7・27革共同政治集会へ 2010年代中期階級決戦でプロレタリア革命勝利開こう 8月広島・長崎―8・17大結集を
7・27革共同政治集会へ
2010年代中期階級決戦でプロレタリア革命勝利開こう
8月広島・長崎―8・17大結集を
戦争放棄の憲法9条を踏みにじり、他国への武力行使を宣言した7・1閣議決定に、労働者階級の巨大な反撃をたたきつけよう。7・27革共同集会は、この安倍政権への煮えたぎる怒りをもって2010年代中期階級決戦への突入を確認し、日帝・安倍政権打倒、プロレタリア革命勝利の戦闘宣言を発する集会である。革共同と労働者階級の進撃に危機感を深める権力・民間反革命の弾圧・妨害を打ち破って、革共同集会の圧倒的成功をかちとろう。その勝利をばねに被爆69周年の8月広島・長崎―反戦反核反原発闘争を闘い、戦争・改憲阻止の8・17日比谷公会堂大集会に総結集しよう。
安倍は階級を敵に回した
7・1閣議決定は大暴挙である。だがそれは同時に2014年前半の闘いが日帝・安倍政権を追い詰めた結果でもある。
その背景にはすさまじい日帝の危機がある。日帝は大恐慌下の国際争闘戦で敗退し、1千兆円を超える巨額の借金を抱え込み、加えて「3・11」の大打撃から立ち直れず脱落帝国主義に転落している。その中で連合や体制内勢力も路線的・運動的に破産し、階級闘争は日々激化している。この中で安倍政権と支配階級はなりふり構わず7・1のクーデター的な暴挙に訴えてきたのだ。
7・1閣議決定は、労働者階級の怒りと危機感に火をつけた。「今、声を上げなければ戦争で殺されてしまう」「子どもたちが戦争にとられてしまう」「徴兵制で戦場に送られる」と、労働者階級、青年・学生の怒りが燃え上がっている。どんな反動もこの怒りを抑えることはできない。〈戦争か革命か〉の2010年代中期階級決戦の扉は完全に開かれた。
安倍政権は大資本家の言いなりになって、一切の止め金がはずれたように軍事力増強と武器輸出、国内反動の攻撃を強めている。各国帝国主義は、大恐慌の中で危機を深め戦争に突き進んでいる。これに対して労働者階級は、戦争と改憲に反対する闘いを、戦争する以外に延命できない帝国主義そのものを打倒し新しい社会を建設するプロレタリア革命の立場から闘い、階級的労働運動の一層の飛躍と変革をもって反撃しよう。原発や武器輸出に賛成する連合の腐った御用幹部どもをぶっ飛ばし、闘う労働組合を、自分の職場によみがえらせよう。
そして労働者のゼネスト、全国の大学ストライキ、数十万人のデモで首相官邸を包囲し、安倍政権を打倒するような情勢を絶対につくり出そう。それはまったく可能だ。
「戦争か革命か」の時代に
「自衛のための武力行使」とは、帝国主義が侵略戦争をやる時の常套(じょうとう)句である。「自衛」の範囲をどんどん拡大し、「日本人を守る」「日本の死活的権益を守る」と言って戦争を拡大していく。
そのことが直ちに表れた。安倍首相は14日の衆院予算委員会で「機雷による中東・ホルムズ海峡の封鎖は日本経済に打撃を与え、多くの中小企業が被害を受ける」、だから自衛のための武力行使の対象だと表明した。中東の戦争にも参戦するということだ。7・1閣議決定は無制限の侵略戦争の道を開いたのだ。
「国民の命と暮らしを守る」と安倍は繰り返すが、安倍が守ろうとしているのは1%の資本家階級だけだ。99%の労働者階級人民は、自衛隊員も含めて初めから「使い捨ての弾」とされている。それは、安倍と資本家が労働法制を改悪して職場・工場で労働者を奴隷のようにこき使い、人間扱いせず、過労死にまで追い込んでいる現実を見れば明らかだ。福島の原発事故避難者への賠償打ち切り、帰還強制などの冷酷な棄民政策を見れば明らかだ。資本家は金もうけのためには労働者の命と暮らしなどまったく顧みない。安倍と資本家が行う戦争はこの非人間的な政治の継続であり、その延長である。
「稼ぐ力を」と公言する安倍
6月24日に閣議決定した「新成長戦略と骨太方針」は、集団的自衛権と一体の攻撃だ。新成長戦略のキャッチフレーズはなんと「日本の稼ぐ力を取り戻す」である。安倍政権は露骨に資本家の立場に立ち、その先兵となって一切の政治を進めている。そこでは労働者は、資本家の金もうけの手段・原材料としか見なされない。これこそアベノミクスの正体だ。
新成長戦略に盛り込まれた中身は、8時間労働制の解体(残業代ゼロ制度)、解雇規制の緩和、外国人労働者と女性の活用、「限定正社員」制度、社会保障の解体と医療・介護の市場化、農業への企業の参入などなどである。すべてが資本家の「稼ぐ力」の強化のために、労働者階級を低賃金で奴隷のようにこき使うためだ。農民を没落させ、生活の糧を奪うものである。安倍は、本気で階級戦争を仕掛けているのだ。〈戦争か革命か〉が真正面から問われる、胸躍る時代が到来した。
戦略的な環は国鉄決戦だ
安倍・自民党の暴挙に国会と野党は無力さと反動性をさらけ出している。資本主義の崩壊を恐れる体制内勢力は「国民に信を問え」とか「しかるべき選挙では国民の厳しい審判が下ることは必至」(国労本部の7・1声明)などと、反動的な選挙制度と議会主義の中に労働者人民の闘いを抑え込もうとしている。労働者が職場の闘いを武器にしなくてどうして安倍を打倒できるのか!
労働者階級が「ハト派」のブルジョア政治家などに依拠するような、階級性を失った運動に終始するならば、危機感で結束して戦争も辞さない資本家階級に勝利することはできない。それは世界戦争の道だ。
労働者階級は自分たちの団結の力を確信し、それを武器に闘ってこそ資本家とその国家権力に勝利できる。労働者階級の怒りと闘いは、議会主義の枠を突き破って大きく爆発し始めた。その力を結集し全国に闘う労働運動の革命的拠点を圧倒的につくりだそう。そして「労働者に国境はない」の思想で固く結ばれた労働者の国際連帯闘争を豊かに発展させよう。
2010年代中期階級決戦の3本柱〈①国鉄闘争、②改憲阻止・反原発、③革命的選挙闘争〉を全力で闘おう。2月の都知事選と6月の杉並区議補選闘争は、その力で解雇撤回の勝利判決や団交での勝利を実現するなど、労働運動の画期的前進を切り開いている。革命的選挙闘争の威力が発揮されている。この闘いをさらに発展させよう。
とりわけ国鉄決戦こそ日帝を追い詰め、打倒する戦略的な環である。動労千葉、動労水戸を先頭に、組合破壊攻撃を団結の力で跳ね返し勝利してきた最強の労働者部隊がここで闘っている。この闘いが産別の違いを超えて労働者階級に勇気と希望、勝利の展望を与えている。解雇撤回・最高裁決戦勝利の国鉄10万筆署名運動を全国の職場に持ち込もう。
全国に動労総連合をつくろう。国鉄(JR)で細胞建設・組織建設をやり抜こう。7・27革共同集会、8・6広島―8・9長崎闘争の大高揚をかちとり、戦争・改憲阻止の8・17大集会の成功へ全力で闘おう。
労働者・学生の中に『前進』を
戦争か革命かの時代に党機関紙『前進』の役割は決定的に重要である。『前進』はマルクス主義=労働者階級の立場から革命的な時代認識と勝利の路線を鮮明に提起している。日本と世界の労働者階級の闘いを生き生きと伝え、労働者階級の闘う力をつくりだしている。『前進』を労働組合、大学キャンパスに持ち込み、政治討論を組織しよう。安倍打倒決戦の勝利をかけて、夏期カンパ闘争に総決起しよう。
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革共同政治集会
戦争か革命か
歴史選択をかけ、巨大な労働者細胞を建設し、2010年代中期階級決戦勝利を切り開こう
〈東京〉
基調報告 大原 武史
7月27日(日)
午前11時30分開場
豊島公会堂(東京都豊島区東池袋1-19-1)
〈東北〉
基調報告 岡崎 康史
7月27日(日)
正午開場 午後0時30分開会
仙台市太白区文化センター(仙台市太白区長町5-3-2)