団結ひろば 投稿コーナー
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8時間労働制要求の原点に立ち5・1集会 岡山労組交流センター 永山公二
5月1日、14メーデー行動として、昨年に続いて岡山大学病院・医学部構内での昼休み集会、夕方の岡山駅前での街頭宣伝、JR支社包囲デモを取り組みました。
昼休み、岡山大学医学部生協食堂前で国鉄解雇撤回最高裁10万筆署名を呼びかけました。短時間ながら37筆の署名が寄せられました。
「1年契約なので毎年雇用が心配」という事務職の派遣労働者。ふくしま共同診療所ののぼりに目を留め「子どもたちを放射能から守らなければ」という医師。署名しながら口にする言葉から、10万筆署名が職場の現実、今この瞬間の社会の現実と真正面から切り結ぶものであることが明らかになりました。
岡山大学病院では、一部の病棟に連続13時間拘束の長日勤・長夜勤の導入が強行されました。130年前、8時間労働制を要求して立ち上がったメーデーの原点に立ち返り、8時間労働制の解体、「残業代ゼロ」で命と安全を削る長時間労働を強制する経営・病院当局に絶対反対の怒りをたたきつけるメーデー集会として闘いました。
夕方からはJR岡山駅前に場所を移し、10万筆署名を訴える街頭宣伝と、JR岡山駅からJR岡山支社に向け、動労西日本の山田和広書記長を先頭に解雇撤回・契約社員制度廃止を訴えるデモ行進を行いました。
先立つ4月26日の連合岡山のメーデー集会、全労連系5・1メーデー集会でも、それぞれ100筆を超える国鉄署名が集まりました。
安倍倒せ!広島でも闘うメーデーが復活 広島連帯ユニオン青年部 庄司嘉人
安倍政権と闘うメーデーが広島でも復活した。5月1日正午、青年を先頭に労働者30人が広島市中区八丁堀・京口門公園に結集し、デモに出発した。多くの労働者が年休を取って参加したことで、誰もが自己解放感にあふれていた。
県庁、オフィス街、NHK、中央郵便局、市役所などの職場を通り「解雇撤回! 闘争勝利!」「非正規撤廃!」「安倍政権を打倒しよう」「団結すれば必ず勝てる」とリズミカルなコールを発しながら進んだ。青年労働者が牽引(けんいん)するデモの隊列は、圧倒的な注目を集めた。
この日、早朝から県庁、市役所、草津病院に出勤する労働者にビラをまき、県労連メーデーの参加者に国鉄解雇撤回10万筆署名を呼びかけ、260筆が集まった。4・26連合メーデーの140筆と合わせ400筆だ。
恥ずかしげもなくメーデーの場に姿を現した安倍首相と、それに屈服した連合幹部に対し、署名に応じた労働者は皆、「労働者を何だと思っているんだ!」と怒りをたぎらせていた。かつてない情勢が到来している!
デモ終了後に5・1メーデー集会を40人の結集で開催し、14春闘を闘いぬいてきた労働者が続々と発言した。
圧巻だったのは、解雇攻撃をはね返した当該の発言だ。広島連帯ユニオンは、この間、2人の青年労働者へかけられた解雇攻撃を相次いで撤回させる大勝利をもぎ取っている。「解雇をけっして一人の問題だとは思わなかった地域の労働者との団結があったからこそ、撤回させることができた。一度ひっくり返した会社との力関係をひっくり返されないように、これからも闘っていきたい」との力強いアピールに、会場は一気に沸き、集会は大成功した。
介護労働者の反合・保安闘争をつくる 千葉・介護士 戸崎紗希
高齢者介護施設で働いています。介護士は最も離職率が高い職種の一つ。介護保険導入後の低賃金、強労働、非正規職化は新自由主義の典型。労働者は青年層と高齢者に二分化してきている。
先日、2人の子を持つ42歳の男性労働者が私に「妻に『生活が成り立たないから他職種に職を変わってくれないか』と泣きつかれた」と言ってきた。私が「組合つくってストライキをやって賃上げをかちとろうよ」と激励したら、彼は「大学を卒業したら就職氷河期への突入期のまっただ中であらゆる職種を転々としてきた」と職歴を語ってくれた。労働組合なんてイメージすらできないと嘆いていた。
腰や肩を傷めたり、メンタル的にボロボロになって泣く泣く職場を去る労働者は後を絶たない。だからこそ労働組合なのだ。今の職場に来てから一年がたち、やっと飲み会を組織できるところにきた。今、「いやなことはいやだとハッキリ言っていいんだ、できないことはできないと言おう」と呼びかけている。
人手が足りないからと午後の排泄(はいせつ)回りを1回けずらせた。職場支配権を労働者の手に取り返したい。夜勤のコール対応もどうしたら労働者側の負担を減らせるかを仲間と相談している。利用者のためという美辞麗句には欺瞞(ぎまん)がつきまとう。
介護労働者が生き生きと働けていないところでは虐待の温床と化す。介護労働者の反合・運転保安闘争路線をつくり出したい。
「たちかぜ」裁判傍聴し兵士との団結誓う 東京 高村宏信
4月23日、護衛艦「たちかぜ」裁判の控訴審判決があり、傍聴した。
今、全世界の軍隊で戦闘ではなく、いじめや隊内集団暴行によっても若い兵士の命が失われている。日本でも「たちかぜ」裁判以外に「命の雫(しずく)」裁判やイラク派兵隊員の国家賠償訴訟があり、自衛隊の崩壊とさらなる凶暴な侵略軍隊化に対する非妥協的対決点が存在していた。
海上自衛隊横須賀基地の護衛艦「たちかぜ」の乗組員だった1等海士(21)が04年に自殺した。両親が「これ以上自衛隊員の自殺を増やしたくない」と自衛隊の責任を追及する裁判を起こし、10年間闘われてきた。二審で、現職自衛官(3等海佐)の内部告発によって自衛隊が隠し持っていた資料(イジメに関するアンケート調査など)が明らかになり、両親側が逆転勝訴した。
原告のお母さんが裁判後の報告集会で訴えた。「感無量です。勝っても息子は戻ってきませんが、この裁判で生きた価値を求めてきた。命の責任だけはとってもらいたいと無念をはらすつもりで裁判をやってきた」
この1年間、欠かさず傍聴してきたが、家族の怒りは非和解であることを強く感じた。自衛隊兵士・家族の決起に連帯し、団結する闘いがありました。家族の怒りと団結! 立ち上がる兵士たちと団結しよう。
『前進』を活用し青年たちと組合づくり 東京東部 浜崎ゆたか
月1回のペースで青年層を含む組合員数人で『前進』フラクションを行っている。その青年は「活字よりもネット」の人で、いつも世代のギャップを感じていました。
4月のフラクは月曜日で、発行されたばかりの『前進』を手渡したのですが、ちょっと驚いたことに、その彼が「韓国のフェリー事故も、やっぱ新自由主義が背景にあるんですよね」と言いました。今回の『前進』には間に合っていないが、動労千葉を支援する会から来たメールにあった「船長は非正規職だし、廃船寸前の船舶を規制緩和で使っていた」ことを言うと、彼は納得しました。
月1回のフラクで『前進』の論文・記事を読み合わせすることで、彼の中に「わが路線」が形成されつつあるのかなと感じました。
『前進』の記事は組合運動に使えます。現在、上部団体から「戦争をさせない全国署名」(「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ)の指示が来ていますが、組合員の理解を助けるため、指示文書の裏面に『前進』2627号に載った「集団的自衛権」と「国連憲章51条」の解説記事をそのまま付けて署名用紙と一緒に組合員に送りました。これからも『前進』を組合運動にどんどん活用していきたい。