闘いは進む 青年の職場から 郵政 事故の責任は会社にある! 要員不足に反撃 沖縄 仲間 結
週刊『前進』06頁(2628号03面03)(2014/04/14)
闘いは進む 青年の職場から
郵政 事故の責任は会社にある! 要員不足に反撃
沖縄 仲間 結
要員が足りない! 郵政で働く仲間の誰もが思っていることではないでしょうか?
私が働く郵便局も、まったく余裕のない状態で業務が行われています。
もともと要員不足の現状なのに欠員が出ても補充がない。現場が管理者や組合に必死になって訴え、1年以上もたって補充があればいい方です。離島の場合は、いまだ補充もありません。
ただでさえ業務量が多くて超勤なしには終わらない配達区域を、「適正にする」として調整が行われようとしている所もありますが、会社はけっして要員を補充しようとしません。それどころか「あそこの区域はまだ余裕があるからそっちに郵便物を回せばいい」とめちゃくちゃなことをやってくる。それを体制内労働組合の執行委員が率先協力して行う始末です。
そういった中で現場は要員不足をとにかく必死になって埋めていくしかない状況です。仲間の負担を減らそうと応援でとにかくのりきっていく。
こんな日常ではちゃんとした仕事などできるわけもなく、超勤の恒常化、交通事故・郵便事故の続発へとますます悪い方向に転がっていきます。
「このままでは誰かが死んでしまう」。そういった危機感すら出るくらい続発する交通事故に対し、「非常事態宣言」が会社から出されました。しかしその中身は現場への責任のなすりつけでしかありません。
事故の発生に対し、職場の仲間が「『焦り』『急ぐ』『物の多さ』でそうなってしまう。要員が足りないからだ。余裕がほしい」と訴えれば、「それは事故と別問題だ」と局長が切り捨てていく。誤配は日常的になり、誤配をした者だけが責められる。仕事が「できる」「できない」で班の仲間が分断させられ、一つの班で数人がメンタル面で休職してしまうことも起きました。
「事故・ミスの責任は会社にある」「組合は闘おう」。支部オルグの中で一人の仲間が『前進』の記事を引用し発言しました。
「郵政こそ反合理化・運転保安闘争が最もいま求められている。仲間と団結し、労働組合が闘えば、絶対に職場の現状は変えられるんだ。自分たち労働者は職場も、社会も変えていくことができるすごい存在なんだ」と訴えてきて団結した仲間です。「闘う労働組合をよみがえらせよう」「支部・分会から変えていこう」と実践的に闘いが始まっています。その仲間がIJBS労組書記長の解雇撤回門前闘争にともに立ち上がりました。
「会社第一と思ってきた。でも疑問もあった。革共同と接することで考えが変わってきた」「仲間を増やそう。組合を変えよう」。さまざまな機会で接してきた仲間たちから数多く聞いてきた言葉です。階級的労働運動を闘う拠点の建設へ、この団結をさらに拡大させていきたいです。
5月沖縄闘争へ職場の仲間との団結を拡大し、沖縄から昨年を倍する郵政からの結集を目標にして奮闘中です。