２０１４年日誌6月24日～30日
　新成長戦略閣議決定／自・公、集団的自衛権を大筋合意

●新成長戦略、「骨太の方針」閣議決定　政府は臨時閣議で、新しい成長戦略と、経済財政運営と改革の基本方針（骨太の方針）、「規制改革実施計画」を決めた。（24日）
●自・公、集団的自衛権を大筋合意　自民、公明両党は与党協議で憲法の解釈を変えて集団的自衛権を使えるようにすることで大筋合意した。（24日）
●名護市議会、制限水域拡大撤回を求め決議　名護市議会は「日米両政府による辺野古沖立ち入り制限水域拡大合意の撤回を求める」決議と意見書の両案を賛成多数で可決した。（25日）
●軍にＯＤＡ解禁提言　政府の途上国開発援助（ＯＤＡ）見直しについて、外務省が設けた有識者懇談会（座長＝薬師寺泰蔵・慶大名誉教授）が報告書を出した。これまで禁じてきた外国軍への支援を認める内容だ。（26日）
●東電、浪江町民の慰謝料増額拒否　福島県浪江町民約１万５千人が東京電力福島第一原発事故の精神的損害賠償増額などを求めた裁判外紛争解決手続き（ＡＤＲ）で、東電は原子力損害賠償紛争解決センターが提示した「一律月５万円」を増額する和解案を拒否した。（26日）
●１年以上の裁判、裁判員除外可能　初公判から判決までに１年以上かかる「超長期裁判」は裁判員裁判の対象であっても裁判官だけで審理できるようになる。法制審議会の部会が答申案をまとめた。（26日）
●ＥＵ、旧ソ連３カ国と協定　欧州連合（ＥＵ）はウクライナ、グルジア、モルドバの旧ソ連３カ国と包括的な協力の枠組みを定めた「連合協定」に署名した。（27日）
●心の病、労災申請最多　仕事でうつ病などの精神疾患にかかり、13年度に労災申請した人は、前年度比１５２人増の１４０９人と過去最多だった。厚生労働省が集計した。（27日）
●「集団安保で武力」、想定問答集に明記　国連決議に基づいて侵略国などを制裁する集団安全保障での武力行使について、政府がまとめた想定問答集で「憲法上武力行使は許される」と明記していた。（28日）
●集団的自衛権に地方１９０議会批判　安倍政権が目指す集団的自衛権行使の閣議決定に対し、地方議会で反対、慎重な対応を求める意見書を可決する動きが広がっている。今月だけで少なくとも１２０超の議会に上り、１９０議会で可決済み。（28日）
●北朝鮮、ミサイル２発発射　北朝鮮は東海岸の元山付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル２発を発射した。日本海の公海上に落下した。防衛省と韓国軍が発表した。（29日）
●ＩＳＩＳが「イスラム国」樹立宣言　「イラク・シリア・イスラム国（ＩＳＩＳ）」が、シリアからイラクにまたがる「カリフ制イスラム国」の樹立を宣言した。（29日）
●イラクに米兵３００人増派　米政府は「イスラム国」が攻勢を強めるイラク情勢に関し、首都バグダッドの米大使館と国際空港の警護強化などを目的に米兵３００人を追加派遣したと発表した。（30日）