第14期党学校で

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週刊『前進』06頁(2631号06面04)(2014/05/12)


第14期党学校で

主体的に学んで実践し得た課題さらに学習する 中村健志

 2013年の激動の情勢とその中での党の決断と飛躍と一体となった党学校だったと思います。一般的な「理論学習の場」ではなく、講師・参加者が歴史的・日常的な、職場と党活動の実践や苦闘をフルに持ち込み、問題意識を鋭く交わし合う、刺激的でまさに党建設そのものだったのではないでしょうか。
 現在われわれに求められていることは、資本主義社会の中で分断・対立させられている「理論」と「実践」の乖離(かいり)を止揚していくことだと思います。マルクス主義とは本来そういうものだとも思います。労働者階級が資本との日常的な闘争に勝つためには、新聞やニュース、読書などをとおして、時代の動きに絶えず食らいつき、敵の攻撃の本質を読み解く力が求められます。
 一方で、では敵の攻撃にいかに勝ち抜くかの答えは、一言で言えば「党と労働組合の一体的建設」ではありますが、その中身は本当に豊かなものを含んでいること、すなわち答えは労働者階級の中にあるということではないでしょうか。
 理論学習をとおして一般的にどんな知識を得たかよりも、いかなる立場で理論学習に臨むか、そこですでに勝負はついていると思います。理論だけでもダメ、実践のみでもダメだということだと思います。
 主体的に学び、積極的に実践し、実践で得た課題からまたさらに学習を進めるというサイクルを全党の共同の事業として貫くことが、マルクス主義の復権と、真に労働者階級を獲得できるような党の建設につながると感じました。

拠点を建設して階級の指導部になり革命勝利へ 安井知子

 「何のために党の歴史を学ぶのか? 過去をなつかしむためではなく、これから本当の勝負に打って出るためにこそやるのだ!」ということで受講しました。
 革共同は反帝国主義・反スターリン主義をかかげて創成され、その中心は20代、30代の若い青年たちだった。
 革共同は、3全総路線で①戦闘的労働運動の防衛、②地区党建設、③統一戦線、を大きく打ち出した。その後、反革命カクマルとの闘いへと突入するが、同志たちのものすごい戦闘性と革命性で圧倒的に勝利した。
 動労千葉のクビをかけたストライキは、三里塚農民の圧倒的信頼をかちとり、労農同盟が結ばれてきた。「階級的労働運動」として闘い抜かれてきた動労千葉の闘いは、11月集会にみられるように、国際連帯闘争へと拡大していきました。
 そして「現代革命への挑戦」として闘い抜いた都知事選の勝利の地平に立って、私たちは国鉄10万筆署名に取り組んでいます。その活動の中で、その人が抱えている問題が浮かび上がります。その人の目の輝きや一言の中に何が含まれているのかを見逃さないで討論し、これをすべて組織していこうと思っています。日常的な信頼関係、団結を拡大する中で、自己解放的な闘いに必ず決起すると確信をしています。それはすでに開始されています。
 階級的労働運動路線で労働組合をよみがえらせる中で、この1年間の学習をふまえて拠点を建設し、プロレタリア革命の勝利にむかって階級の指導部(リーダー)として立つことが、私の「現代革命への挑戦」です。
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