希望の牧場・吉沢さん発言 7・11官邸・国会前金曜行動 〝本気で反原発訴えよう〟

週刊『前進』06頁(2641号05面03)(2014/07/21)


希望の牧場・吉沢さん発言
 7・11官邸・国会前金曜行動
 〝本気で反原発訴えよう〟

(写真 吉沢さんものぼりを掲げ、コールを繰り返した【7月11日 国会前】)

 7月11日、首相官邸前、国会前で金曜行動が行われた。開始時間の午後6時過ぎから一時、雨となったが、ものともせずコールをとどろかせた。「原発反対!」「川内原発再稼働反対!」と、川内再稼働への動きに怒りは一層高まった。
 国会前では埼玉県から参加した女性が「雨がやんで虹が出ています。いやなことがあるけど、人生には虹が出ることがある。希望を持ちましょう。安倍は本当にひどすぎる。民主主義も人間的愛情も、倫理観もない。こんな人物が外国に原発を売り込んでいる。そしてODAとかでもうけようという企業がたくさんある。福島を忘れず、原発をなくすためにも、集団的自衛権を行使しようとするこんな政府に鉄槌(てっつい)を下しましょう」と心から訴えた。
 年配の女性は「安倍首相の集団的自衛権の行使決定は絶対に許せません。6月30日、7月1日の首相官邸前の行動には若い人があふれていて、本当にびっくりしました。これからも原発をなくすまで頑張りましょう!」と呼びかけた。
 国会前の道路を宣伝カーで走行し抗議の声を上げていた浪江町の「希望の牧場」代表・吉沢正己さんも駆けつけて発言。
 「牛たちに放射能の影響と思われる白い斑点ができています。国の責任で調べるよう求めているが、そうしません。子どもたちの甲状腺がんの問題も放射能との因果関係を認めません。原発の再稼働をめぐって勝負の時です。まだまだ国民の実力が足りない。その実力をどうつけるか。みんなが本気になって、大勢の人に訴える。そうすることで原発の支配体制そのものを実力でのりこえよう。これからも宣伝カーで全国を回ります。九州まで行くぞ! 沖縄まで行きたい!」と叫ぶと、「がんばれー!」の声が一斉に上がった。
(H)
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