三里塚一斉行動
　新滑走路計画暴く
　周辺住民に驚きと怒り

　６月22日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連による毎月定例となった一斉行動が行われた。
　午前８時30分に天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合。この日用意された「反対同盟ニュース」第９号は１面で「第３滑走路計画」で新滑走路が実際どこに造られるのかを地図上で示した。まさにとんでもない計画だ！　数百件の強制移転、大規模な農地破壊をやることを前提にしている。萩原さん宅を始め東峰地域は丸ごとつぶされる。今とは桁違いの騒音地獄が現出することも明らかだ。
　これは反対同盟をつぶすことを狙った攻撃だ。周辺住民に徹底的に暴露し、この「計画」を粉砕しなければならない。そのためにも、市東さん農地裁判闘争の勝利、３万人署名の推進が重要だ。
　この日までの集約で、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部から１２３５筆が届けられるなどまとまった署名が寄せられ、昨年千葉地裁に提出した１万１９２２筆を上回ったことが報告された。全国、また海外からも署名が届いている。
　市東孝雄さんは、「あいにくの雨模様だが、今日をやりぬいて、25日の東京高裁での闘いを迎えましょう」と一同を激励した。萩原富夫さんは、６・25裁判への全力結集を訴え、７・13現地闘争から10月全国集会への取り組みを確認した。「ニュース」を必要部数確保して、それぞれが担当地域へと散っていった。
　「第３滑走路」については、「予定地」を含め空港周辺地域の住民は一切無視されたままだ。そこにこの計画を衝撃的に暴く「反対同盟ニュース」がくまなく配布されていった。
　「とんでもない話だ」「こんなことは絶対に認められない」「詳しい情報をさらに教えてほしい」などの驚きと怒りの声が次々返ってきた。
　北原鉱治事務局長と婦人行動隊の宮本麻子さんは反対同盟宣伝カーに乗り込んで地域を回り、訴えた。北原さんは新滑走路に直撃される川上、新田の２カ所でスポット演説に立ち、「今ただちにここで反対の声を上げないと、地域が破壊される。48年間不屈に闘ってきた反対同盟とともに立ち上がろう」とアピールした。
　午後からは雨も上がり、反対同盟と支援連は千葉市に繰り出し、千葉中央公園付近と富士見町の繁華街で署名・情宣活動を行った。
　婦人行動隊の木内敦子さんや全学連三里塚現地行動隊がマイクを握り、道行く人びとに熱烈に「農地取り上げ許さない」とのアピールを行った。「とめよう戦争への道！百万人署名運動千葉県連絡会」も合流した。若者を中心に次々と署名していった。
　この日千葉市で獲得された署名は３４６筆。一同は疲れも見せず、６・25農地裁判控訴審闘争を、「農地死守」の気概をみなぎらせて闘うことを確認し合った。

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三里塚裁判傍聴を！
◎団結街道裁判
　７月８日（火）午前１０時３０分 千葉地裁
　（傍聴券抽選のため１時間前に集合）