5・30官邸前 金曜行動 規制委人事案に怒り 安倍政権打倒の熱気
週刊『前進』06頁(2635号04面03)(2014/06/09)
5・30官邸前 金曜行動
規制委人事案に怒り
安倍政権打倒の熱気
(写真 「原子力規制委の人事案撤回! 安倍の私物化を止めろ」の怒り【5月30日 首相官邸前】」)
5月30日午後6時から恒例の首相官邸前の反原発金曜行動が闘われた。
冒頭、司会の女性が「人事案、好き勝手やってんじゃないよ」と叫ぶなど、27日に安倍内閣が発表した日本原子力学会の元会長で「原子力ムラ」の中心人物である田中知・東大大学院教授を原子力規制委員会の委員にするという新人事案への怒りの声があふれた。
また大飯原発再稼働を認めない福井地裁の判決もあり、この日の闘いも大いに盛り上がった。
高齢の男性は「戦争と原発は民を殺し、国家を殺す常軌を逸した国策です。日本に正義と平和を取り返すまで、これからも命の続く限り原発と戦争に反対の声を上げ続け、頑張りたいと思っています」と、安倍内閣の戦争・改憲策動と原発再稼働・輸出が一体であることを鋭く弾劾し、闘いの決意を熱く語った。
別の男性は、原子力規制委員会が公開した海水データを取り上げ、「今回の福島第一事故に関してはチェルノブイリの時と違って原発の沖合30㌔のところの汚染の数字が下がっていない。これは汚染水が流されているということだ。安倍のアンダーコントロールなんてまったくうそだ」と安倍発言を鋭く弾劾した。
いつも参加している年配の女性は「安倍さん、すぐに退陣してください」と激しく迫った。戦争と原発再稼働の安倍打倒の声があふれた。
(K)