革命勝利へ圧倒的なカンパを 杉並区議補選闘争の地平から安倍打倒へともに進撃しよう

週刊『前進』06頁(2638号03面02)(2014/06/30)


革命勝利へ圧倒的なカンパを
 杉並区議補選闘争の地平から安倍打倒へともに進撃しよう


 すべての労働者、学生、市民の皆さん、『前進』読者の皆さんに、2010年代中期階級決戦の勝利に向けての圧倒的な夏期一時金カンパを寄せられるよう、革共同は心から訴えます。
 6月20日、安倍・自民党は公明党との与党協議で、集団的自衛権の行使容認に加えて、国連多国籍軍への自衛隊の参加を含む「集団安全保障への参加と武力行使」を打ち出しました。安倍自身が「東アジアの軍事的緊張」をあおり、加速させ、軍事的挑発を繰り返し、戦争に突き進んでいます。日帝・安倍の狙いは、一方で、帝国主義間・大国間争闘戦の軍事化・戦争化の中で日帝の生き残りをかけた海外侵略へと突き進むことであり、他方では国内の労働者支配の危機を戦争によって突破することにあります。
 しかし、安倍の凶暴な攻撃は、その不正義性ゆえに、安倍打倒の怒りを広範に生み出しています。今、全国で「戦争反対」「生きさせろ」の根源的怒りの決起が爆発的に始まっています。首相官邸や国会の周辺は連日、安倍打倒のデモとシュプレヒコールに包囲されています。
 杉並区議補選は、こうした情勢のただ中で、安倍打倒を真っ向から掲げ、首都・東京に「革命的旋風」を巻き起こして闘われました。今こそ階級的労働運動路線を貫き、労組拠点建設を推し進め、労働組合の団結した力で安倍を打倒する時です。

「戦争か革命か」の攻防

 今日、最末期帝国主義の絶望的延命形態である新自由主義は、人間の生きる社会を破壊し、労働者人民の命を奪い続けています。これに対して、労働者人民のあふれ出す怒りとともに、新たな闘いが爆発的に開始されています。まさに今、私たちが立っている地点は「人類史の転換点」です。社会と生産の真の担い手である労働者が、社会の主人公として登場し、この腐りきった資本主義社会を根本的に変革する、プロレタリア世界革命に向かって立ち上がる時です。
 世界大恐慌のさらなる激化は、帝国主義間・大国間の争闘戦が軍事化・戦争化する情勢を生み出しています。ウクライナ情勢に続いて、再びイラクで戦火が噴き上がり、イラン、イスラエル、パレスチナ、エジプトなど中東全域に広がりつつあります。さらに東アジアにおける軍事衝突の危機が激化の一途をたどっています。まさに「戦争か革命か」をかけた人類史の分岐点を迎えています。
 こうした中で、戦争放火者の先頭に立っているのは日帝・安倍です。それゆえ安倍打倒は、全世界の労働者人民との国際連帯をかけた決戦です。階級的労働運動の拠点建設と国際連帯闘争の発展で、安倍もろとも新自由主義を打倒し、プロレタリア世界革命の勝利へ突き進みましょう。

国鉄闘争の巨大な前進

 6・8国鉄闘争全国集会は、韓国鉄道労組との感動的な国際連帯を実現し、安倍の集団的自衛権行使=侵略戦争を阻止する階級的展望を示しました。そして、今こそ国鉄決戦勝利=JR体制打倒に向けて動労総連合を全国に建設し、安倍政権の狙う労働規制撤廃や解雇自由化の攻撃と対決する新たな闘争宣言を発しました。
 6・8集会は、何より国鉄闘争を基軸とする5月闘争の圧倒的な前進を基礎に闘いとられました。
 動労千葉の5・2ストライキは、正規・非正規の違いを超え、すべての労働者の立場に立ちきって「外注化―強制出向粉砕! 反合・運転保安確立」「CTS(千葉鉄道サービス)プロパー採用の仲間たちを守れ!」を掲げて打ち抜かれました。また、動労水戸の5・10、5・30〜31の「常磐線竜田延伸阻止・被曝労働拒否」のストライキと5・31いわき集会は、安倍政権と結託したJR資本の福島圧殺・労組解体攻撃を根底的に打ち破りました。労働組合運動が「職場と社会・地域の団結した力」となり、階級的力関係を革命的に転換していくことを示したのです。
 また、この間、国鉄解雇撤回10万筆署名があらゆる職場・産別に持ち込まれ、闘う労働組合をよみがえらせる決定的な力となっています。国鉄分割・民営化における国家的不当労働行為を認めさせた動労千葉鉄建公団訴訟の昨年9・25高裁判決に続き、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の「解雇無効」を認定させた本年4・16判決は、全国のすべての職場に闘いの檄(げき)を飛ばし、ともに闘う力を生み出しています。この間の国鉄署名の毎月5千〜1万という署名数の増加が、そのことを証明しています。国鉄署名運動は、職場闘争に生命を吹き込む決定的な運動です。
 そして同時にこの署名運動は、あらゆる産別・職場の労働者と呼吸しながら、国鉄闘争を豊かに発展させていく闘いです。新自由主義へのあらゆる怒りを国鉄闘争勝利の路線のもとに獲得し、団結を形成していく目的意識的闘いであり、それゆえ最も路線的、組織建設的な闘いです。まさに、プロレタリア革命に勝利する階級的な力を、職場生産点に形成していくものとなっています。

7―8月闘争の勝利へ

 こうした国鉄闘争の地平を引き継ぎ、杉並区議補選が全国の仲間の強固な団結をもって闘い抜かれました。この闘いを通じて、労組拠点建設と青年労働者の組織化が圧倒的に前進しています。それは同時に、プロレタリア革命を実現する労働者階級の党を本格的に建設する挑戦として闘われました。東京都知事選、泉佐野市議選を引き継ぎ、さらに発展させ、2010年代中期階級決戦の勝利の扉を押し開いたのです。
 この決戦は、「戦争か革命か」の成否をかけた絶対に負けられない闘いです。その勝利のため、労働者階級の党を支える圧倒的なカンパが求められています。それは労働者党の強固な骨格を形成し、階級闘争の血液となります。
 すべての労働者、学生、市民の皆さん、『前進』読者の皆さん! 革共同は、杉並区議補選の地平をさらなる飛躍のバネとして、7月革共同政治集会を東京、東北、関西で開催し、8・6広島―8・9長崎闘争へ、そして「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会」へ攻め上ります。この闘いにともに立ち上がり、団結して革命勝利へと突き進もうではありませんか。ともに7―8月闘争の勝利を切り開き、2010年代中期階級決戦の勝利の展望をこじ開けましょう。
 星野文昭同志の再審無罪をかちとり、必ず奪還しましょう。法大生・武田雄飛丸君の早期奪還と全国学生運動の新たな爆発を実現しましょう。
 革共同は、革命への燃えたぎる熱情をもって、圧倒的な夏期カンパを再度訴えます。
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