２０１４年日誌　3月18日～24日
　ロシアがクリミア編入／汚染水、浄化されずタンクに

●ロシア、クリミア編入　住民投票でロシア編入の賛成票が９割を超えたウクライナ南部のクリミアについて、ロシアのプーチン大統領は、ロシアに編入する条約をクリミア自治共和国首相らと結んだ。（18日）
●汚染水、浄化されずタンクに　東京電力は福島第一原発で発生する汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去設備「ＡＬＰＳ」で、試運転中の３系統のうち１系統で処理できなくなっていたと発表した。（18日）
●日本が対ロ制裁　日本政府はウクライナをめぐるロシアへの制裁として、ビザ緩和の協議停止などの措置を決めた。（18日）
●強制送還で急死、国敗訴　東京地裁は、４年前にガーナ人男性が成田空港から強制送還される際に急死したのは「東京入管局職員の違法な制圧行為による窒息死だった」と認定、国に約５００万円の支払いを命じた。（19日）
●米、対ロ制裁へ　オバマ米大統領は、クリミアを併合したロシア政府の関係者20人や銀行を対象とする制裁を発表した。金属やエネルギーなどロシア経済の基幹部門への制裁を可能とする大統領令に署名した。（20日）
●辺野古反対署名１万人超　世界の有識者らが沖縄県名護市辺野古に予定されている米軍普天間飛行場の代替施設建設の中止と普天間の即時返還を求めた署名が１万人を超えた。（20日）
●安倍首相、集団的自衛権を強調　安倍首相は防衛大学校の卒業式で訓示し、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認が必要との認識を強調した。（22日）
●北朝鮮が短距離砲発射　韓国国防省によると北朝鮮は短距離のロケット砲計30発を日本海に向けて発射した。４月まで続く米韓合同軍事演習を牽制（けんせい）する狙いがあると見られる。（22日）
●「強制連行」訴訟、原告千人規模に
　戦時中に日本に強制連行され過酷な労働を強いられたとして中国人元労働者らが日本企業２社を相手取り中国の裁判所に起こした損害賠償請求訴訟で、原告に加わる意向を示した被害者と遺族が千人近くに達していることが分かった。（22日）
●中国主席、安重根記念館を評価　中国の習近平国家主席は韓国のパククネ大統領との会談で、朝鮮独立運動家の安重根をたたえる記念館が中国に完成したことを評価し、パク大統領も感謝の意を表明した。（23日）
●ロシアのＧ８参加停止　主要国（Ｇ８）からロシアを除いた７カ国（Ｇ７）は、核保安サミット開催地のオランダ・ハーグで首脳会合を開き、ロシアのＧ８への参加停止を決めた。（24日）
●核物質の撤去、日米共同声明　日米両政府は、核保安サミットに先立ち、茨城県東海村にある核兵器級の高濃縮ウランとプルトニウムを「全量撤去し（米国で）処分する」との共同声明を発表した。（24日）
●ウクライナ軍、撤退決定　ウクライナは南部クリミア半島からウクライナ軍を撤退させると決めた。（24日）