星野文昭同志メッセージ〈抜粋〉 新自由主義と原発・戦争への怒りのうねりが星野無期覆す
週刊『前進』08頁(2639号08面03)(2014/07/07)
星野文昭同志メッセージ〈抜粋〉
新自由主義と原発・戦争への怒りのうねりが星野無期覆す
(写真 星野文昭同志 71年11・14沖縄返還協定批准阻止渋谷闘争戦士。徳島刑務所在監、獄中39年、68歳)
動労千葉・動労水戸、民主労総を先頭とした闘いが、全労働者人民に希望と力を与え、総決起を発展させる展望を切り開いています。この大きなうねりが、星野無期―39年投獄を必ず覆すことを可能にしています。
星野無期は、70年闘争が沖縄闘争を闘い真の労働者自己解放闘争を切り開いたことに、体制打倒の現実性に恐怖した支配階級・権力が、体制護持をかけてその闘いを圧殺しようとするトコトン反動的なものです。
警察・検察・裁判所の反動性を全面化させて、私の無実を百も承知しつつも、私が殴っていた、火炎瓶投てき命令をしていたのを目撃したという嘘の供述を、未成年のデモ参加者を「殺人罪で一生出さない」という脅しで誘導・強制し、まさに袴田決定で弾劾しているやり方でねつ造し、それを裁判所が容認して無期、39年投獄を強制しているという、とんでもない国家犯罪です。
星野無期は獄壁によって、獄中と家族、獄中と仲間・労働者人民を分断し、生きた触れ合い・交流、その思い・格闘・苦闘の共有を妨げ、そのことに根ざした労働者自己解放=人間解放をめざし、絆・愛、団結を形成すること、その情熱・闘いを破壊し、生きる意志も含めすべてを奪おうとするものです。だから、すべてを奪い返そうと勝利してきたのです。
まさに星野無期は、究極の分断・圧殺攻撃なのです。だから、一切の曖昧(あいまい)さ、ごまかし、中途半端さが許されず、根底から無期の現実、全現実を打ち破り、変え、未来を開く力が求められたし、求められているのです。
それは、獄壁・圧殺を打ち破り、家族・仲間・外のすべてとつながり、その生きる大地に身を置き、呼吸し合い、根ざし、団結し根源的解放を、すべてを奪い返すものです。
その中心に暁子とすべてを共有し生き、すべてを奪い返す闘いがあり、そうすることですべての仲間・労働者人民とともに生き、すべてを奪い返す闘いがあるのです。
またそのことは、闘う仲間・同志がそのような究極の分断・圧殺攻撃を受けていることに対し、絶対に分断・圧殺を打ち破り、絶対に奪還・解放をかちとるという立場に立ち、それを貫徹することによって、また、その攻撃をうち破り、日々勝利を重ねる獄中・家族の闘いを共有し、生き生きとした交流・団結をかちとることによって、私たちの団結は、より労働者人民全体に拡大する団結をかちとっていく本物のものとして発展し、団結によって労働者自己解放・人間解放をかちとる私たちの闘いも本物のものとして発展するのだと思います。
今日の新自由主義、原発、改憲・戦争への怒りが巨大な決起のエネルギーとなり、生きるために革命を求め立ち上がる情勢の中で、無実なのに無期・39年投獄への怒りの闘いへの転化、星野闘争の爆発は全労働者人民の闘いと一つに、これまでのレベルを超えたものに必ずなります。その力で100万人署名運動を推し進めましょう。全証拠開示、再審・解放の闘いを大発展させましょう。団結の力で世の中を変え、誰もが人間らしく生きられる社会を! ともに闘い、勝利しましょう。