星野さん解放4・12討論会へ〈中〉 全労働者の中に星野闘争を
星野さん解放4・12討論会へ〈中〉
全労働者の中に星野闘争を
2〜3月闘争の高揚は改憲と戦争に突進する日帝・安倍政権と新自由主義を打倒する2014年決戦、さらには2010年代中期決戦の展望を激しく押し開いている。
星野奪還を地区党の正面課題に
激動の14年、星野同志奪還の勝負をかけよう。新自由主義攻撃と非転向で闘う星野同志の闘いは、国家権力を徹底的に追い詰めている。再審闘争は、権力のデッチあげを全面的に暴く地平をかちとって前進している。労働者階級が星野同志奪還を自らの闘争課題へと押し上げ、全証拠開示運動が全人民的な広がりをもってうねり始めた。
無実の星野同志を39年も獄中に閉じ込めている権力への怒りは、労働者階級人民の新自由主義への根底的怒りと一体だ。国鉄・反原発・改憲・星野の4大決戦を爆発させ、星野同志奪還の100万人民の運動をつくり上げよう。
星野同志は、1971年11・10ゼネストに決起した沖縄労働者人民と連帯して、11・14渋谷闘争に決起した。当時の佐藤政権は、沖縄「返還」協定の批准を強行するために1万2千人の機動隊で渋谷の街を制圧し、これを突き破らない限り、反対の声ひとつあげられない状況だった。
当日決起した部隊の中で星野同志を先頭とする200人の労働者学生は機動隊の壁を突破し、渋谷で待ち受ける人民と合流して深夜まで闘い抜いた。沖縄「返還」政策を根幹で打ち破り、70年安保・沖縄決戦の頂点をなす闘いをやり抜いたのだ。
70年安保・沖縄決戦は、職場で社共既成指導部の制動を打ち破り、資本との非和解の闘いに決起した青年労働者が、学生と一体となって、戦後日帝の存立基盤であった日米安保体制を根底から揺るがす闘いだった。これに心底恐怖した日帝・国家権力は、完全なデッチあげで星野同志を無期懲役としたのだ。
この許しがたい弾圧に対して星野同志は39年間、労働者階級を心の底から信頼して不屈・非転向で闘い、獄中から「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現を呼びかけている。暁子さんは星野同志と一心同体で闘っている。
「命より金」の新自由主義は、民営化・外注化、総非正規職化の攻撃を労働者に加え、生きて行けない現実を強制している。この現実の中で、星野同志・暁子さんと出会い、星野同志の生きざまに希望を見いだし、自ら闘いに決起する労働者を次々と生み出している。星野同志奪還は、労働者階級の階級形成にとって決定的な闘いとなっているのだ。全国労組交流センターは、徳島刑務所デモや2・9渋谷大デモを全力で闘いとった。動労水戸の定期大会、東北春闘集会、茨城春闘集会で次々と「星野さんを取り戻そう」の決議が上がった。
今こそ、地区党の正面課題に星野奪還を据えよう。地区党が拠点労組を中心に地域のあらゆる労働者人民と結び付くことで、星野奪還闘争を100万人の大運動へ飛躍させることができる。これはまた、新自由主義の全攻撃と闘う地区党建設そのものでもある。
全証拠開示大運動をテコに星野奪還闘争の飛躍をかちとろう。この運動は「無実の証拠を出せ」という圧倒的な正義をもって国家権力と激突する全人民獲得性を持った闘いだ。
労働者階級の力で全証拠開示を
闘いは、証拠開示を巡り重大な攻防に入っている。昨年12月25日の三者協議で東京高裁にネガの開示を勧告させる決定的な前進をかちとった。しかし、検察官は「ネガのスキャニングに失敗した」と称して、いまだに開示を実行していない。ふざけるな! 星野同志を39年間も刑務所に閉じ込めながら、なお無実の証拠を隠し続けているのだ。星野同志は「殴打」などしていない。その決定的な証拠をあくまでも隠そうとする東京高検を絶対に許すな!
全証拠開示大運動の力で証拠開示をかちとり、星野同志の再審無罪・解放を実現しよう。4・12全国討論会に結集し、6・8国鉄集会、6・29星野全国集会の歴史的な成功をかちとろう。
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全証拠開示・星野さん解放全国討論会
4月12日(土)午後2時開会
渋谷勤労福祉会館第1洋室
主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議