労働組合の力で非正規職撤廃しすべての核なくせ  広島連帯ユニオンのアピール

週刊『前進』06頁(2640号04面02)(2014/07/14)


労働組合の力で非正規職撤廃しすべての核なくせ
 広島連帯ユニオンのアピール


 被爆69周年の8・6ヒロシマは、安倍政権の集団的自衛権行使・改憲、原発輸出・再稼働、武器輸出、労働規制撤廃との全面的な対決の場となりました。国鉄闘争を基軸に職場・地域で闘い、階級的労働運動の前進と国際連帯闘争の発展をかちとった、国鉄闘争全国運動6・8全国集会の地平をさらに大きく前進させていきましょう。

8・6ヒロシマで安倍たおそう!

 新自由主義が崩壊し、資本主義は労働者の命と生活を奪い、戦争する以外に延命できないところに追い込まれています。金のためには労働者の命など何とも思わないヤツらが、再び三たび世界中を戦争に引きずり込もうとしています。ヒロシマ・ナガサキを繰り返すことなど絶対に許すわけにはいきません。
 安倍政権は「エネルギー基本計画」で原発再稼働とともに核燃料サイクルの維持を明確にし、プルトニウムの保有にあくまでもこだわっています。核武装に向かう安倍政権を絶対に許すわけにはいきません。
 子どもたちの甲状腺がんを「原発事故が原因ではない」と居直り、「最後は金目」と言いながらまともに補償もせず、高放射線量地域への帰還を強制している安倍政権に、「金じゃない! ふるさとを返せ」という怒りが噴き出しています。
 同時に安倍政権は、「成長戦略」で派遣法改悪や労基法の解体を狙い、非正規職化を推し進め、賃下げ、首切り、強労働を強制しています。労働者から搾れるだけ搾りとり、「国のために命を差し出せ」と戦争までやろうとしているのです。何が「国民を守る」か! 青年労働者が労働組合に展望を見いだし、続々と立ち上がっています。追いつめられているのは安倍政権です。福島の怒り、ヒロシマの怒り、世界中の労働者の怒りをひとつにして、8・6ヒロシマで安倍政権を打倒しましょう。

安倍の記念式典出席を許さない

 被爆69周年を迎えてなお、被爆者の怒りはけっして押さえ込むことはできません。福島圧殺を許さず、ふくしま共同診療所建設の闘いと被曝労働拒否のストライキをヒロシマ・ナガサキの闘いの核心にすえて、すべての原発を廃止し核廃絶に向け闘いましょう。原発再稼働と改憲・戦争・核武装に突き進む安倍首相の記念式典出席を絶対許さず、被爆69周年の8・6ヒロシマを「戦争か革命か」の一大焦点に押し上げましょう。広島連帯ユニオンは、「広島の労働者」の誇りにかけて、ヒロシマのすべてを解放する闘いに立ち上がります。ともに団結して闘いましょう。

アクオ西日本の解雇攻撃と闘う

 広島の老舗百貨店「福屋」の地下食品売場5番レジを請け負うアクオ西日本は、広島連帯ユニオンの谷口恭子組合員(8・6ヒロシマ大行動実行委事務局長)を7月末で雇い止めとする解雇攻撃をかけてきました。福屋はレジをそれぞれ別の会社に請け負わせ、谷口組合員はそこで2カ月更新の非正規労働者として働いています。
 この解雇攻撃は、外注化・非正規職化を進める一方で正規職には一層の強労働・長時間労働を強いる安倍政権の「成長戦略」―労働規制撤廃の攻撃そのものです。そして、労働者に戦争を強制する攻撃です。
 資本は、広島連帯ユニオンが広島のど真ん中に登場し、非正規職撤廃の闘いの声が上がったことに心底震え上がっています。非正規職撤廃を広島の繁華街一帯に訴え、労働組合の力で非正規の現実をひっくり返していく今夏8・6の核心的な闘いに押し上げましょう。

労組拠点建設と国際連帯の力で

 安倍政権の労働者階級へのむちゃくちゃな攻撃を許しているのは、体制内労組幹部が屈服しているからです。
 私たちは国鉄決戦を基軸に、外注化阻止の動労千葉の闘い、被曝労働拒否の動労水戸・国労郡山工場支部の闘い、そして非正規職撤廃の東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇無効判決をもぎとってきました。都知事選への革命派としての鮮烈な登場、泉佐野市議選の勝利、さらに杉並区議補選での労働組合拠点建設、その中軸に合同・一般労組全国協議会がしっかりとすわり、闘いを牽引(けんいん)してきました。動労総連合を全国につくり、4大産別の闘いと一体で、闘う労働組合を本格的に登場させましょう。
 8月5日には、韓国テグ・慶北地域で非正規職撤廃を闘う民主労総の仲間とともに「解雇撤回・非正規職撤廃! 日韓連帯集会」を開催します。動労千葉派の闘いが新自由主義と対決する世界中の労働者と海を越えて結びつくときです。
 8・5〜6の闘いを大成功させ、階級的労働運動の拠点建設と国際連帯で、改憲・戦争の安倍政権を倒せ! 民営化・外注化と非正規職化をぶっとばせ!

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