6・1荻窪 〝安倍戦争政治と対決する選挙戦〟
6・1荻窪
〝安倍戦争政治と対決する選挙戦〟
6月1日夕、東京・杉並区のJR荻窪駅前で東京西部ユニオンの街頭宣伝が行われた。
冒頭、ユニオン青年部長が「私たち東京西部ユニオンは闘う労働組合をよみがえらせるために一つの決断をしました。6月29日に行われる杉並区議補選に私たち東京西部ユニオンから北島邦彦副委員長を押し立て挑戦します」と表明した。
花輪不二男さん(世田谷地区労顧問)や吉本伸幸さん、郵政の青年労働者、医療、自治体の労働者が次々とマイクを握り区民に訴えた。反響は大きく、千部以上のビラ・リーフが配られ、国鉄解雇撤回署名が200筆以上寄せられた。北島さん(写真上)の発言を紹介します。
私たち西部ユニオンは改憲と戦争の安倍政権と、外注化・民営化、非正規職化を進める田中杉並区政を倒し、闘う労働組合を職場につくり出す、そういう選挙戦を闘います。
若い世代の労働者の半分以上が非正規労働におとしめられている。もう明日から来なくていいといきなりクビを切られ、ささいな理由で時給を下げられている。ブラック企業と言いますが、実際は全部の企業がブラック化している。労働者の権利が奪われ、生活が破壊され、命まで奪われる。こんな状況を絶対に許してはなりません。
今回の選挙は、安倍政権の改憲・戦争と対決する選挙戦です。集団的自衛権の行使は、自衛隊が世界中のどこでも戦争をできるようにすることです。「限定的だ」とかいうのは、まったくまやかしです。また「きちんと改憲の手続きをとってやるべきだ」という反対意見もありますが、「戦争は絶対反対だ」という闘いが問われています。あらゆる職場から労働者が「戦争絶対反対」の声を上げ、団結してストライキで戦争協力や戦争動員を拒否する、このことが核心です。
さらにもう一つ。労働組合がいま全世界で立ち上がっています。韓国では、民主労総、鉄道労組が鉄道の民営化・非正規職化にストライキで闘っています。ワールドカップが行われるブラジルでも労働者の闘いが激しくなっている。今こそ、労働者が国境を越え、民族や言葉の違いをこえて団結して闘う時です。
なぜ「1%」の資本家のために、私たち「99%」の労働者が戦争に送り込まれ、労働者同士が殺し合わなければいけないのか。そんなことはきっぱりと拒否しよう。労働者の国際連帯こそ、戦争を阻止する道です。
非正規職問題、低賃金と首切りと貧困・生活苦、改憲と戦争、福島原発事故と内部被曝、全世界で起きている安全崩壊......、これらすべてに共通していることは、新自由主義のこの社会が完全に行き詰まり、崩壊を始めたということです。これに対して労働者がこの事実を徹底的に暴き、労働組合のもとに団結して立ち上がれば、この社会を絶対に変えることができます。
生きるために労働者は団結して闘おう。そのことを私は区内のあらゆる職場を回って訴え、闘う労働組合をつくっていきたい。杉並区議補選をみんなの力で絶対に勝利しましょう。