福岡 〝安倍は倒せる〟 意気高く憲法・沖縄集会
福岡 〝安倍は倒せる〟
意気高く憲法・沖縄集会
4月27日、福岡市内で「NO! 集団的自衛権! 辺野古新基地建設!/4・27安倍を倒そう! 憲法・沖縄集会」が、とめよう戦争への道!百万人署名運動福岡県連絡会の主催で開かれました(写真)。集団的自衛権容認・辺野古新基地建設という形で、憲法と沖縄が安倍の改憲と戦争、大失業攻撃の焦点になる中での集会です。
冒頭、原発労働労災認定訴訟原告の梅田隆亮さんが「内部被ばくとの闘いの重要さ」を訴え「みなさんとともに闘いたい」と述べました。
続いて松尾直樹世話人が「ウクライナ・クリミア問題は、大恐慌情勢によって激化した帝国主義間・大国間の争闘戦が、ついに軍事的段階に突入したことを示している。この情勢はキナ臭さを増す東アジア情勢にも連動する」と述べ、「日米首脳会談は、TPP交渉に示される日米の対立が抜きさしならない段階に入った中での戦争促進会談だ」と批判しました。また「憲法改悪と戦争、大失業へと突き進む安倍の暴走を打ち破る道は何か? それは動労千葉を先頭に階級的労働運動と全世界の労働者の国際連帯の力で闘うことだ」ときっぱりと述べました。
集会のメインは沖縄の基地労働者・水島満久元全駐労マリン支部副委員長の講演です。ベトナム戦争時の生々しい戦闘の痕跡そのままに運ばれてくる軍事車両のリアルな話などに全員が聞き入りました。一番感動を与えたのは「解雇撤回・米軍基地撤去」を掲げて闘った基地内決起の話でした。組合指導部と闘って立ち上がった水島さんら若い青年労働者の心意気、女性労働者のパワー、基地内をデモする基地労働者の勇姿。これらを想像するだけで、憲法改悪と戦争をとめ、基地をなくし、安倍を倒す力は、労働者・労働組合にあることを強く強く感じました。
水島さんは最後に「改憲と戦争をとめるためには労働者の闘いが必要だ。沖縄の青年が今、解雇と意気高く闘っている。5月沖縄行動にぜひ来てほしい。国際連帯の力で米軍基地を撤去しよう」と訴えました。交流会では「九州からも代表を送ろう」という話になり、集会に参加した仲間が5月沖縄行動に参加することが決まりました。
集会では、続いて九州の労働者2人が発言しました。国鉄1047名解雇者の羽廣憲さんは「集団的自衛権容認と辺野古新基地建設は、日本が安倍のもとで戦争をやろうとしているということだ。これをもたらしたのは国鉄分割・民営化から始まった新自由主義。安倍と新自由主義を倒そう」と訴えました。教育労働者は福岡市教組で年度末に起こった過労死に触れ、「教育改革粉砕、過労死と闘う組合をつくろう」「改憲と戦争、民営化を阻むのは職場から」と訴えました。集団的自衛権の容認を絶対に許さず、安倍政権打倒へ向けて意気の上がる集会となりました。
(福岡 川口宏)