救援連絡センター総会
　法政大学 増井君が勝利報告

　救援連絡センターの総会が３月29日、渋谷勤労福祉会館で70人の参加で行われた。第１部として総会が行われた。代表弁護士の葉山岳夫さんが「１９６９年３月29日に発足してから今年で45周年。国家権力の弾圧には思想信条、政治的見解を問わず救援する原則を掲げて45年間闘ってきた。安倍政権は特定秘密保護法の強行採決、新たな捜査手法の導入、盗聴、とりわけ室内盗聴、司法取引、黙秘権の実質的否定、共謀罪の制定をもくろんでいる。45周年を契機に人権擁護のためにみなさんと一層団結して闘う」と発言した。
　山中幸男事務局長が活動報告と今年の活動方針を提起、承認された。長谷川英憲さん、三里塚野戦病院の大熊寿年さん、三角忠さんら４人の新運営委員が承認された。
　第２部では四つの弾圧との闘いが報告された。
　法政大暴処法（暴力行為等処罰に関する法律違反）弾圧で無罪確定をかちとった元被告の増井真琴君が報告。「09年５月の不当逮捕以来の獄中闘争と５年間の裁判闘争の末の完全勝利です。法政大学は看板の共同損壊をデッチあげ11人を逮捕しました。私たち被告団が無罪をかちとった核心は三つです。一つは完全黙秘。黙秘は自分を守り仲間を売らない、圧倒的に正しい路線です。二つは法大ＯＢのＩ君の法廷での宣誓拒否。三つにキャンパスや職場・地域での闘い。私たちの無罪は被告団だけの勝利でなくすべての闘う人民の勝利です」と力強く報告した。
　デッチあげ無期攻撃と闘っている星野文昭さんの家族、星野暁子さんは「39年間獄中を強いられている星野文昭を取り戻すために再審を求めて運動しています。袴田さんの勝利は本当にすばらしい。星野再審で全証拠の開示を要求して闘っています」と訴えた。
　第３部のシンポジウムでは、警備公安警察の実態について３人のパネラーが報告した。
　階級的労働運動の前進で救援連絡センターを維持・発展させよう。