戦争・原発・首切りの安倍倒す絶大な夏期カンパを訴えます
週刊『前進』06頁(2640号03面02)(2014/07/14)
戦争・原発・首切りの安倍倒す絶大な夏期カンパを訴えます
すべての労働者、学生、闘う仲間の皆さん。『前進』読者の皆さん。戦争と首切りに突き進む安倍政権打倒と2010年代中期階級決戦の爆発に向けて、絶大な夏期カンパを寄せられるよう心から訴えます。
7・1閣議決定に怒り
7月1日、安倍政権は労働者階級人民の怒りが渦巻く中、集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。これこそ「戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、永久に放棄する」「陸海空軍その他の戦力は保持しない」「交戦権は認めない」とした憲法9条の解体であり、朝鮮・中国・アジア・全世界人民に対する宣戦布告にほかなりません。断じて許せません。安倍は、自民党と与党に執着する公明党の幹部だけで、この暴挙を強行したのです。「安倍を許すな!」「八つ裂きにしろ」と万余の人びとが国会に押し寄せ、首相官邸前は怒りのるつぼと化しました。「戦争反対!」「安倍やめろ!」のコールが首相官邸を深夜まで包囲しました。
「憲法9条の下で許容される自衛の措置」「国民の生命、自由および幸福追求の権利を守る」?――こんなデマは通用しません。
戦争になれば労働者人民の生命、自由、幸福が根底から破壊される。それは、戦争の歴史を振り返れば明らかです。
国内唯一の地上戦で20万人が殺された沖縄で、軍隊はいったい何をしたのか。人民を見捨てて逃げたどころか集団自決まで強制した。天皇制護持のため、戦果をあげようと戦争を引き延ばし、各地の空襲や広島・長崎の原爆投下までもたらしたではないか。何が「国民を守る」だ! 安倍政権は、大うそで労働者人民をたぶらかし、またも戦争の歴史を繰り返そうというのです。徴兵制の復活に中学生、高校生も危機感を爆発させています。自衛隊内からも反乱が起ころうとしています。勝利の道は階級的労働運動と国際連帯闘争の前進です。
杉並で労組拠点化進む
6月杉並区議補選闘争は、この安倍打倒の怒りの最先頭で闘われました。「労働者の団結で安倍を倒そう。職場に闘う労働組合をつくろう」と訴える東京西部ユニオン副委員長の北島邦彦候補を押し立てて、杉並区をひとつの職場ととらえて、闘う拠点建設として闘ったのです。4332票の結集は、安倍打倒の決起です。すばらしい大勝利をかちとりました。なによりこの選挙戦の中で郵便局の青年労働者が「スキルダウン」評価による賃下げに怒りを燃やして決起しました。この決起は、正規と非正規の分断をのりこえて、青年労働者の団結をつくり出しています。また何も闘わない体制内JP労組中央を弾劾する安倍打倒の怒りの決起です。それは確実に青年労働者の広範な決起につながります。さらに福祉職場や自治体の職場の中に、闘う拠点建設の芽をつくり出しています。
街頭では、北島候補の演説に多くの青年労働者が長時間、足を止め、さながら街頭を自己解放の団結広場に変えました。「労働者が労働組合で団結して闘えば安倍は倒せる」という訴えが、確実に青年労働者の心をとらえました。
これらの闘いは、国鉄闘争全国運動6・8全国集会、非正規労働者の組織化へ踏み出した動労千葉の5月スト、さらに3波のストライキで被曝労働拒否を闘い抜く動労水戸の闘い、「非正規でも労働組合で闘えば勝てる」ことを立証した東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の闘いがつくり出したものです。国鉄1047名解雇撤回・新10万筆署名運動で組織し階級的労働運動路線を貫く選挙闘争が、4332人の決起を生み出したのです。
国鉄、改憲阻止・反原発、選挙闘争の3大決戦を柱に、2010年代中期階級決戦の爆発で、革命勝利を切り開こう。
8・17大結集で勝利開け
安倍政権の集団的自衛権閣議決定の戦争的突出によって、東アジア情勢に激震が走っています。7月3日の中韓首脳会談は、日帝への対抗を強力に打ち出しました。「安全保障環境を根本的に変容」させている張本人は安倍自身です。まさに「戦争と革命」の時代への突入にあたり、今日ほど階級的労働運動路線と労働者の国際的団結が求められている時はありません。闘う労働組合の拠点を全国に建設しなくてはなりません。
闘う労働組合をよみがえらせる道は、党と労働組合の一体的建設にあります。労働者階級に根ざした革命党の建設は、階級的労働運動の推進にとって不可欠です。
非合法・非公然の党の建設は、今こそ死活的意義を持っています。非合法・非公然の党は、労働者階級のカンパを始めとしたさまざまな協力によって初めて成り立ちます。
労働組合の団結の力で、貧困・過労死と集団的自衛権行使、原発再稼働に走る安倍政権を打倒しよう! 8・6広島―8・9長崎を闘い、「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会」の爆発をかちとろう!
日本革命そしてプロレタリア世界革命勝利に向けて闘う革共同へ、渾身(こんしん)のカンパをお願いします。