階級的労働運動と国際連帯で戦争を阻止し安倍を倒そうというそれぞれからの提起は、8・17大集会の意義と中期階級決戦の大きさを鮮明に突き出した。
各産別の現場からの報告と決意が圧巻!
最後に、各産別の労働者とマル青労同、全学連が決意表明。「民営化絶対反対で闘う組合をつくることが戦争・原発を止める闘い」(自治体)、「来年度、教組の権力をとる」(教労)、「産別委の強化と地区党建設が後半戦にやることだ」(全逓)、「国鉄10万筆署名をやり遂げる」(医療・福祉)、「地区党で徹底議論し、職場・地区に拠点をつくる」(合同・一般)。7・1情勢と対決し、職場の怒りと結んで闘う圧巻の決意表明に会場はわき立った。
マル青労同の同志は「マル青労同が地区党建設の先頭に立ち、JR郡山工場外注化阻止へ闘う」と宣言。全学連の斎藤郁真委員長は「全学連大会100人結集をもって全国大学に100人の武田君・赤嶺君を生み出し、全国大学ストライキで安倍政権を打倒する」と決意を表し、盛大な拍手が送られた。
革共同集会大成功の地平から、熱い今夏今秋の激闘にうって出よう。