階級的労働運動を進める革共同に圧倒的カンパを

　すべての労働者、学生、市民の皆さん。『前進』読者の皆さん。６・８国鉄集会の大成功は国鉄闘争の新段階を画しました。革命的共産主義者同盟は、階級的労働運動を実践し、労働組合拠点と地区党を一体的に建設する闘いを進めています。６月杉並区議補選は、日本における反核運動の発祥地、杉並に闘う労組拠点をつくり、戦争と改憲、首切りの安倍政権を打倒するとりでを築く闘いです。「現代革命への挑戦」をグレードアップさせる闘いへの意欲、使命感を共有し、勝利の喜びを分かち合うために、革共同に圧倒的な夏期カンパを寄せられるよう心から訴えます。
●新段階に入った国鉄闘争
　動労千葉は５月２日、「外注化阻止・非正規職撤廃」「反合理化・運転保安確立」を掲げてストライキに立ち上がりました。ＪＲ東日本―ＣＴＳ（千葉鉄道サービス）の安全無視を暴き、会社の枠や正規・非正規の枠を超えた横一線の団結をつくる闘いです。動労千葉は組織拡大決戦に猛然と突入しています。
　動労水戸も５―６月、「被曝労働拒否・外注化阻止」を掲げ、福島の怒りと一体となってストライキに決起し、労働組合の求心力を圧倒的に示しました。
　国労郡山工場支部は、労働者の生きる道として「外注化阻止・被曝労働拒否」の闘いを貫いています。国鉄決戦を基軸とする階級的労働運動の正義性は、ＪＲ資本とその手先、体制内労組幹部やＪＲ総連カクマルを完全に追いつめています。
　東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会は４月16日、「解雇無効」の東京地裁判決をかちとりました。これを合図に郵政、教労、自治体、医療・福祉、合同・一般などあらゆる産別、職場で労働者の反撃が始まっています。
　国鉄闘争全国運動は２０１０年の「４・９政治和解」による闘争圧殺策動をのりこえ、12年６・29東京地裁判決、13年９・25東京高裁判決で不当労働行為を認定させました。５万筆を超える国鉄解雇撤回の新署名と職場からの決起で最高裁に解雇撤回判決を出せ！と迫っています。
　国鉄分割・民営化の誤りと破産は、ＪＲ西日本の尼崎事故、ＪＲ北海道の安全崩壊、ＪＲ東日本の川崎駅事故などで完全に明らかです。ＪＲの安全無視、事故責任の労働者への転嫁に現場の怒りが渦巻いています。青年労働者の反乱が起きています。ＪＲ資本とＪＲ総連カクマルとの労資結託体制は崩壊過程に入りました。この大流動情勢下で新10万筆署名を達成し、国鉄最高裁決戦に勝利し、日帝・安倍政権を打倒しましょう。
●集団的自衛権阻止しよう
　階級的労働運動の鬨（とき）の声が上がりました。全世界で新自由主義への怒りが爆発しています。
　韓国・鉄道労組の23日間の民営化反対ストは、韓国人民の新自由主義への怒りを解き放ち、パククネ政権を追いつめています。
　韓国セウォル号沈没事故、トルコ炭鉱爆発事故など新自由主義による安全崩壊と人民虐殺に対する労働者の怒りのデモ、ストが世界中に広がっています。
　日本では過労自殺が激増し、青年の死因のトップを自殺が占めています。その上に安倍政権は、賃下げ、年金減額、消費増税、「残業代ゼロ」＝労働規制撤廃などあらゆる詐欺的手法で労働者への搾取を強めています。その一方で資本家には大幅な法人減税を施す方針です。冗談じゃない。
　そればかりか安倍政権は福島第一原発事故の責任をとらず、労働者人民虐殺を居直り、原発再稼働と原発輸出を狙っています。さらには「集団的自衛権行使の容認」で戦争をやろうとしています。しかし資本家どもは戦場に行きません。青年労働者を戦場に送り、他国の労働者との殺し合いをやらせます。労働者の敵は労働者ではなく資本家であり、安倍です。
　何が「集団的自衛権の行使」で「国民を守る」だ。うそをつけ！　軍隊は人民を守らない――これは沖縄戦の教訓です。先の戦争で日本軍は「満州」などアジア各地で真っ先に逃亡し、住民を置き去りにしました。資本主義国家は昔から無責任だったのです。
　こんな資本と国家を倒し労働者が権力を握る時代が来ました。このことを国境を超えた団結で確認したのが６・８集会です。この意義、地平を杉並区議補選で職場で街頭で訴えよう。
　だから資本家に渡すお金など１円もないのです。労働者が生きるためには資本家打倒のカンパの方がはるかに意義があります。
　６・８で階級闘争は新しい時代に入りました。それに見合う巨額の資金が必要です。法大生・武田雄飛丸君への起訴を許すな。星野文昭同志の再審無罪をかちとろう。杉並区議補選に勝利しよう。２０１０年代中期階級決戦は全面的な死闘に入っています。非合法・非公然体制を死守し、国鉄闘争を軸に絶対反対の闘いをやり、革命に邁進（まいしん）する革共同に圧倒的カンパをお願いします。