反対同盟一斉行動 成田―千葉で街宣 「第3滑走路」に怒り続々
反対同盟一斉行動
成田―千葉で街宣
「第3滑走路」に怒り続々
5月25日、三里塚芝山連合空港反対同盟と三里塚支援連絡会議は、13回目の空港周辺地域での一斉行動に立ち上がった。
午前8時30分に全員が天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合し、打ち合わせを行った。
午前中は現在策動されている「第3滑走路」の敷地や騒音被害が想定される空港東側の地域を集中して回り、「反対同盟ニュース」第8号を配布することとして分担地域を確認した。市東さんは、最近成田市空港対策部が「騒音・生活アンケート調査」を開始したことを紹介して「第3滑走路計画について、住民の中にあるいろいろな意見、感想を聞いてきてほしい」と要請した。
9時前に全員が各地へ飛び出していった。
訪問する先々で「第3滑走路計画」の話題が沸騰した。多くの人びとにとってはまったく「寝耳に水」で、さらなる土地強奪と騒音地獄をもたらす計画に驚きと怒りの声が次々上がった。「芝山町長の相川勝重が講演会で第3についてしゃべってたが、まさか本当に計画されるとは」という人も。空港東側地域で「もう一つの反対運動」が生まれる情勢だ。
正午、全体が京成成田駅前に集まって街宣を行った。北原鉱治事務局長がマイクをとった。「48年間、空港絶対反対で闘いぬいている反対同盟です。もう一本3500㍍滑走路を造る話が持ち上がっているが、言語道断だ」と弾劾した。
午後3時、千葉市に移動して、3万人署名街宣に取り組んだ。場所はJR千葉駅前と千葉市富士見町の2カ所。2時間強で210筆の署名を得て、全体で約1万筆になった。この日の一斉行動は盛りだくさんの内容で大きな成果をあげた。
反対同盟は6月25日の第2次署名提出に向けて、1万5千筆の目標を掲げて奮闘している。全国各地で猛然と3万人署名に取り組み、反対同盟に届けよう。