６・２９星野全国集会へ（上）
　全証拠開示へ100万署名を
　階級的労働運動と一体で

　東京都知事選決戦から始まった２０１４年１〜５月の闘いは、動労水戸の５・30〜31ストと５・31いわき闘争として大きく発展し、２０１０年代中期階級決戦の展望を圧倒的に切り開いた。６・８国鉄闘争全国集会の歴史的成功で、ＪＲ体制打倒―プロレタリア革命勝利の路線的深化・実践的大前進をかちとっている。動労総連合を全国に建設し、杉並区議補選を全力で闘い抜き、８・17改憲・戦争に反対する大集会の成功をかちとろう。
　その闘いの真っ只中で、「星野さんをとり戻そう！　全国再審連絡会議」は、６・29星野全国集会と１００万人署名運動を呼びかけている。全国から６・29集会に総結集し、星野文昭同志を奪還しよう。
　星野同志は、70年安保・沖縄闘争の頂点をなす71年11・14渋谷闘争の先頭で闘い抜いた。階級的報復としてかけられたデッチあげによる無期懲役を敢然とはね返して、39年間不屈に闘っている。

労組が次々と星野奪還署名

　星野同志の闘いと階級的労働運動はひとつになって前進している。全国労働組合交流センターは二度にわたる徳島刑務所デモを闘い、動労水戸を始めとする労働組合が次々に星野同志奪還決議をあげている。
　雇い止め・解雇攻撃にさらされている青年労働者は、星野同志の闘いに自らの闘いを重ねあわせ、希望を見いだし、「生きさせろ！」と声をあげることが労働者としての生き方であると決然と立ち上がっている。
　今年の５・15沖縄闘争では、星野同志はＩＪＢＳ労働組合の仲宗根光洋書記長に連帯のメッセージを送り、妻・暁子さんは19日の門前闘争をともに闘った。仲宗根書記長からは、「私は、全証拠も開示せずに、星野さんを無実の罪で39年も投獄している政府・警察・検察は絶対に許しません。沖縄の為に平和の為に今現在も闘っている星野さんと思いを同じくして、解雇撤回闘争を闘い抜きたいと思っています」と、星野闘争交流集会に熱烈なメッセージが寄せられた。
　星野同志と暁子さんの不屈の闘いによって、そして階級的労働運動の大前進によって「星野さんを取り戻そう」は、全労働者の熱い思いとなり、闘いとなり、団結拡大の核心に座った。
　２０１０年代中期階級決戦の爆発は不可避である。大恐慌の深化、争闘戦の激化、安倍政権の絶望的凶暴性に対して、「ＪＲ体制打倒し革命勝利へ」の革命路線が力強い物質化を開始し、拠点建設が猛然と闘いとられている。青年労働者・学生の新自由主義打倒の闘いが生き生きと噴き出している。星野同志奪還の声が全社会的なうねりとなってきた。星野同志奪還・全証拠開示の１００万人署名運動は、労働運動・労働組合を復権させ、階級的激動をつくり出す。６・２９星野全国集会をその突破口として圧倒的に成功させよう。

写真データを全部開示せよ

　デッチあげ無期懲役を打ち破り、星野同志を労働者階級の手に取り戻す道は全証拠開示にある。
　昨年12月、検察官に33枚の写真ネガデータの開示を求める東京高裁の「勧告」をかちとった。ところが、検察官は「スキャニングに失敗した」と言いなして、半年過ぎてもまともなデータを渡さない。１月７日に続いて、５月21日にもまた失敗したと言い放っている。ふざけるな！
　星野同志の命をなんと思っているのだ。国家権力は星野同志をデッチあげるために、証拠をねつ造し、無実の証拠を隠し、39年間も投獄しているのだ。この極悪の権力犯罪を暴くのが全証拠開示だ。
　今や「全証拠を開示するのは当然だ」「証拠は真実を求める者のためにある」「証拠をねつ造してデッチあげをなす国家はいらない」という声は、全労働者人民から発せられている。
　これは、原発事故に責任をとらず、福島を切り捨て、原発再稼働を策動する国家への怒り、外注化・非正規職化を推し進め安全性を崩壊させている新自由主義資本・国家への怒りと一体だ。
　さらには、法政大学文化連盟委員長の武田雄飛丸君を、「器物損壊」のデッチあげ逮捕が破産するや、今度は「暴行」デッチあげで起訴するというデタラメ極まりない国家権力、法政大学当局への学生の根源的怒りと一体だ。すべての怒りと結合し、全証拠開示１００万人署名を大展開しよう。新自由主義を打倒し、星野奪還をかちとろう。６・29星野全国集会へ大結集しよう。

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全証拠開示！　再審開始！
無実で３９年　今こそ星野さん解放を
６・２９星野全国集会
　６月２９日（日）正午開場
　　　　　　　　　午後１時開会　
　上野公園野外ステージ

　星野文昭さんのメッセージ／家族の訴え
　再審弁護団報告／国際連帯／決意表明／歌
　主催／星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議