郵政非正規ユニオン 全国に無数の分会を 3年の激闘総括し定期大会
週刊『前進』06頁(2641号02面03)(2014/07/21)
郵政非正規ユニオン
全国に無数の分会を
3年の激闘総括し定期大会
(写真 齋藤委員長の報告で全員が3年間の勝利を確認し4年目の飛躍を誓った【7月5日 渋谷区】)
7月5日午後1時から、渋谷勤労福祉会館において郵政非正規ユニオン第4回定期大会を開催し、組合員や多くの支援の労働者の結集で大成功しました。2011年の結成から3年の激闘を貫き、今回は4年目の闘いのスタートとなる重要な大会となりました。
冒頭、早川繁雄執行委員が「『石の上にも3年』と言うが、3年たって良い根っこが張り始めている。全国に支部・分会をつくり上げよう!」とあいさつし、大会が成立していることを宣言しました。大会議長は「闘いもここまで来た。感慨深い。大きく羽ばたく展望をつかんだ。本日の大会を成功させよう」と呼びかけました。2人の発言は3年間の苦闘の上に築いた地平への豊かな確信と、新たな闘いの決意がこもったものでした。
解雇を許さず組織化に突入
連帯あいさつの最初に全国労組交流センター全逓労働者部会の星野勝紀さんが立ち「八王子西局のS君解雇を聞いて、現場の労働者は『許せない!』と怒っている。組織化に入っていこう」と熱い決意を表明しました。ス労自主の山川博康さんは「非正規の労働者が組合をつくり、3年も闘って大会を開けるのはすごいこと」と意義を語りました。精研労組青年部書記長の赤羽進彦さんは「労働組合の闘いが戦争も首切りも原発も絶対に許さず、安倍政権を倒す力になる」と呼びかけました。日本機械工業労働組合書記長の山口弘宣さんは「労働者にとって解雇撤回を闘うことは階級的な闘い」と断言。続いて、祝電・メッセージが紹介されました。
一歩も引かず誇りもち闘う
議案提起を委員長の齋藤裕介が行いました。総括ではまず「この3年間は、郵政当局の大量リストラと現場への責任転嫁の中で、いかに団結を維持しながら全国的に組織を拡大するかに尽きました」と攻防点を明確にし、「しかし闘いに決起する者は必ず存在し、闘う労働組合としてユニオンを求めてくる。全国で、新たな仲間が結集している事実がそれを示している」と提起しました。同時に「合同・一般労働組合全国協議会および全国労組交流センター全逓労働者部会、そして各地の合同労組と一体の闘いの中でユニオン建設を実現できる」ことを鮮明にさせました。郵政非正規ユニオンの闘いの到達地平についても「八王子西局におけるS組合員の解雇撤回闘争」と「郵政非正規ユニオン杉並分会が結成」されたことの大きな意義を、総括の核心として断固確認しました。
総括の最後に「解雇撤回闘争と非正規職撤廃闘争を、正規と非正規の労働者が団結して闘いぬくことが勝利を切り開く核心」「非正規労働者だからこそ、今を生きる最も苦しい労働者だからこそ一歩も引くことなく自信と誇りに満ちて闘える。これが私たちの労働者階級としての確信です」と締めくくりました。
続けて、情勢、活動方針を提起し、最後に「これからの1年は、平時の20〜30年が1日で起こるような時代だ。ともに新たな時代を切り開こう!」と宣言しました。
闘いの報告、討論となり、S組合員の報告、杉並分会と晴海局の闘いの報告、さらに合同労組などからの発言がありました。すべての報告、発言が民営郵政と、それと一体のJP労組中央を弾劾し、雇い止め・解雇撤回、スキル評価制度の廃止、非正規職撤廃まで闘いぬく、怒りと決意に満ちあふれたものでした。
郵政非正規ユニオンは巨大郵政資本を相手に一歩も引くことなく闘い続け、資本を追い込み、戦闘経験をも飛躍的に高めてきました。JP労組中央を打倒し、全国に郵政非正規ユニオンの分会を無数につくりだそう!
(郵政非正規ユニオン執行委員長 齋藤裕介)