〝戦争か革命か〟の歴史選択かけ 7月革共同政治集会に大結集を

週刊『前進』06頁(2640号02面01)(2014/07/14)


〝戦争か革命か〟の歴史選択かけ
 7月革共同政治集会に大結集を


 来る7月20日に大阪で、27日に仙台と東京で、革共同政治集会を開催します。すべての読者、支持者のみなさんが職場の仲間や友人、知人を誘って総結集することを熱烈に訴えます。

7・1反革命迎え撃った2014年前半の決戦

 2014年冒頭の東京都知事選決戦で革共同は、日帝中枢の党破壊攻撃と真っ向から対決し、プロレタリア権力を打ち立てる準備があることを内外に表明しました。また、動労千葉と動労水戸のストライキ決起を牽引(けんいん)車に、6・8国鉄闘争全国運動の大集会を成功させました。そして、プロレタリア革命の前進のための選挙闘争を労働者階級を主体に闘いぬき、5・18泉佐野市議選―6・29杉並区議補選でさらに大きく発展させました。
 革共同は14年前半期、「現代革命への挑戦」を行い、6・29杉並区議補選と6・30動労水戸ストライキで集団的自衛権行使容認の7・1閣議決定を迎え撃ちました。この「7・1反革命」は歴史的な階級的激突の始まりです。ブルジョアジーの利益を体現した安倍政権の戦争、反動、抑圧の政治は、「プロレタリアートを啓発し鍛え上げる」(レーニン)のです。安倍(支配階級)とこれに屈服した体制内派(労働運動とエセ知識人)が垂れ流す「絶望」や「むなしさ」を吹き飛ばす、巨大な怒りと決意が、私たち闘う労働者人民の中にふつふつとわき上がっています。戦端は階級的労働運動派によって切られました。ここに現下の情勢の核心があります。
 革共同集会から8・17安倍打倒大集会(日比谷公会堂)、そして11・2労働者集会(日比谷野音)に向かう夏秋の決戦は、「7・1反革命」への怒りの総反撃です。
 7・1閣議決定は「戦争ができない国」に日帝を縛り付けてきた「戦後レジーム」を破壊して、「地球の裏側」でも戦争ができる国になるというものです。これはアジアと世界に向けた戦争宣言です。同時にそれは、日本と世界の労働者階級への階級戦争宣言であり、歴史的な反革命宣言にほかなりません。戦争と民営化に絶対反対!階級的労働運動と国際連帯で戦争を止める!を鮮明に掲げ、日帝・安倍を打倒してプロレタリア革命へともに進撃しましょう。

革命に恐怖する安倍を倒すことは必ずできる

 世界の帝国主義は、大恐慌の中で死の瀬戸際に立たされています。その上、日本帝国主義には3・11(東日本大震災と福島第一原発事故)がますます大きな重圧となってのしかかっています。7・1閣議決定が繰り返す「わが国を取り巻く安全保障環境の変容」という悲鳴は、戦争でしか国益を守れない大争闘戦の時代に入ったこと、帝国主義はプロレタリア世界革命によって打倒される危機をますます深めていることの現れです。
 安倍の祖父の岸信介はアジア・太平洋戦争の戦争犯罪人(A級戦犯)でした。「『聖戦』の正しさを来世まで語り継ぐ」と言っていた岸を「誇らしく思う」と公言しているのが安倍です。安倍は安保闘争で岸を打倒した労働者階級を憎み、心底革命を恐れています。「戦争=悪」の戦後的価値観を粉砕し、戦争への道を掃き清めようとしている確信犯です。まさに「安倍=戦争」です。
 安倍は、ブルジョアジーの利益を守るために他国の労働者と殺し合いをするという帝国主義戦争の真実を隠しています。自衛隊の青年を戦地に送り、殺し殺されることを強制するとは、絶対に語りません。こんなウソとペテンは絶対通用しません。強権でデタラメを押し通す安倍は、必ず打倒できます。

階級的労働運動の実践は戦争止める最大の力

 革共同は2010年代中期階級決戦を、〈国鉄、改憲阻止・反原発、革命的選挙闘争〉の3大決戦で闘います。その基軸は、国鉄決戦の前進=階級的労働運動の発展で勝負すること、労働者細胞建設を全力で推し進めることです。
 国鉄分割・民営化で青年が生きられない社会を生み出した労働者の敵=葛西敬之(現JR東海名誉会長)は、かつて「戦争でも起きないと日本経済は立ち行かなくなる」と言いました。この葛西が安倍を支え、7・1反革命を推進したのです。「国鉄分割・民営化反対、1047名解雇撤回」の旗を引き下ろした4・9政治和解からわずか4年で、事態はここまで来ました。労働組合の解体は、戦争に行き着くことの証明です。
 しかし、国鉄闘争全国運動が進める「1047名解雇撤回・JR復帰」の闘いは、JRと最高裁を追いつめています。資本とカクマルの結託による労働者支配は崩壊し、JRで青年労働者の総反乱が不可避な情勢です。諸悪の根元であるJR体制を打倒し、プロレタリア革命を引き寄せるために、JRで細胞建設=拠点建設を推し進め、動労総連合を全国で拡大しなくてはなりません。国労でも権力党派として名乗りを上げる挑戦の時が来ました。
 労働者が職場で団結して闘えば、戦争を止められます。合理化は戦時体制をつくる資本の攻撃です。動労千葉と動労水戸が実践する反合理化・運転保安闘争は、軍事輸送と対決する路線です。福島原発に向かって走る列車に乗れと被曝労働を強制するJR資本と、青年に「戦地に行け」と命じる安倍は、まさに一体です。常磐線延伸阻止・被曝労働拒否を貫く動労水戸や、国労郡山工場支部の闘いは、7・1反革命を打ち砕いています。階級的労働運動をすべての職場で実践すること、職場に労働組合をつくり絶対反対を貫く団結をつくることが、戦争を止める最も強力な闘いです。

30年代型の死闘に勝ちぬく革命党の建設を!

 新自由主義の破綻と大恐慌のさらなる深化によって帝国主義間・大国間の争闘戦は軍事化し、戦後世界体制の崩壊が進行しています。各国のブルジョアジーが延命のために労働者を極限的に搾取する一方、それに対する全人民的な怒りの反乱が開始されています。日本においても階級的労働運動を基盤にした労働者党が、決定的な政治勢力として登場する時が来ました。
 1912年、ロシア社会民主労働党はプラハ協議会で、労働組合を通して労働者階級の党を建設する方針を決定しました。レーニンとボルシェビキはこの方針を全力で推進して5年後の1917年10月革命を闘いとったのです。
 革共同は党と労働組合の一体的建設の路線を、動労千葉と動労水戸の闘いに学び、支える中で必死につくり出してきました。国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いで戦時体制づくりを粉砕してきました。労働者階級への絶望に立脚した血債主義をたたき出し、党と労働組合の一体的建設で労働者階級が勝利できることを証明したのです。
 今、成し遂げるべきはプロレタリア革命に向かって目的意識的に労働者細胞を網の目のように建設し、労働者指導部を大量につくり出すことです。拠点を建設し、階級のリーダー、とりわけ労働組合出身のリーダーを続々と生み出さなくてはなりません。あなたの職場を革命の拠点にする。そのために革共同政治集会に参加して下さい。
 階級闘争は、急速に1930年代型の様相を帯び始めました。右翼ファシスト・在特会が、動労千葉への憎悪をむきだしにして、インターネット上で「7・19前進社本社襲撃」を予告しています。日時を指定して公然と予告していることから明白なように、警察を引き出し、「革共同・中核派を弾圧しろ」とけしかけることが目的です。革共同は労働者階級の鉄壁の武装自衛をもって、この腐り果てた右翼ファシストをたたきのめし粉砕することをきっぱりと宣言します。2010年代中期階級決戦が、労働組合をめぐって内戦的に激化することは不可避です。内乱的激動の中で革命的労働組合の拠点建設と労働者細胞の建設を力強く前進させましょう。
 7・20―27革共同政治集会にすべての闘う労働者・農民・学生が総結集し、この夏秋から2010年代中期階級決戦勝利へ、「現代革命への挑戦」の第2幕をともに切り開きましょう。
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