闘いはすすむ 青年の職場から 郵政 沖縄闘争でつかんだ教訓をもとに解雇撤回へ闘う 東京 大岩勇樹

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週刊『前進』06頁(2637号03面04)(2014/06/23)


闘いはすすむ 青年の職場から
 郵政 沖縄闘争でつかんだ教訓をもとに解雇撤回へ闘う 東京 大岩勇樹


 私は5月17日から19日にかけての沖縄闘争に参加しました。そこで、四つのことをつかむことができました。
 一つに、沖縄闘争には地区の青年労働者とともに参加し、団結をかちとることができました。
 二つに、IJBS労組書記長の仲宗根さんと合流し、同じ青年労働者にかけられた不当な解雇に対して正規・非正規の分断を越えて、ともに団結して闘うことを確認しました。解雇は殺人行為そのものです。解雇されれば、生きていくための糧を奪われます。それを承知で、会社はいとも簡単に労働者の首を切るのです。労働者は「寄生虫」でも「乞食(ママ)」でもありません。社会を動かす労働者こそが社会の主人公であり、資本家こそ社会に不要の存在といえます。少し前の私のように、闘う労働組合という存在自体を知らない青年労働者は数多く存在し、また知る機会さえ奪われています。その中で当然あるべき階級的労働運動をよみがえらせるために、多くの労働者が忘れている団結を私が体現して闘って、自分たちの権利を守る道を示すことが必要だと考えます。
 三つに、初日にひめゆり平和祈念資料館を見学し実感したことがあります。ひめゆりの部隊はかつて日本軍に組織されともに行動しましたが、最後は日本軍から敵中のただ中で突然の解散命令が出され見殺しにされました。ひめゆり学徒隊は国家から使い捨てにされ、多くの命が失われました。非正規労働者も首切り自由という攻撃をかけられていますが、資本家から使い捨てにされているのです。この二つのことは同じ資本主義社会のもとで発想され、行われていることです。
 労働者の使い捨てを容認し続けると最後には戦争にまで行き着いてしまうのだと実感しました。戦争と解雇は同じであり、職場での闘いそのものが戦争を止める闘いそのものといえます。
 四つに、初めて基地ビラを行うことができました。これまでビラ配りといえば職場でのビラまきしか経験がなく、まったくイメージがわきませんでした。米軍基地のゲート脇に立ってゲートに入っていく車に乗っている基地労働者、アメリカ軍の家族の方に対してビラを配りました。何より驚いたのは、アメリカ軍の家族の方々が基地労働者の方々と同じくらい受け取ってくれたことです。
 ただ一つ残念なのは、今年の県民集会を雨が降っているという理由で主催者が中止したことです。圧力に屈し集会を中止をしたことに強烈な不満と怒りを感じました。
 東京・沖縄・広島を始め全国の郵政労働者や激しいパワハラ・不当な解雇を受けた仲間がともに団結し、沖縄闘争を2010年代中期階級決戦ですべての元凶である新自由主義の打倒を成し遂げていくための闘いとしてかちとりました。
 私は解雇撤回を闘い抜き、職場に戻り、JP労組執行部を打倒し、職場に労働者の論理をもって団結して闘う郵便局の労働組合をよみがえらせるために闘います。
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