7・20関西 革共同政治集会に272人 夏美同志が革命情勢の到来訴え

週刊『前進』06頁(2642号01面02)(2014/07/28)


7・20関西
 革共同政治集会に272人
 夏美同志が革命情勢の到来訴え

(写真 革共同関西政治集会に272人が参加。「2010年代中期階級決戦で日本革命―世界革命を切り開こう」と基調報告を受け、熱気にあふれた【7月20日 大阪市港区民センター】)


 7月20日、大阪市港区民センターで革共同関西政治集会が開かれ、272人が結集し熱気あふれる大成功をかちとった。
 冒頭に14年前半決戦を鮮やかに映し出すDVDを上映し、獄中の星野文昭同志の熱烈なメッセージが紹介された。
 連帯のあいさつに立った全国水平同盟西郡支部の仲間は「住宅問題はすべての労働者にかけられた新自由主義攻撃そのもの。労働者としての生きる権利をかけ、ともに団結して闘います」と意気高く訴えた。
 満場の拍手の中、夏美優一同志が基調報告を行った。「眼前には1917年ロシア革命以来の、革命に勝利する荒々しい時代が切り開かれている。まさに革命情勢の本番への突入です。この日のために人生をかけ革共同に結集した、そういう血わき肉躍る情勢の到来ではないか。2010年代中期階級決戦の大爆発をかちとり、戦争・改憲・原発推進・貧困を極限まで推し進める安倍を打倒し国際連帯の団結で日本革命―世界革命を切り開こう」と提起した。そして「7月1日の集団的自衛権閣議決定で情勢は一変した。核心は、世界大恐慌の爆発に震える日帝・安倍、ブルジョアジーによる労働者階級への階級戦争だ。7・1をもって日本労働者階級人民の怒りを閉じ込めてきた弁は最後的に解き放たれた」と喝破した。14年前半の闘いの勝利を総括し「5月の動労千葉・動労水戸の闘い、さらに沖縄IJBSの闘いは『労働組合の無限の力と可能性』を目に見える形で示した。自らの闘いを階級全体の利害と一体で貫けばすべてを獲得できるという確信にあふれた階級のリーダーを次々と生み出した。2010年代中期階級決戦を〈国鉄、改憲阻止・反原発、革命的選挙闘争〉の3大決戦で闘おう」と訴えた。
 続いて関西地方委員会を代表して労働者同志が決意を表明した。「泉佐野市議選を始め今年の前半は、労働者階級が新自由主義に対して怒りをもって闘いに立ち上がり、自らの力で階級的な労働組合と党を一体的につくり出すことができることを鮮やかに示した。日共スターリン主義との労働組合をめぐる党派闘争に勝利したことが決定的だ。党の革命以降の営々とした労組拠点職場攻防を一つの路線で闘い、深化・発展させてきた。地区党での徹底した路線議論と一致が、拠点建設を豊かにつくり出している。機関紙活動を軸に、職場闘争で党と労働組合を一体的に建設し、そのすべてを11月労働者集会に結実させよう」と鮮明に提起した。
 泉州地区党の同志が泉佐野市議選勝利の報告を行い、「新自由主義との闘いを『千代松打倒』として具体化し、民営化攻撃と対決し自治体労働者を獲得する路線を鮮明にした勝利だ」と核心を訴えた。

天田書記長が特別アピール

 革共同の天田三紀夫書記長が特別アピールを行い、「2010年代中期階級決戦を1917年革命として闘おう。7・1反革命で情勢は一変し、階級全体が国家への幻想を捨て、革命が問題になっている。党の変革、機関紙活動の変革をもって闘おう」と提起し、会場は熱気に包まれた。
 各産別の労働者が実践の中でつかんだ確信をもとに発言した。「この秋、関西で動労総連合の全国化を貫徹して闘う」(国鉄)、「病気休職者の復帰闘争と非正規職労働者の解雇を許さない闘いで団結をつくった。職場に細胞をつくり階級全体の利害を体現して闘う」(自治体)、「橋下打倒の地平をもって各地の拠点職場で過重労働・評価制度・非正規職化と闘い、細胞での議論を軸に拠点建設の展望を切り開いている」(教労)、「郵政民営化絶対反対の闘いは新自由主義もろともJP労組中央を打倒する闘いだ」(全逓)、「新自由主義経営による賃下げに絶対反対して闘う職場闘争を党建設と一体で闘う中で青年労働者を獲得した」(医療福祉)、「戦争か革命か、後戻りすることのない時代にこそ、労働組合で勝負しよう! 資本と非和解の階級的労働運動の発展で革命をやろう!」(合同労組一般)。
 決意表明では、マル学同中核派の同志が「7・1情勢と対決する全国学生自治会の再建をかけ、全学連大会の大成功をかちとろう」と訴えた。マル青労同の同志は「路線を職場闘争として具体化し階級的労働運動を復権させる。民営化絶対反対、評価制度撤廃の闘いが現場労働者の怒りと結びつき、労働者が自らその路線をつくり出している」と語った。
 14年前半の勝利の地平がこの集会に凝縮し、10年代中期階級決戦への革命的号砲となった。いざ14年後半決戦へうって出よう!

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