団結ひろば 投稿コーナー
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●国労デモに新津製作所内から歓声と拍手 新潟・自治体労働者 S
3月10日の新津車両製作所子会社化反対の国労デモに参加しました。解散後の道すがら、星野文男国労新潟県支部執行委員が「組合員が息を吹き返した」と目を潤ませていたことが印象的でした。実際、私が知る組合員は生き生きとシュプレヒコールをあげ、国労であることに誇りすら感じているようでした。
体制内指導部は今回のデモを屋内集会にとどめようとしました。しかし現場組合員には外注化と国労の現状への怒りや危機感が強く、これと国労共闘が結びつきデモが実現されたと思います。
国労の隊列に市職労、県職労、高教組と労組交流センターに続いて、JR職場から数人の青年も参加しました。しかも、総勢90人のデモに製作所内から青年たちが歓声をあげ、拍手するという誰も予想しなかった感動的な事態が起こりました。
最も激しい攻防にあるJR職場でこんなことが起こっているのです。
「虫食い」のように進められてきた外注化が、職場丸ごと320人を転籍前提で出向させる激しい攻撃となっています。
労働者は新自由主義の凶暴化に怒り、体制内指導部の制動を超えた闘いを求めています。これは特別なことではなく自治労、郵政、教労を始め全産別で起こることではないでしょうか。最高裁署名の広がりはそれを示しています。
階級的労働運動路線、国鉄決戦が時代を揺り動かし始めました。
●労働者を元気にする解雇撤回10万筆署名 動労千葉を支援する会・新潟 N
地区での国鉄10万筆署名は3千を超えました。
2〜3月過程で労組の集会などに積極的に登場し、署名を訴えました。2・11平和センターの集会で90筆、2・22日米共同訓練反対集会で80筆、2・23新津車両製作所の子会社化反対のJR新津駅前街宣で30筆、3・1地公労の春闘集会で180筆、3・8市職労定期大会で80筆、3・14自治労県本部臨時大会で40筆を集めました。3・29「立憲主義と憲法9条を守る県民集会」では1時間でこれまで最高の296筆を集めました(写真)。行列ができるほどで参加者の3分の1は署名、カンパに応じました。「まだ頑張っているんですね」「親父も国労だった。頑張って」と手応えは十分でした。
かつて「4・9和解」を推進し、私たちの解雇撤回署名に集会妨害だと介入してきた共産党系の活動家は黙って通り過ぎるだけ。これまで署名に応じなかった4・9和解派の市議会議員は「皆さん方はよくやるよ」と署名に応じました。
動労千葉が地裁と高裁で「不採用基準」を不当労働行為と言わせたことが、4・9和解などによって「改革法には勝てない」と思わされてきた労働者を元気にしていると思います。さらに、新自由主義が一層激しく労働者を襲う中で、それに対する怒りと結びつく国鉄解雇撤回闘争の内容的豊かさによると思います。
この間の教訓は、集会に登場し訴えることで署名数が飛躍的に増えることです。
●久留里線の削減反対ツーマン運転に戻せ 千葉 上総一郎
3月15日のダイヤ改正でJR久留里線は久留里駅―上総亀山駅間で3往復が削減されました。久留里線は木更津を起点に房総半島の中央部を走る超ローカル線です。1時間に1本ぐらいしか走らないのに、昼間は5時間以上も列車が来ないなんて絶対に許せません。体調を崩し学校を早退する生徒はどうやって帰ればいいのでしょうか。クラブ活動もままなりません。木更津方面の病院に行きたくとも、お年寄りは容易に行けません。
JR資本は分割・民営化以降、人員を極限的に削減し、鉄道業務を外注し安全を置き去りにしています。もうからない路線はどんどん本数を減らし、廃線に向かっています。昨年3月のダイヤ改正では久留里線のワンマン運転を強行しました。これに対し、動労千葉の皆さんの粘り強い闘いで3本をワンマンからツーマンに戻させました。
「利用者が少ないから廃止はやむを得ない」「採算が合わないから外注化は時代の流れ」というのは資本家の理屈でしかありません。久留里線などローカル線は駅の設備も旧式で、乗客の安全は人員に頼らざるを得ません。それを運転士1人で列車の運行はもちろん、乗客の安全も確保し運賃の精算もするなど大変です。
私たち動労千葉を支援する会は新10万筆署名運動を強め、動労千葉の皆さんと一体となり、久留里線削減に反対しワンマン運転を全部ツーマン運転に戻すまで闘います。
●反原発集会で共同診療所カンパ5万円超 NAZENみやぎ A
3・11反原発福島行動に続き、3月16日、仙台市で「NO NUKESみやぎ」が行われ、県内労組や市民団体を始め2千人が「女川原発再稼働反対! すべての原発をなくせ!」と声を上げました。NAZENみやぎも賛同団体としてブースを出し、ふくしま共同診療所への支援を呼びかけました。
甲状腺エコー検査などの様子、仮設住宅での健康相談、診療所報告会の写真パネルに多くの参加者が足を止めて見入っていました。「報道ステーションで見た」という多数の人、「福島医大に反対なのね。こういうところを探していたの」という年配の女性、「宮城でも甲状腺検査をやるように行政に求めている」という若いお母さん、知人から預かった3万円を持ってきた人など、約2時間で5万円を超えるカンパが寄せられました。
「放射能と関係ない」とあくまで主張する福島医大、福島県、政府への激しい怒りとともに、県と真っ向から闘う診療所は福島の希望のともしびだとあらためて感じました。
集会には女川原発反対同盟の阿部美紀子さん(女川町議)も参加し、「8月10日、女川現地で原発反対の集会を開催する」と結集を訴えました。集会後のデモ行進では沿道で一緒にこぶしを上げてコールをする中高生もいました。
NAZENみやぎは毎月、診療所を支援するカンパ街宣を行っています。労働者民衆の生きぬく拠点を支えましょう。
●資本との一体性自慢する労組執行部は敵 ねんきん労組組合員 C
年度末で職場の契約社員1人を始め、全国で多数の非正規職員が雇い止めになったが、ねんきん機構労組は「別の人員を新たに採用する」ことを「雇用問題の解決の前進」と宣伝している。許し難い労働組合である。
怒りを募らせ、労組本部に質問状を出した。その回答を紹介したい。
「本部大会で理事長、労務担当部長に来賓としてあいさつさせ、機関紙に掲載するのか」という質問には、「健全で良好、対等な関係を内外に示す」「全厚生(共産党系)との相違を明らかにする」「要求実現のために力で当局をねじ伏せる手法は通用せず、労使自治の確立と労使の信頼関係を構築していく」との回答だ。連合路線=労使一体を臆面(おくめん)もなく展開している。
「労基法や労働安全衛生法、雇用保険法違反を行政官庁に申告することが、就業規則の『不正、不当な行為により日本年金機構の名誉を汚してはいけない』にあたるか」には、「機構管理者が判断するもの......一般論で答えられない」。当局と一緒に違法行為を握りつぶし、内部告発はさせないと表明したに等しい。
かつての向坂協会派の拠点は社会保険庁解体とともに消滅した。組合本部は「JAL闘争の署名に取り組むな」と指令まで出している。だからこそ闘うことが必要です。矛盾が必ず労働者を団結させる。執行部は打倒すべき敵である。