7・6関空闘争 〝集団的自衛権の行使反対〟 関合労、住民ら155人がデモ

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週刊『前進』06頁(2640号01面02)(2014/07/14)


7・6関空闘争
 〝集団的自衛権の行使反対〟
 関合労、住民ら155人がデモ

(写真 国賀祥司泉佐野市議をはじめ泉州住民の会の仲間がデモの先頭に立ち、沿道の住民に元気よくアピールした【7月6日 大阪・泉佐野市】)

 7月6日、関西空港反対全国集会(泉州住民の会・関西労組交流センター主催)とデモが泉佐野市内で開催され、地元住民をはじめ155人が参加した。
 今年の関空闘争は、5月泉佐野市議選に勝利した自信と路線への確信に満ちた集会としてかちとられた。そして新自由主義の関空と千代松大耕・泉佐野市長を打倒することを宣言する場として大成功した。
 また集会は、1日に安倍内閣が閣議決定した集団的自衛権行使を絶対許さず、戦争を阻止する決意を打ち固めた。基調報告をはじめ各発言者が閣議決定を弾劾し、職場を主戦場とした労働組合の闘いこそ戦争を止める力であることを明らかにした。そして、関空に反対して三十数年闘い続ける泉州住民の会こそ、戦争・改憲を阻止する闘いの先頭に立ち、労働者と住民の団結を拡大するという決意が表明された。
 関西合同労組泉州支部の西村美由紀さんが集会の司会を務めた。冒頭、関西労組交流センターの富田益行代表が主催者あいさつに立った。「労働者が闘えば戦争は止められる。武器を生産しているのも労働者。動労千葉のようにストライキで闘えば止められる。関空で働く労働者を組織し、関空内部から戦争を止める闘いが勝利の道だ」
 続いて全国水平同盟、婦人民主クラブ全国協議会から連帯あいさつ。婦人民主クラブの仲間は「集団的自衛権行使を閣議決定した安倍を徹底的に弾劾する。福島を圧殺し、子どもたちを日々殺している安倍を許さない」とアピールした。
 集会へのメッセージが動労千葉と三里塚芝山連合空港反対同盟、8・6ヒロシマ大行動実行委員会から寄せられた。三里塚反対同盟は5年ぶりだ。
 国賀祥司・泉州住民の会代表が基調報告。5月泉佐野市議選に勝利した報告とお礼を述べ、そして集団的自衛権行使を閣議決定した安倍を怒りをもって弾劾した。「こんなクーデターのようなやり方をわれわれは絶対に許さない。集団的自衛権行使は戦争だ。『国民の命と暮らしを守る』とは大ウソだ。福島を見捨てたのは誰か!」。そして「泉佐野市議選は新自由主義との闘いだった。労働者を獲得して勝利した。千代松も橋下も打倒できる」と明言した。
 決意表明は泉州住民の会、労組交流センター、八尾北医療センター労働組合、関合労泉州支部、全学連が行った。泉州住民の会の小林順子さんは「泉州住民の会は最初から戦争に反対して闘ってきた。全国の仲間とともに『資本主義の墓掘り人』として大いにばっこしよう」と発言。大阪市職の赤田由行さんは「泉佐野市議選でつくった団結が力を発揮する時代が来ている。解釈改憲というぶざまなやり方しかできない安倍政権。一人でも闘う労働者が出てきたら橋下のウソとペテンは暴かれる。大阪市職労選挙に執行委員長候補として立つ」と決意表明。関合労の黒瀬博匡委員長は「集団的自衛権行使の閣議決定に対して、労働組合として徹底的に闘う。絶対反対の労働組合をつくることだ。市議選の中で多くの労働者を獲得した。巨大な支部をつくる」と述べた。最後に、関西労組交流センターの深町加代子さんが閉会あいさつを行った。
 集会の後、関空島が見えるマーブルビーチまで猛暑をものともせずデモを行った。沿道の多くの住民がデモを応援した。
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