団結ひろば 投稿コーナー
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オスプレイ展示やめろと労組が申し入れ 札幌 J・S
国鉄闘争全国運動・北海道は7月17日、20日に札幌市東区丘珠(おかだま)で予定されている「第28回札幌航空ページェント」での米軍の新型輸送機MV22オスプレイの展示を中止するよう、陸上自衛隊丘珠駐屯地へ申し入れを行いました。
平日の、しかも緊急の行動でしたが、自交総連北海道地連の堀川委員長、札幌圏連帯労働組合の堀井委員長をはじめ10人の労働者が深紅の組合旗や横断幕を持って参加しました。北海道労組交流センターも、東区の労働者が主体となって決起しました。
事前の連絡で駐屯地側は対応を約束したものの、正門に出てきたのは情報隊という、労働者人民を敵視し監視する部隊でした。
労働組合として決起したSKさくら交通労組の河野委員長が請願書を読み上げ訴えました。SKさくら交通(株)は丘珠駐屯地のすぐ前。労組にとっての一大事です。オスプレイの展示は危ないというだけではありません。オスプレイの丘珠への配備や自衛隊への導入の布石であるとともに、安倍政権が進める戦争準備の一環だと、河野さんは強調しました。
また、軍服を着た労働者であり、隣人でもある自衛隊員を絶対に戦場に送らないために、戦争のための国鉄分割・民営化と闘ってきた労働組合として断固闘うと決意を込めて訴えました。
怒りのシュプレヒコールを浴びせ、この日の行動を締めくくりました。
戦争反対をつらぬき学長に処分撤回迫る 沖縄大学 赤嶺知晃
7・1の集団的自衛権行使の閣議決定以後、沖縄大学でも安倍への怒りが高まっています。大学の正門で「行使反対」の演説をしていると、暑い中で近くに座って聴いてくれる学生もいました。「頑張って。応援しています」と通行中の人が飲み物を差し入れてくれることもありました。
戦後史を画する大反革命が起こり、学生や労働者民衆が時代の転換を感じ取る中で、沖大当局は私への「訓告処分」を撤回していません。戦争反対の集会を行い、「秩序を乱した」というのが処分の理由です。沖大は戦争翼賛大学に成り下がっています。
7月7日、私はビラをまいている時に、一人で正門前を行く仲地博学長に駆け寄り、処分を撤回するよう抗議しました。
学長は「議論して決めたことだから」と返答。私は「『秩序を乱した』と言うが、学生に『帰れコール』するよう事前に組織し、マイクを使って大音量でコールをさせた教職員の方が秩序を乱しており、処分されるべきじゃないか?」と問い詰めました。学長は「そういった状況を招いたあなたが悪い」と開き直りました(!)。まがりなりにも、「基地反対」の立場でメディアに登場している人間の言うことなのか!
安倍政権は辺野古での反対活動を刑特法で弾圧しようとしているが、基地建設に反対して実力闘争をする人にも同じことを言うつもりか。仲地学長は安倍政権の先兵だ。
安倍を倒し戦争・基地建設を止める展望は、学生がキャンパスで団結し労働者と連帯して闘うことにあります。学生自治会の団結を拡大し、キャンパスで闘う決意です。
第3滑走路予定地の住民がデモ隊を歓迎 千葉 坂下ふぶき
7月13日、「第3滑走路阻止、市東さんの農地を守れ」緊急現地闘争に参加しました。
3本目の滑走路のため数百軒の民家、農家を立ち退かせ、数千軒の住民を騒音地域にたたき込むなどとんでもないことです。48年前、三里塚闘争が始まったのとまったく同じ事態が起ころうとしています。
北原さんは「このままでいったら戦争になる。若い人たちはこれでいいのか。自らの殻を破って闘っていく。人間としてどう生きていくのかが問われている」と訴えました。
集団的自衛権行使を閣議決定し、戦争ができる国になろうとし、3・11福島原発事故がありながら原発を再稼働しようともくろむ安倍政権。
第3滑走路予定地に含まれる東峰、新田、川上などの部落をデモしましたが、窓ごしに手を振ってくれる住民、トラクターに乗っての作業中ながらあいさつしてくれる女性。この日を出発点に、市東さんの土地取り上げを許さず、強制代執行を阻止する大きな闘いにしていこうと決意を新たにしました。
集配に小包まで配達させる民営化粉砕を 広島・郵政非正規労働者 大井康夫
今「お中元シーズン」で郵便課には数え切れないほどのお中元が集まっています。これらは小包係(ゆうパック専門)が配達しなければならないのに、当局はわれわれ「集配課」に配達させるケースが多い! 郵政民営化で慢性的な人員不足のためでもある。しかし、集配課も普通郵便や書留などの配達で精一杯だ。1回、2回だけの問題ではない! 「ゆうパック類は小包扱い」なのに、当局は「薄物だから集配課に行かせればいい」と押し付けるケースがよくあるのです。状況も見ずに押し切ります。無責任ではないか。なぜ「ゆうパック専門」を効率よく配置しない! 委託職員も配置されているが、まだ少ない。われわれは「ゆうパック専門」の助手ではない。これが原因で書留の配達が遅れたり、紛失してしまったらどうしてくれるんだ! 現在、夜勤7人体制で業務をしているが、時には欠員が出て、受け持ちの郵便物も配達区域も増えて、時間も大幅に遅れてしまいます。なぜ人員を配置しないのか? このような問題がわかったとき応援する人もいますが、その人たちは皆、勤務を終えた人たちで疲れ果てた人もいます。
こうした状況を見ていると、われわれの職場も、このように団結する環境になってきたなと感動することもあります。しかし、根本問題は郵政民営化を粉砕し、郵政だけでなく、どこの職場も安心して働けるように環境をつくり上げることが大切です。日本だけでなく世界中の労働者が団結するよう、呼びかけましょう! 全国の郵政労働者の皆さん、8月5日、広島でお待ちしています!
子育て新制度中止を訴え新たな団結生む 保育労働者 村上由紀子
自治労の全国保育集会が7月11〜13日、さいたま市内でもたれました。全国の労組交流センターの保育労働者や自治体の仲間などが、全国から続々と集まる保育関係者に「新制度は子どもの命を奪い労働組合を破壊する!」「〝命よりカネもうけ〟の保育は絶対反対! 団結して闘えば勝てる!」と訴え、ビラをまきました。国鉄署名を呼びかけたところ、全参加者1181人の1割以上の150筆もの署名が集まりました。現場労働者は正しい方針を出せば立ち上がる、闘えば必ず勝てると確信しました。
私たちは新制度の内容を暴露した職場討議資料のリーフを作成し、市職の保育部会で学習会を開いたり、近隣の公立保育職場を回って配布し、集会2日目・12日夜の保育労働者交流会を呼びかけました。ほとんどの職場が「暑い中、ご苦労様です」と受け取ってくれました。中には臨時職員が多くなっているなど厳しい状況を訴えながら「読んでみます」と答える保育労働者もいました。
保育労働者交流会には、地元埼玉、東京、関西、ビラを見た他県からの初参加者も含めて結集し、感動的な交流会となりました。他県の保育士からは、過疎地域で民営化される中で引き継ぎ作業を行っている苦悩などが語られました。関西で民営化反対に声を上げたことで仲間と団結できたことなどが紹介されました。また闘わない執行部に民営化反対を表明し、組合選挙に立候補したとの報告もありました。それぞれの職場の現状や闘いを交流する中で新たな団結も生まれました。