連合倒し闘う労働運動を 7月革共同政治集会に総結集し戦争・原発・首切りの安倍倒そう 8・6広島―8・9長崎―8・17大集会へ
連合倒し闘う労働運動を
7月革共同政治集会に総結集し戦争・原発・首切りの安倍倒そう
8・6広島―8・9長崎―8・17大集会へ
日本階級闘争は戦争か革命かをかけた新たな階級激突の時代に突入した。労働者階級人民は、安倍政権の集団的自衛権行使を容認する7・1閣議決定に対し激しく怒り、決起している。青年・学生を先頭に安倍打倒の大闘争を組織しよう。すべての怒りを束ね、国鉄闘争を基軸に国際連帯を貫く階級的労働運動を強力に発展させることが革命勝利への大道である。7・1閣議決定に加担し容認する連合を始め体制内党派・潮流を絶対に許さない。7月革共同政治集会の大成功、8・6広島―8・9長崎反戦反核反原発闘争の大高揚、8・17大集会(日比谷公会堂)をかちとり、今秋決戦に進撃しよう。
7・1閣議決定は戦後体制打破の一大反革命
7・1閣議決定は「戦後レジームからの脱却」を叫ぶ安倍政権の改憲・戦争攻撃の一大反革命である。日帝・安倍は戦後体制打破、労働運動・階級闘争圧殺、戦争発動へ凶暴かつ絶望的に突き進んでいる。この希代の反革命、反米極右の安倍に日帝・新自由主義ブルジョアジーは自らの延命を託さざるを得ない。ここに日帝の脆弱(ぜいじゃく)性、破綻性、危機性が端的に表れている。
3・11と大恐慌の爆発で日帝は未曽有の危機にたたき込まれた。市場・資源・領土をめぐる再分割戦、帝国主義間・大国間争闘戦が戦争化・軍事化している。軍隊を展開できず戦争を発動できない帝国主義には脱落の道しかない。日帝はこうした敗戦帝国主義としての歴史と現実に締め上げられ、存亡の危機に立たされている。この危機を突破しようと安倍は7・1閣議決定を行った。
それがどれほどデタラメであっても、正義性・正当性がなくても、「自衛権」を盾に「武力を行使する」以外、つまり戦争を遂行する以外、日帝には帝国主義として延命する方策がないのだ。
7・1閣議決定後の会見の冒頭、安倍は「集団的自衛権が現行の憲法のもとで認められるのか。そうした抽象的、観念的議論ではない。現実に起こり得る事態において、国民の命と平和な暮らしを守るため、現行憲法のもとで何をなすべきかの議論だ」と居直った。
1%の資本家階級は99%の労働者階級人民を搾取し利益をむさぼっている。それに飽き足らず彼らは世界再分割のための帝国主義戦争に労働者階級を動員し、他国の労働者階級と殺し合いをやらせる。戦争で国民の命と暮らしが守られることなどない。安倍は日本とアジア、世界の労働者階級人民を殺す戦争をやると傲然(ごうぜん)と宣言したのだ。
日帝・安倍とブルジョアジーは大恐慌の深化と過剰資本・過剰生産力の矛盾にぶち当たり、完全に行き詰まっている。アベノミクスの破綻はいよいよ明らかだ。東アジアの軍事的緊張もますます激化している。戦争への衝動を強める日帝・安倍を労働者階級人民の総決起で打倒し、この社会を土台から覆すときが来た。
杉並区議補選は、7・1閣議決定と先制的に対決し、闘う労働組合拠点を建設していく突破口を切り開いた。〈杉並区議補選、4332人の決起〉は、都知事選決戦の地平を引き継ぎ、1〜4月闘争、動労千葉・動労水戸のストライキを先頭とする5月闘争、それらを集約した国鉄闘争全国運動6・8大集会の歴史的な成功の地平をさらに発展させた。階級的労働運動派、革命派が東京の主要な一角で他のすべての体制内諸党派に代わる新たな政治勢力、革命勢力として鮮烈に躍り出たのだ。
同時に杉並区議補選は2010年代中期階級決戦の爆発でプロレタリア革命を引き寄せる巨大な展望を指し示した。
2010年代中期階級決戦=三大決戦勝利へ
2010年代中期階級決戦の勝利を三大決戦の爆発でかちとろう。①国鉄決戦を基軸とする階級的労働運動②改憲・戦争阻止、反原発の闘い③革命的選挙闘争の三つを本格的に推進するのだ。
それはもう始まっている。安倍政権は7月2日、十数本の戦争関連法案の策定に着手した。自衛隊法、武力攻撃事態法、国民保護法(施設・土地を自衛隊が強制使用)、周辺事態法、国連PKO協力法、海賊対処法、防衛省設置法、国家安全保障会議創設法、船舶検査活動法、米軍活動円滑化法、捕虜取り扱い法などの改悪である。
7・1閣議決定はその最後の第4項で、「これらの活動を自衛隊が実施するに当たっては......内閣として決定を行う」と明記している。新たな戦争は「時の政権の決定によって」発動されるということだ。これ自体「宣戦布告」に等しいが、それにとどまらない。戦争を具体的に発動・遂行するには「根拠となる国内法が必要となる」と述べ、戦争法案作成作業を始めているのだ。
11月労働者集会に向かう今夏今秋決戦は、戦争か革命かの歴史選択をかけた一大階級決戦だ。
外注化阻止・JR体制打倒!国鉄決戦を軸に
国鉄決戦は外注化阻止・被曝労働拒否、JR体制打倒、「動労総連合を全国へ」の決戦の正念場を迎えている。
7・1閣議決定に驚き慌てた諸勢力が、国労本部を先頭に至るところで「国鉄闘争の経験と教訓を生かす」などと言ってうごめいている。これほど笑止千万なことはない。2010年4・9政治和解で国鉄闘争を最終的に裏切り、国・JRへの屈服と恭順を誓った連中に何ができるのか。
7・1閣議決定は、「国労をつぶし、総評をつぶし、立派な憲法を床の間に安置する」(中曽根康弘元首相)という国鉄分割・民営化攻撃との対決の原点に再びすべての政治勢力・潮流を立たせている。国鉄分割・民営化と闘わずして改憲・戦争を阻止する闘いの勝利はない。国鉄分割・民営化絶対反対、1047名解雇撤回、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否を貫く動労千葉と階級的労働運動潮流こそ、改憲・戦争を阻止する闘いの結集軸だ。
動労千葉は6月29日、DC会館で第71回定期委員会を開催し、5・2ストライキと国鉄闘争全国運動6・8集会を総括し、11月労働者集会を頂点とする2014年後半決戦へ、検修外注化を粉砕し、JR本体とCTS(千葉鉄道サービス)の双方で組織拡大を実現するという決定的な方針を確立した。
また動労水戸は、常磐線竜田延伸が強行されて1カ月後の6月30日、被曝労働強制への怒りを爆発させ、福島県民との連帯をかけた第3波のストライキに決起した。
そして同日、動労水戸の渾身(こんしん)のスト決起と連帯し、国労郡山工場支部の仲間は10月1日の〈機器着脱業務、主電動機大修工事の一部業務、車輪旋盤業務外注化絶対阻止〉へ、支部の総力をあげた工場正門前集会を成功させ、断固たる闘争宣言を発した。「車両が泣いている。道具が泣いている。機械も泣いている。このドロ船の向かう先は、JR北海道問題か、それともJR福知山線事故なのか」「郡総(郡山総合車両センター)を守るために本当に必要なのは、私たちだということを自覚した。私たちは何も当てにはしない。誰のせいにもしない。私たちは責任持つ者として決断した。10・1外注化は阻止する」(集会宣言)
職場生産点で反合理化・運転保安闘争を全面的に実践し、その発展と爆発をかちとろう。無制限の武力行使=戦争発動を全世界の労働者階級人民に宣言した日帝と安倍政権を打倒しよう。
7・20―27革共同政治集会の大成功、8・6広島―8・9長崎反戦反核反原発闘争の大高揚、「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会」への大結集をかちとろう。国鉄新10万筆署名を達成し、闘う労組拠点をつくろう。職場・学園・街頭で労働者・学生に『前進』を売り、拡大しよう。夏期大カンパ闘争を猛然とやりぬこう。